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うれしいこと

 感染症の影響で思うようにできないこと、思うようにならないことが多い中でも、子供たちにとって「うれしいこと」はあります。「今日から早帰りなんだ!」「帰ってゲームしたいな」とは今週月曜日の1・2年生。やはり好きなことができることはうれしいことです。6月からの学校再開が決まり、「やっと学校に行ける!友だちと遊べる!」と再開を前に、そう思った子供たちもいるはずです。「明日からは4連休だ!今日一日、頑張るぞ!」と、子供たちだけではなく大人だってうれしくなります。その他にも誕生日やお正月のお年玉など、プレゼントにも子供たちは喜びを爆発させますよね。今日はもう一つ、子供たちにとっての「うれしいこと」の紹介です。
 今週から夏季日課になり、1・2年生は12時半下校、3年生以上は6時間授業で15時半下校の日課(ただし、3年生は水曜日と金曜日は12時半下校)で過ごしています。「1・2年生は12時半下校なのに、私たちは15時半下校なんて…」そんな高学年の嘆きが聞こえてきそうですが、私の所には全く届いてません。授業時数の確保で仕方がないことを子供たちはしっかりと理解し、取り組んでいる姿には本当に感心しますし、立派だと感じます。そんな日課で月曜日、火曜日と2日間過ごしました。エアコンを利用してはいるものの、ギラギラとした暑さの中の教室とは違い、涼しい陽気だったこともありますが、子供たちは一生懸命に授業に取り組んでいます。夏季日課中の特別な取組として、算数の復習授業があります。6時間目を利用し、月曜日は3年生、昨日は4年生でした。子供たちが下校した1・2年生の担任や担外の職員も各学級に入り、1クラスに担任も含めると4名の職員が入って、課題に取り組んでいる子供たちをサポートします。私も2日間、加わりました。3年生はプリント学習やドリル学習で復習に取り組みます。「わーっ、先生たちがたくさんいる!」とは子供たち。いつもの授業とは違う雰囲気のようです。終わった子が丸付けをしてもらったり、鉛筆が止まっている子には即、「どうした?」の声かけがあったり、つまずきがあったらアドバイスがあったり、流れが止まることはありません。プリントや課題が終わるごとに「よし!」という感じで子供たちの表情には満足感があります。45分でプリント4枚!「いつもだったらこんなに集中して取り組めない。まして6時間目」とは担任です。昨日の4年生は全て角の学習。分度器を使い角の大きさを測ったり、作図をしたり、正確さが求められる大事な学習です。「こんなに先生達がいるんだ。校長先生も」と、4年生も3年生と同じでした。どんどんプリントが進むとは行きませんでしたが、1つずつ丸が増えていきます。「ここは何度?」「どこの角を測ったらよい?」「残りのこの角はどうする?」と、1問1答のやり取りがあちこちで聞こえ、子供たちがうなずく様子が見られます。他の子供たちは黙々と課題に取り組んでいます。夏季日課中はノーチャイムなので、「はい、ここまでで終了!みんな頑張ったね!」と担任が声かけすると、「もう少しやりたかったな!」と子供たち。やりとげた満足感に浸っている様子が見られました。4年生の時は「算数が苦手」という子供たちの情報も職員間で共有し、積極的に関わることもしました。
 楽しい時間や嬉しいプレゼントも良いですが、学校という場所で味わえる「できた!」「わかった!」「終わった!」という達成感、満足感も、子供たちには嬉しいはずです。夏休みが短くなったこの機会に、わずかではありますがほんの些細な嬉しさを感じてもらいたいと思います。今日の5・6年生の子供たちはどんな取組を見せてくれるでしょうか(私は出張で不在なんです)?
 明日からの4連休は子供たちだけでなく、大人もやはりうれしいですね。まだまだ太陽ギラギラとはいかないようですが、蒸し暑さ、雨、…とスッキリしません。体調管理には十分に気をつけながら過ごして行きましょう。それともう一つ。「14」「13」はこの2日間の体温忘れの人数です。減ってはいますが、めざすは1けたです。連休明けの27日、子供たちのちょっとした頑張りで、数を減らせるよう支えてください!