最近の出来事

柏市学力調査を行いました

今日、柏市学力調査を行いました。学力調査はなぜ行うのか、それは授業を改善していくために行うのです。それが最も重要な目的です。ですから、柏市の教育予算(税金)を使って調査をするのです。

子どもたちが調査を受けています。いわゆる子どもたちにとっては、今日は国語と算数のちょっと今までとは違うテストを受けたのです。子どもたちに結果が返却されます。それを見て、子どもたち自身が今までの学年で学習した内容がどれだけ身についているかを知って、足りない部分は学年内に自分の努力に反映をして欲しいですが、それ以上に先生自身が自分の指導を振り返り、改善して子どもたちにしっかりと力をつける授業にしていくことが大事なのです。

子どもたちが調査を受けているところを見に行きますと、一生懸命に取り組んでいました。校長室に集まってくる解答用紙を見ると、記述式が書けていない子が多いことが目につきます。

 

昨年度の資料を紐解いてみると、やはり記述式の設問や自分の考えを表現する設問で、全国や柏市平均よりも優位に低い結果が見られます。そして、分析にも先生方が次ぎのように記載しています。

・問われていることを理解し,回答することができていない。時間も足りない。

・感想・説明・意見の違いを理解できていない(区別できない)ため,文末の使い方が不十分。

・段落の構成が不十分で、文章全体の構成を考えて書くことができていない。

実際に、見えた課題を自分の指導改善に活かしているか・・・そこが、今、日本中の学校に求められているところです。今年の富勢小は、「子どもを主語にした、個別最適で協働的な学びをつくる」とし、「挑戦しやりぬこうとする子」を目標に、授業改善を進めてきました。子どもたちの解答はコピーをして、結果と照らし合わせながら具体的な改善に活かしていこうと思います。

文章や図やグラフを読み取り、人の考えを知り、自分の考えを持って、それを表現する。そのような力が身についているかが問われている時代。ドリル学習を何回もやることに意味があった時代とは大きく変わってきています。これからの時代を生きていく力の一部が今日の調査で問われていました。これから分析してまいります。