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校長室より ~2021年度~
11月全校朝会の話
皆さん,大谷翔平選手を知っていますね。アメリカ大リーグ,ロサンゼルス・エンゼルスの選手です。先週,一緒にプレーしている選手が選ぶ「年間最優秀選手」賞を日本人として初めてを受賞した!というニュ-スがありました。今日は,この大谷選手のお話をします。
大谷選手は,打っても投げても,素晴らしい記録を残しました。しかし,大谷選手の人気のすごさは,ピッチャーとしてバッターとしての技術だけではありません。むしろ,アメリカで多くのファンや選手たちの心をつかんだのは,グランドにおちているゴミを拾っている姿,笑顔で対応する姿,決して審判の判定に文句を言わない姿など,日頃の大谷選手の行動です。この素敵な行動は,大谷選手が子供のころから続けていたことだそうです。
子供の頃から大谷選手は,目標を「ドラフト会議で8球団から指名される」としていたそうです。そして,その目標をかなえるために,何が大切かを考え,取り組んできました。大切なものの一つに「運をつかむ」ことをあげています。みなさんは,「運」はどのようにつかみますか。大谷選手は,運は,日頃の行動で引き寄せることができると考えています。運をつかむために,8つのことは必ずする!と決めていました。
①「ごみ拾い」②「挨拶」③「部屋掃除」④「プラス思考」⑤「人に応援される人になる」⑥「道具を大切につかう」⑦「審判さんへの態度」⑧「本を読む」です。
どれも当たり前のことですか,やり続けることは難しいかもしれません。大谷選手は,野球場だけでなく,学校や自分の生活している場所などで,人が見ていようがなかろうが,当たり前のように,落ちているゴミを拾い続けてきたそうです。
つまり,大谷選手が最優秀選手に選ばれたのは,野球の技術面だけではなく,気持ちの面も 子供のころからずっと当たり前にきたえて続けてきたから,だからこそ,その気持ちが大人になっても残り,素敵な行動につながったのだと思います。
みなさんも,あいさつや言葉遣い,思いやりなど,人として大切なことを当たり前にやり続け,大谷選手のように,よい運を引き寄せてほしいと思います。
10月全校朝会の話
今日は,校長先生が好きな詩の一部をみなさんにお話します。
「ちってすがれた たんぽぽの、かわらのすきに、だあまって、
春のくるまでかくれてる、つよいその根は めにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、 見えぬものでもあるんだよ。」
CMでも流れているから,聞いたことあるかもしれません。金子みすずさんの詩です。たんぽぽは春に咲いていますよね。今は咲いていませんが,ちゃんと根は残っています。ただ,たんぽぽの根は土の中にあるので見えません。でも、よ-く見るとあるんですよね。
「見えないけれどもあるんだよ、見えないものでもあるんだよ。」
ここが大事です。世の中にあるすべてのものが簡単に見えるわけではありません。
人間も同じです。柏四小の子どもたちはみんな,「よいところ」があります。しかし,「一人一人のよいところ」も,見えるものと見えないものがあります。
見えなくても,どの子にも「よいところ」はあります。一緒に活動して,一緒に遊んで,たくさんかかわれば,きっと見えてきますよ。
ぜひとも,10月は友達のみえない でも よ-く見れば見える「よいところ」を発見して下さい。そして,まだ,見えてないお友達や先生に教えてください。
「○○さんは,こんなよいよころがあるんだよ。」
そんな言葉がとびかう10月になることを楽しみにしています。
2学期始業式の話②
最後に,コロナウィルスについてです。
みなさん,知っているように,今まで以上に感染力が高くなっています。残念ながら,9月に予定していた運動会を延期することにしました。しかし,安心してください。一人一人が感染しないように気をつければできること,それはやめません。
そのためにも,みなさんに守ってほしいお願いがあります。
一つ目は,手洗い消毒をたくさんすること。「学校の10の約束」をしっかりと守ること。
1学期もよくできていましたが,もっと守ってください。マスクをせずに友達と話したり,くっついて遊んだりしないようにしましょう。
二つ目は,「コロナいじめ」を絶対にしないこと。
ある学校では,クラスで誰かが咳をすると「コロナ菌だ」と言ったり,休んだ次の日に登校すると,みんながわざと避けてきたりしたことがあったそうです。それって,いじめです。自分がされたらどう思いますか。今では,どんなに気をつけていても,誰でも感染するおそれがあるほど,コロナは身近なものになっています。悪いのは,感染した人ではなくウイルスです。自分がされていやなこと,いじめは絶対にしない。守ってください。
2学期も,みんなが,健康で安全に生活し,学びのたくさんある柏四小にしましょう。
2学期始業式の話①
みなさん,おはようございます。今年の夏休みは,いかがでしたか。
わたしの夏ですが,東京オリンピック・パラリンピックをおうちのテレビで観てました。みんなは観たかな。
わたしは,テレビ観戦しながら,何度も感動して涙を流してしまいました。でも,感動したのは,メダルをたくさん取ってくれたことではありません。
試合後に,選手どうし,敵・味方,国なんて関係なく,寄り添い,お互いのがんばりをたたえ,いっしょに戦ってくれてありがとう。と伝え合っているところです。その姿に感動しました。
ところで,校長先生が1学期みなさんにいつも話していた「柏四小の子どもたちには,こんな子になってほしい。」を覚えていますか。夏休みにはいって,忘れた-。なんて子はいないかな。
それは,「人を大切にする子」「自分で考えて行動する子」です。
オリンピック選手は,まさに,「人を大切にする人」でした。
負けて悲しんでいる人をバカにするような人はいません。むしろ,今日までがんばったこと,一緒に競技できたことの感謝の気持ちを伝えていました。
オリンピック選手は,まさに,「自分で考えて行動する人」でした。
オリンピックに出場することを目標に,自分で苦しい練習を選び,努力しつづけてきました。たとえ,身体が不自由でも,できることをは何かを考え,できることを生かして,練習を続けていました。
だから,感動させられるのですね。
2学期も,「人を大切にする」「自分で考えて行動できる」を意識して生活してください。
本校はコミュニティ・スクールです。
昨年度,柏五中学区の3校(柏五中,柏四小,高田小)がまとまって,コミュニティ・スクールとして,新たなスタートを切りました。今年度は2年目です。今年もコロナ禍による制限の中での活動となりますが,保護者,地域の皆さまにもご理解いただきたく,紹介させていただきます。
コミュニティ・スクールがめざすものは「地域とともにある学校」です。学校と家庭,地域がともに知恵を出し合い,一緒に協働しながら子どもたちの豊かな成長を支えていくことをめざしています。
そのため,コミュニティ・スクールには「学校運営協議会」が設置されています。(柏五中学区は3校で1つの協議会を設置)
学校運営協議会では,教育委員会から任命された委員(地域住民や保護者等)が学校経営方針を承認するという形で学校運営に参画し,教育目標を共有し,目標の実現に向けての方策を熟議します。そして,それぞれの立場で,地域学校協働活動を推進していただいております。
子どもたちが取り巻く環境や学校が抱える問題は複雑化,多様化しており,これからの学校教育には,これまで以上に学校・家庭・地域が一体となった教育活動が必要です。そのための仕組みがコミュニティ・スクールです。
●学生ボランティア募集中
●インフルエンザ等に疾患された場合は、以下の療養報告書をご提出ください。
●心や体がしんどいとき、どのように対処したらいいのだろうか。
千葉県教育委員会からこどものSOSに関しての啓発リーフレットが届いています。ぜひ御覧ください。心や体がしんどいとき、どのように対処したらいいのだろうか。.pdf
●子供の心のケア~相談窓口~
困っている時や友達が困っていてそのことを知らせたい時、先生や友達、家族に相談しにくい時に相談できる方法を紹介します。相談窓口(柏四小).pdf 【教育委員会】相談窓口.pdf
●オンライン授業への参加方法
「各種たより」にある「オンライン授業の方法について」をダウンロードしてご確認ください。