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校長室より③(22)師走の出来事②世界は広い!
12月12日(金)シカゴ大学大学院の生徒さんと先生が来校されました。事前の打ち合わせで、日本の教育に大いに関心を持っている方々と聞きました。教頭先生、教務主任の先生、教頭マネジメント支援員、そして週2日勤務しているITアドバイザーの力を得て、受け入れを無事に終えることができました。各ご家庭でシカゴ大学の方の話題はでましたか。
学校紹介では、日本の小学校教育のカリキュラム、本校は70周年を迎えたこと、給食のこと特に当日の給食が日本の絵本とのコラボレーションでしたので、そのことも紹介しました。教頭先生がご自宅から持ってきてくださり、とても楽しい絵本だと思いました。当日の昼休みには、こども司書による読み聞かせもありました。大学院生がさくらっこと一緒に授業を受け、一緒に給食を食べ、一緒に掃除も経験していただきました。さくらっことの時間は楽しく、驚くことばかりだったことでしょう。
授業参観後には、先生方の代表として、1年生の担任の先生、英語専科の先生が同席のディスカッションを行いました。柏市教育委員会の先生が通訳をしてくださいましたが、ここで大いに威力を発揮したのは、ITアドバイザーさんが用意してくださった翻訳アプリです。大画面にシカゴ大学の先生方の英語を日本語に、日本語を英語に翻訳してくれます。瞬時に自分たちの伝えたい言葉が相手にわかる言語で翻訳されるので、中身の濃い話し合いになりました。
さくらっこの普段の様子を見ていただいた中で、低学年の給食・清掃などの自律した姿に感心していただきました。アメリカとは違う日本の教育。アメリカは保護者による登下校の送り迎えですが、日本では自力で登下校する児童の姿にびっくり、清掃活動にびっくり、道徳の授業も不思議に思われたようです。あっという間の1時間のディスカッションでした。
柏市教育委員会の先生から、【柏四小の相手意識の高い素晴らしいホスピタリティに、私もとても感銘した】と言っていただきました。
後日、シカゴ大学の先生等から嬉しいメッセージを頂きました。
●大変有意義なお時間をいただき大変感謝申し上げます。学生たちも、帰り道ずっとそれぞれの経験を目をキラキラさせながら(子供のように!)共有してました。一生の思い出だって言ってました!朝早くから夕方遅くまで私たちのために細部に渡るご配慮いただき、感謝いっぱいです!
●とても心温まる歓迎、ありがとうございました。小学校の先生方、児童の皆さんに良くしていただき、学びの多い時間となりました。私自身も今の教育現場を見て大変勉強になりましたがシカゴスクールの学生さんたちにとっても有意義時間になったと思います。感染症も流行っている中、学生全員が参加でき、児童の皆さんと交流できて何よりでした。
多様性という言葉は一般的になりました。自分の常識が相手にとっては全く違うことを認め合い、仲良くすることの大切さを感じます。世界は広いなあと思います。また、改めて日本の教育の素晴らしさも再確認しました。さくらっこには、グローカル人材=【グローバルに物事を考え、ローカルに地域に貢献できる】大人に成長してくれるといいなあと強く思います。シカゴ大学の皆さん、柏四小にいらしていただき、本当にありがとうございました。刺激を頂いた学校訪問でした。
このように令和7年も充実した一年を過ごすことができたのも、さくらっこの頑張り、そして先生方の奮闘、保護者の皆さん、地域の皆さんの協力に支えられた毎日に感謝しています。来年もどうぞよろしくお願いします。
終業式の後にさくらっこと交わした言葉【良いお年を!】で令和7年の校長室より③を締めくくります。
●千葉県教育委員会
「学習のすすめヒント集」のご紹介
●学生ボランティア募集中
●インフルエンザ等に疾患された場合は、以下の療養報告書をご提出ください。
●給食を停止される場合は、以下の学校給食停止届をご提出ください。
●心や体がしんどいとき、どのように対処したらいいのだろうか。
千葉県教育委員会からこどものSOSに関しての啓発リーフレットが届いています。ぜひ御覧ください。
心や体がしんどいとき、どのように対処したらいいのだろうか。.pdf
●子供の心のケア~相談窓口~
困っている時や友達が困っていてそのことを知らせたい時、先生や友達、家族に相談しにくい時に相談できる方法を紹介します。