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未来に向かって…(6年生)
3月15日に令和5年度の卒業証書授与式が行われました。
卒業式は,6年生にとって,小学校生活最後のまとめの授業です。
子どもたちの様子はどうだったでしょうか。
「卒業生入場」の合図とともに,子どもたちは緊張の面持ちで入場してきました。
どの子も堂々としていて,晴れ晴れとした表情が印象的でした。
やはり,最大の見せ場の一つは,卒業証書授与の瞬間です。
この日の子どもたち,担任の呼名に応えて,素晴らしい返事をしていました。
緊張の面持ちのまま,檀上中央へ。皆引き締まった表情で証書を手にしていました。
緊張感と共に,忘れられない瞬間になったことでしょう。
そして,卒業の歌。
6年生は「ふるさと」「旅立ちの日に」の2曲をこの式に向けて練習してきました。
美しいハーモニーと魂のこもった,素晴らしい合唱でした。
また,それに応える5年生の発表も実に見事でした。
式を終えた子どもたちは,ほっとした表情で集合写真に収まっていました。
小学校生活を土台として,自立に向けてさらにたくましく成長していってほしいと願っています。
応援してるぞ,柏八小の卒業生たちよ!
(式辞で子どもたちにおくったはなむけの言葉)
卒業にあたり,巣立ち行く皆さんへのはなむけとして,先生が大切にしている言葉を送ります。
「他人と過去は変えられない 変えられるのは自分と未来」
例えば勉強が分からなくなったとき,「教え方が悪いからだ。」と,先生のせいにしたり,
友達との間でトラブルがあったとき,自分ではなく相手のせいにしたり。
大事な試験の時に,「ああ,もっと勉強をしておけよかった。」と後悔してみたり。
何か悪いことが起きた時,他人のせいにしたり,過去を悔やむだけで終わってしまったりすることは,
よくあることです。
できなかった理由を人のせいにしたり,過去を悔やんだりすることは簡単です。
なぜなら,自分は何も変わる必要がないからです。
でも,それでは何も変えることができません。
先ほどの例で言えば,勉強が分からなくなった原因は,自分の中にもあります。
友達とトラブルになった原因の一部は,必ず自分の中にもあります。
だとすれば,人のことをとやかく言ったり,くよくよ過去を悔やんだりする前に,
自分を変える勇気を持つことです。
昨日がんばれなかったのなら,今日がんばればいい。
練習不足で合格できなかったのなら,今日から練習を積んで,次にリベンジすればいい。
友達とのトラブルを解決したかったら,自分から歩み寄って,友達への関わり方を変えればいい。
これから先の未来なら,私たちはいくらでも自分の力で変えていくことができるのです。
「自分と未来を変える」ことに目を向けて,力を尽くすことができる。
そんな,タフでしなやかな大人に育ってほしい。先生はそう願っています。
まずは,中学校生活です。自分の力で明日を切り開いていってください。