令和6年度

今日の一枚 令和6年度

大切な歯を守るために…(2年生)

今日は,2年生を対象としてスペシャルゲストによる特別授業が開催されました。

柏八小の校医(歯科医)さんによる「歯のはなし」です。

野生の動物の歯の写真を子どもたちに提示するところから授業はスタート。

サメは,一生の間,何度でも歯が生え変わるのだそうです。(知りませんでした…)

さて,子どもの気持ちをぐっとつかんだところで,先生からの質問です。

「なんで,人間だけが歯を磨かなければいけないのかな?」

すかさずたくさんの子どもたちの手が挙がります。

「お菓子を食べるからじゃないかな…」

ある子が鋭い意見を言いました。

先生が言いました。

「甘いものが虫歯になるんじゃ何だよ。甘いものは,虫歯菌の大好物なんだ。」

「虫歯菌が甘いものを食べて,たくさんのうんちをする。それが酸なんだよ。」

「その酸が固い歯を溶かしてしまう。それが虫歯になるんだね。」

ちょっぴり難しいお話でしたけれど,子どもたちは真剣に耳を傾けていました。

画面には,歯磨きをさぼってボロボロになった歯の様子が,健康な歯の様子と共に映し出されます。

「うわあー,こんなのやだー」

一斉に子供たちが反応します。

「だよね,だから歯を磨かなければいけないんだよ。」

うーん,これば説得力がありますね。

栄養教諭もこの授業には参加しています。

子どもたちには何粒かの大豆が配られました。みんなで,一斉に口に入れます。もぐもぐ…

さあ,口の中で大豆はどう変化していくのでしょう。

 

「だんだん細かくなったよ」「だんだんやわらかくなった」「甘くなってきた気がするな」

ここでは,だ液の働きを学びます。

よく噛めば噛むほどだ液は分泌されること,だ液は虫歯の増殖を防ぐこと…。

大人が聞いていても,「なるほど」という話が満載でした。

最後に校医さんがこう言いました。

「どんなに甘いものをたくさん食べても,歯磨きさえしっかりすれば,虫歯にはならないんだよ。」

子どもたちは素直です。

「わかった,今日からしっかりみがく!」

なんと,授業が終わるや否や,子どもたちは歯ブラシを持って,我さきにと手洗い場に向かいました。

さて,子どもたちどんな感想を持ったかな?

 

☆これからは,歯みがきをがんばりたいです。どうぶつは,歯みがきがひつようないことを,今日はじめてしりました。歯みがきはだいじなんだなとわかりました。

☆よくかむと,虫歯のよぼうになることがわかりました。おうちの人に,どうぶつの歯のことをおしえてあげようと思います。

☆だ液はとてもよいことをしているなと思いました。歯みがきはとてもだいじだと思いました。これからはもっと歯みがきをします。

☆虫歯のことがよく分かった。歯みがきを毎日するよ。

☆ごはんを食べたら,ちゃんと歯みがきをやるんだな。わすれずに。どうぶつはかたいものを食べるからじょうぶなんだな。

 

人生100年時代。いつまでも自分の歯でおいしく食事がしたいものですね。

そのためには,1にも2にも丁寧な歯みがきです!

今日はとっても貴重なお話を聞かせていただきました。先生,ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

令和5年度まで

今日の一枚 令和5年度まで

未来に向かって…(6年生)

3月15日に令和5年度の卒業証書授与式が行われました。

卒業式は,6年生にとって,小学校生活最後のまとめの授業です。

子どもたちの様子はどうだったでしょうか。

「卒業生入場」の合図とともに,子どもたちは緊張の面持ちで入場してきました。

どの子も堂々としていて,晴れ晴れとした表情が印象的でした。

やはり,最大の見せ場の一つは,卒業証書授与の瞬間です。

この日の子どもたち,担任の呼名に応えて,素晴らしい返事をしていました。

緊張の面持ちのまま,檀上中央へ。皆引き締まった表情で証書を手にしていました。

緊張感と共に,忘れられない瞬間になったことでしょう。

そして,卒業の歌。

6年生は「ふるさと」「旅立ちの日に」の2曲をこの式に向けて練習してきました。

美しいハーモニーと魂のこもった,素晴らしい合唱でした。

また,それに応える5年生の発表も実に見事でした。

式を終えた子どもたちは,ほっとした表情で集合写真に収まっていました。

小学校生活を土台として,自立に向けてさらにたくましく成長していってほしいと願っています。

応援してるぞ,柏八小の卒業生たちよ!

 

(式辞で子どもたちにおくったはなむけの言葉)

卒業にあたり,巣立ち行く皆さんへのはなむけとして,先生が大切にしている言葉を送ります。

「他人と過去は変えられない 変えられるのは自分と未来」

例えば勉強が分からなくなったとき,「教え方が悪いからだ。」と,先生のせいにしたり,

友達との間でトラブルがあったとき,自分ではなく相手のせいにしたり。

大事な試験の時に,「ああ,もっと勉強をしておけよかった。」と後悔してみたり。

何か悪いことが起きた時,他人のせいにしたり,過去を悔やむだけで終わってしまったりすることは,

よくあることです。

できなかった理由を人のせいにしたり,過去を悔やんだりすることは簡単です。

なぜなら,自分は何も変わる必要がないからです。

でも,それでは何も変えることができません。

先ほどの例で言えば,勉強が分からなくなった原因は,自分の中にもあります。

友達とトラブルになった原因の一部は,必ず自分の中にもあります。

だとすれば,人のことをとやかく言ったり,くよくよ過去を悔やんだりする前に,

自分を変える勇気を持つことです。

昨日がんばれなかったのなら,今日がんばればいい。

練習不足で合格できなかったのなら,今日から練習を積んで,次にリベンジすればいい。

友達とのトラブルを解決したかったら,自分から歩み寄って,友達への関わり方を変えればいい。

これから先の未来なら,私たちはいくらでも自分の力で変えていくことができるのです。

「自分と未来を変える」ことに目を向けて,力を尽くすことができる。

そんな,タフでしなやかな大人に育ってほしい。先生はそう願っています。

まずは,中学校生活です。自分の力で明日を切り開いていってください。