酒小日記

カテゴリ:2年生の活動

十月十日

「十月十日(じゅうがつとおか)」と書いて「とつきとおか」と読みます。
「とつきとおか」と聞いて,ピンとくる人もいるかもしれません。
「とつきとおか」とは,小さな命がお母さんのおなかの中にいる期間と言われています。

今日2年2組で,特別授業「いのちの授業」が行われました。
担任の先生が産前休暇に入る前に,保健室の先生と一緒に授業を行いました。

まず担任の先生から絵本「おへそのあな」の読み聞かせをしてもらいました。
おなかの中にいる赤ちゃんは,お母さんのおなかの中で,頭を下にして,
外の世界に出るのを今か今かと待っているそうです。
もしかしたら,「おへそのあな」から2年2組の子たちを見ているかもしれませんね。
ところで,おへそのついた動物ってどんな動物でしょうか?
答えは,お母さんのおなかの中で赤ちゃんが育つ動物です。
お母さんとへその緒でつながっている赤ちゃんは,
栄養や酸素,病気に負けない力をおなかの中でもらっているのですね。
 
次に,保健室の先生から絵本「お母さんがお母さんになった日」の
読み聞かせをしてもらいました。
赤ちゃんが生まれそうになると,お母さんのおなかが痛くなります。
陣痛の始まりですね。
お母さんは,赤ちゃんを産む準備をします。
赤ちゃんも,外に出てくる準備をします。
それを聞いた子どもたちの中から,「ぼくもお母さんの協力をしたんだな。」と,
つぶやく声が聞こえてきました。
 
最後に担任の先生からは,小さな命が誕生することでさえ奇跡。
おなかの中で「とつきとおか」無事に成長していくことも奇跡。
無事におなかの外に出てくるのも奇跡。
そして,2年2組のように学校に来て勉強することだって実は奇跡。
当たり前の事ではないんだよと伝えていました。
そういうことがわかっているから,家族,親戚や友人みんなが,
赤ちゃんの誕生を楽しみにしているし,喜ぶのだと伝えていました。

大きくなった担任の先生のおなかを眺めながら,
2年2組の子どもたちは元気に産まれてほしいと願っていることでしょう。

担任の先生と過ごすことのできる時間もあとわずかです。
そのわずかな時間を大切に過ごしてほしいです。