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令和5年度校長室から
負けない心で 朗らかに(卒業式)【校長室から】
3月15日(金)第52回卒業式
春の日差しが暖かい青空のもと,第52回卒業証書授与式を挙行することができました。
114名の卒業生の皆さん,ご家族の皆様 本当におめでとうございます。
本校の桜です。秋元先生が卒業式に合わせて咲くようにしてくれました。ありがとうございました。
来賓控室
4年ぶりに来賓の方々をお迎えしました。
来賓の皆様
学校運営協議会 委員の皆様
とても優しいまなざしで見守って頂きました。
式辞でお話したことを少し紹介します。
コロナ禍の中で,三年間はできないこともたくさんありました。でも頑張り抜いた六年間でした。
皆さんはいつも優しい六年生でした。一年生のお世話頑張りましたね。追いかけられたり,追いかけたり,
時には,痛い目にあっても最後まで怒らず,面倒を見てくれました。一緒にこの体育館でお餅をついて,
一緒においしいお餅を食べましたね。よい思い出です。
こつこつと努力する六年生でした。
勉強・委員会活動・部活動では目立たない所で粘り強く努力する姿が見られました。
いつも,明るくてパワフルな六年生でした。修学旅行・運動会・音楽発表会・六年生を送る会 行事を重ねるたびに
成長し最後までやり抜く姿を頼もしく思いました。
私が一番心に残っているのはやはり運動会です。表現「足跡」あしあとで,これまでの運動会を振り返りました。
明るくがむしゃらに踊った年 誰も観客がいなかった年 できなかった年,その1つ1つの足跡を精一杯表現して
いました。力を出し切った時の達成感を味わい,みんなが笑顔でした。終わってから,何人もの方に「6年生の演技に
涙がでました」と声をかけられました。ひたむきさ,真剣さが人の心を動かすのだと改めて実感しました。いつまでも
心に残る思い出です。
最後の一年間は「自分から」を目標に,全員が一人一役の実行委員になって取り組みました。見事にやり遂げ,力を
つけました。その努力は絶対無駄にはなりません。どうか自信をもってください。
今日は,私が大切にしている「負けない心で 朗らかに」という言葉を卒業生の皆さんに贈ります。
私事で恐縮ですが,五年前に亡くなった私の母から学んだことです。母は脳出血で右手右足が不自由になりました。
二十年間在宅で姉と私で二人とも仕事をしながら介護をしてきました。でも母はいつも笑顔いっぱいで,生活を
楽しんでいました。障害に負けませんでした。亡くなってから気づいたのですが,「なんでこんな病気になって
しまったのだろう」「なんで私だけ」「こんなことにならなければ」という言葉を二十年間,一度も聞いたことが
ありませんでした。娘を思う母の優しさでもあり,母の強さです。障害に負けずに,だからこそと毎日を大切に
過ごしていたのです。母の姿を通して「負けない心で朗らかに」生き抜くことの大切さを教えてもらいました。
そして,母の負けない強さは,感謝の心と希望を創る生き方にあると思いました。多くの人に支えて頂いていたので
いつも「ありがとう」「ありがとう」と感謝の言葉を伝える母でした。感謝する心が,思い通りにならない日々を乗り
越える力となりました。
また,毎日を楽しんでいました。自分で楽しみをみつけて,自分で希望を創る生き方をしていたのです。心ひとつで
毎日が変わるということを教えてくれました。
六年生の皆さん,皆さんの中にも,この負けない心がもう育まれています。
思い通りにいかない時こそ「負けない心で朗らかに」乗り越えていってください。
最後に,ここにいる素敵な仲間をどうか大切にしてください。
そしてご家族も先生方も地域の方々も皆さんの応援団です。
特に高柳のこの地域の方々は,やなぎっ子のためにといつも心を尽くしてくれます。たくさんの体験学習・夏の猛暑
にはミスト,冬にはイルミネーションや餅つきなど,こんなに大切にしてくださる地域はありません。皆さんの成長を
信じ,応援し,見守って下さる方がたくさんいて,皆さんは幸せです。
中学校での活躍を心から祈っています。そして親孝行と高柳の地域への恩返しができる人になってほしいと願って
います。
入場してからずっと緊張していたようですが,本当に立派な態度でした。
私は,その原動力となったのは,この卒業式にむけての取り組みにあったと思います。
「卒業生 卒業証書授与式7か条」自分からこのような思いで,練習し当日を迎えたからだと思います。
予行や練習の時よりも更に素晴らしく最高の式になりました。 返事も姿勢も呼びかけも歌も。
さすが6年生。やなぎっ子は素晴らしい!!
後輩のやなぎっ子も必ず6年生をお手本に頑張ります!!
ご卒業おめでとうございます。遊びに来てね。