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7月29日

 傘もささず、暑さも気にせず、マスクをつけていても余り気にせずに子供たちが登校してきた朝でした。この時間、校庭では体育の授業をしていますが、今日は日射しがない上に風も涼しく、子供たちは身体を動かすことを楽しんでいる様子です。昨日までの蒸し暑さや激しい雨という天候ではなく、ホッとする一日です。「もういい加減にしてほしい」これは昨日の朝、雨続きの毎日に対して気象予報士の方が言った言葉です。普段はどんな天候でも淡々と伝えて場面しか見ていないので、「もういい加減に」という言葉からは「気象予報士という立場でも、雨続きにうんざりしてるんだ」という思いが伝わってきたのでとても印象に残りました。それにしても本当によく降る雨です。被害も九州地方から新潟・東北地方へと移り、特に山形県の最上川が氾濫して、大きな被害を受けた映像が流れていました。「こんな大きな被害は何十年ぶりだ」と、呆然とした表情で話す住民の方がいました。実は私の両親も山形出身なので、山形には子供の頃から何度も訪れた所です。山形の夏の暑さも身に染みています。長い梅雨とは言え、来週あたりは関東、東北と明けそうな予報も出ています。となると暑さの中の復旧作業…これもまた大変なことです。新潟、東北地方、そして山形と、お知り合いの方がいらっしゃる保護者の方も多いことでしょう。本当にお見舞い申し上げます。
 学校で一日過ごすと何度か校舎内をグルッと回ることがあります。「学校で一番好きなところはどこですか?」と、子供たちからインタビューされると「廊下です!」と答えています。理由は廊下を歩いているといろいろな子供たちの授業中の様子や声が聞こえてくるからなんです。歩きながら教室をのぞくと、指で周りの子に「校長先生が来た!」と合図したり、ペコリとお辞儀をしたり、ソワソワ落ち着かなくなったり、…その度に指で黒板を指さし、「集中!」と合図をします。音楽室から教室へ戻る学級と遭遇。「○○、手洗いするんだよ」「あっ、忘れた」そんなやり取りがあり、習慣になってきていることに嬉しく思いました。そして6年生の英語ルームでの授業にも参加。黒板には「テスト」と書かれています。ちょうど今日はワークテストの日でした。他教科と同じ大きさのテストが配られ、子供たちは黙って両面に氏名を記入します。最初はリスニングのテストと思いきや、どうやら英語のテストは説明を聞きながら解答を記入していくやり方のようです。途中で退出しましたが、子供たちは黙って、真剣そのものでした。今週も夏季日課で、3年生以上は5時間目、6時間目と授業があり、低学年の担任がサポートに入る学習タイムへの取組も2週目になりました。昨日は4年生が小数のしくみや大きさの学習に取り組み、どのクラスでも何とかわかるようにしようとする姿が見られました。
 今日は7月29日、今週で7月も終わりです。来週まで続く1学期ですが、子供たちはよく頑張っています。「本当ならもう夏休み」という不満顔が感じられない子供たちに私たちが励まされています。「17→17→18」これは今週になっての検温&カード忘れの数です。今朝、検温に並んでいた3人組の一人は「初めて忘れちゃった!」とのこと。その悔しそうな姿からは「忘れないようにする」という気持ちが伝わってきました。「忘れたから検温しに来た」ことが当たり前になっていないことが大事です。減ったとは言え、「10数名」はまだまだ、減らすことができるという証です。子供たちに「大事な物は忘れない」力をつけていきましょう!子供たちをぜひ、励ましてください。