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子どもを主語にする授業を目指して先生たちが学ぶ・・
富勢小学校の校内研究(授業改善にむけた)は「子どもを主語にした算数指導のありかた」として、今日は外部から講師を招いての授業研究会を行いました。今日は4年2組と5年2組で授業を展開して、先生方が指導方法について意見を交換しながら学んでいきます。
4年生は概数の学習の終盤。2年後の修学旅行での買い物を想定して、1500円以内で買い物ができるように実際の日光のお店の値段表をもとにして、見積もりを立てていきます。
四捨五入、切り捨て、切り上げの3通りの概数をつくる方法をこの単元の学習で知りましたが、実際にはどう使えるの?というのが今日の学習場面です。
1500円から1400円の間で会計ができれば、500円クーポンをもらえます。1300円から1400円では300円クーポンが、1500円以上になると残念ながらクーポンは無しです。284円はどうする? 421円は?・・・
会計担当は、今日は4年生の先生と算数支援の先生がサポートしてくれています。会計をしてもらうだけではなくて、どのように概算をしたのかを説明しなければなりません。
学んだ振り返りは、スプレッドシートに書いて、みんなで共有をして、次の学習に活かしていきます。
5年生は、公倍数の学習で2つの数字の公倍数を学んだ続きに、3つの数の公倍数はどう見つけるか?が今日の課題になります。2と3と4の公倍数を小さい方から5つ見つけようとすることが課題です。
最初は一人で考えていく子ども、数人で相談しながら考えていく子ども・・・自分の学び方を選んで進んいきます。公倍数の出し方が見えてきたところで、グループになって公倍数を下から5つ探す方法を共有していきます。
2と3と4から12がキーワードになったようです。12,24,・・・・と倍数の見つけ方がみえてきました。
放課後の研究協議では、二つの授業についてグループに分かれ、あらかじめ授業を見たことから考えたことをスプレッドシートに記入し、それを元にしたブレーンストーミングを行いました。
その後は講師としてお招きした3人の先生方からアドバイスをいただきました。教育研究所の杉本アドバイザーからは、数学的見方・考え方からのご指導、千葉県教育庁東葛飾教育事務所指導室の津軽指導主事からは、個別最適な学び・協働的な学びという視点からのご指導、敬愛大学准教授の阿部先生からは、子どもを主語にした教育とはという視点からのご指導をいただきました。
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子どもを主語にする、ということへの挑戦は、指導観・学習観という「観」を捉えなおしていくことだと3人の先生方からの共通点があります。子どもを主語にという学校は、子ども自身が自分から学んでいく授業に変えていくことがなされていくようになり、それが、学力を向上につながりさらに学校も楽しい空間となり、不登校などの解消にもつながるということが、様々な調査からわかってきています。富勢小学校はそこを目指して挑戦しくスタートを切りました。
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