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日光伝統工芸 日光彫を体験しました

日光東照宮の彫刻にはじまった日光彫。その中でも特徴的なひっかき刀を使っての体験です。

最初にひっかき刀の使い方を学びます。

 

ひっかき刀の使い方がわかったところで、描いた来た下書きをカーボン紙を使って、お皿や板の上に写していきます。

 

写し終わったら、いよいよ掘り始めます。あとは、ひっかき刀の良さが現れる線をつくれるかどうか、真剣な彫が始まりました。

 

 

 

 

 

出来上がった作品はカメラマンに写真をとってもらいます。

 

片付けを終えて、最後に講師の日光彫の職人さんに日光彫の歴史や日光彫の特徴や良さをお話いただきました。

 

日光東照宮には5千体もの彫刻があり、その彫刻を彫に集まった彫師の人たちが、たんすや鏡などを掘り始めたのがきっかけで、390年もの長い歴史があります。鎌倉にも鎌倉彫がありますが、日光彫はこのひっかき刀で表現する線の強さや柔らかさが特徴なのです。なかなか後継者がいないことも、これから東照宮の彫刻を維持していくことも含めて課題だとおっしゃっていました。

終わったあとは、美化係が残って会場をきれいに掃除しました。

 

どんな作品を持ち帰るか楽しみに・・・いい線が出ている子がたくさんいましたよ。