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1月27日 おにぎり 鮭の塩焼き 切り干し大根の煮物 すいとん汁 ぽんかん

校長検食簿より

今日の給食も給食週間にちなんだ献立である。おにぎり、鮭の塩焼きといえば、明治22年に初めて給食が提供された山形県鶴岡市(現在)の私立忠愛小学校で提供されたもので、今日の献立のメイン。すいとん汁も今では郷土料理のようであるが、戦時中の米の代替食として今日のようなたくさんの具が入っていなかった時代の給食との関係もある献立である。おにぎりに巻く海苔の香りがとてもよく、麦と白ごまの入ったおにぎりを一層美味しくしている。鮭の塩加減は弱めであるが、塩鮭特有の堅めの焼き上がりが昔を思い出される焼き具合で、おにぎりと相性もよい。すいとん汁にはすいとんと一緒にたっぷりの野菜が入って美味しい汁となっており、切り干し大根の煮物と一緒に野菜をたっぷりと摂ることができ、今は豊かな給食になっている。昔はお金や食べ物自体が無く、子どもたちの健康を守るために給食という制度ができた。制度ができて100年以上が経過した今は、食べることに困らないが栄養バランスをしっかりと摂れているかといった、新しい課題に給食を通した学びがつながっていくと良いと思う。