日誌

校長室より(令和2年度)

学ぶということ

 フランクルという精神科医は、ユダヤ人で、ナチスドイツの強制収容所経験のある人です。彼は「あらゆるものを奪われて、それでも人は生きる価値があるか」という問いに向き合い続けました。フランクルの結論は「人間は生きる意味を求めて問いを発するのではなく、人生からの問いに応えなければならない。そしてその答えはそれぞれの人生からの問いかけに対する具体的な答えでなくてはならない」としています。
 たいへん有名なことばですが、つまり、自分から意味を問うのではなくて、もう既に人生から問いかけられているのだから、それに応えなさいということです。人生という超越的なものに対して、自分で意味を見つける努力をせねばならないのです。
 それからもう一つ、坂口恭平という若いアーティストの言葉です。彼は自著の中で「自分のしたいことをしてはいけない」と書いています。おもしろいですね。ふつう大人はしたいことを見つけなさいとか、自分が進みたい方向に進みなさいと言いたがりますが、彼は絶対そんなことを言いません。じゃあどうするのか。「自分にしかできないことをしてください」。この言葉の意味はみなさんそれぞれで考えていただければと思います。

続・中学生からの大学講義1 学ぶということ 
「つながることと認められること」 斉藤 環 著 より抜粋 


GIGAスクール構想

GIGAスクール構想とは、2019年12月に文部科学省から発表されたプロジェクトのことです。GIGAとはGlobal and Innovation Gateway for Allの略です。柏市でもこれを受けて、次年度から各教室に一人一台のPCと高速大容量の通信ネットワークを整備することが決まり準備が進められています。中原中学校でも、生徒一人ひとりにGoogleのアカウントを取り、技術科の牧野教諭を中心に4月以降どんな取り組みができるのかを試行錯誤しながら始めています。パソコンはあくまで道具です。言ってみたら文房具のようなものです。配付されたところで使いこなせなければ全く意味がないと思います。だからこそ、今の段階からの準備が必要なのです。まずはGoogleのGSuiteのアプリがどこまで使えるのかを試行錯誤していきます。

https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm

「自灯明」

仏教には「自灯明」という言葉があります。自分自身を頼りとして生きていきなさいという意味です。ブッダが亡くなるときに弟子たちに伝えた言葉だそうです。「自分自身を灯火として、先の見えない暗闇のような人生を歩いていきなさい。自分以外の誰かを灯火として、誰かに前を照らしてもらって生きていたのでは、その誰かがいなくなり明かりが消えたとき、人は真っ暗闇のなかをさまようことになってしまう。だから他に寄りかかるような生き方はするべきではない」と、ブッダは人生の最期に言葉を残したのでしょう。アフターコロナとかウィズコロナという言葉が聞かれます。もとより変化の激しい今の時代を生き抜くためには自律した個人として、他と協働することが必要でしょう。そしてそのためには多様性を認めることが重要です。

中原中学校の4つのキーワード
Smile Diversity Update Challenge

 

マスクとソーシャルディスタンス


本来であれば今日7月20日は終業式のはずでしたが、今年度は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校措置の代替で8月7日まで1学期が続くことになりました。東京都では感染がさらに拡大しており、まだまだ予断が許されない状況です。やはり、手洗い、消毒、マスク、ソーシャルディスタンスを徹底するしかないのでしょう。Twitterで見つけた画像が分かりやすかったので紹介します。マスクの基本は「感染者が着用していると人にうつすリスクが減る」ですが、「未感染者が着用するとうつされるリスクも減る」ことがわかってきているという感じですかね。まあどうやって定量化したかはわかりませんが・・・。