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2023年9月の記事一覧
ことわざの否定
1年生はテスト前から校外学習に向けて準備をしていますが、テスト
終了後の本日も放課後に集まって会議を開いています。テストから
解き放たれた開放感を味わう間もなく始まる会議ですが、生徒達は
しっかりと集中して話し合いを進めていました。
1年生が準備を進めなくてはいけないのは校外学習だけではありません。
輝秋祭に生徒会選挙と、中学校生活初めての行事が怒涛のように押し
寄せてきます。一度に全部を成功させるのは至難の業のようにも思い
ますが、校外学習実行委員を担当する教員は「三兎とも捕まえましょう」
と有名なことわざを真っ向から打ち破るよう生徒達へと呼び掛けていました。
異次元バトル
本来であれば部活動停止期間ですが、16日に東関東吹奏楽コンクール
に出場する吹奏楽部だけは特例で午後練習をしています。
2月頃から練習を始めているということで、かれこれ8ヶ月近く同じ楽曲
を演奏し続けている吹奏楽部。音楽に精通している者でなければ、もはや
改善する部分など思いつかない異次元のレベルに達しており、練習を聞いて
いるだけでも鳥肌が立ちっぱなしになります。鳥肌が立つ要因の1つである
迫力ですが、吹奏楽部の演奏は音というものが空気の振動であるということを
理屈ではなく肌で理解させてくれるほどで、まさに大気を震わすほどの勢い
があります。
ここまでの演奏をしながらも、生徒達は慢心することがないようで、トランペット
のパートリーダーは、わずかな休憩時間も後輩と改善点を確認。顧問から何かしら
の指示が出た際、逐一返事をする誠実さも、些細なことのようでも人の話をよく聞く
向上心の現れのように思います。
残りの練習は2日後の1回のみですが、吹奏楽部の生徒達であれば、その1回で
演奏を更に良いものへと昇華させてくれるのではないでしょうか。
リベンジ
テスト2日前なので勉強をする必要がありますが、だんだんと近づいてくる
合唱コンクールの準備も同時に進めなければいけないのは中学生の大変な所
かと思います。クラスの歌のイメージ画を考えたり、合唱のスローガンを考え
たりと、歌の技術以外の部分にも力を注いでます。こうした活動も協力しな
がら進めている様子を見ると、いざ歌い始めても一致団結した歌声を響かせて
くれるような予感がしてきます。
昼休みの3年生の教室を覗くと、既に自主練習をしている伴奏者と指揮者
の姿が。練習をしている生徒は、1年生の時には伴奏者賞を受賞しましたが
2年生の時には惜しくも受賞を逃したということで、今回のコンクールに
かける意気込みは相当なものかと予想されます。合唱コンクールに情熱を
燃やす生徒は、既に水面下で努力を重ねているようです。
健全な政治
2年生の社会科では、自分だったらどんな政策を立てるか考える授業
をよく展開しています。
現代社会の授業では大分県の豊子海峡ルートの必要性を考えていました
あれば便利そうな海峡ルートですが、様々な視点で考えてみると、建設
に対して100%全員が納得することは難しいような気もしてきます。
正解がなさそうなグレーな課題に対し、生徒達は費用対効果などを考慮して
自らの考えを述べていました。意見を聞く生徒もしっかりとメモを取り
相手の主張の是非を考えていました。
2年生のロールプレイングは現代社会の政治家だけではとどまりません。
江戸時代の将軍の気持ちになって外国との付き合い方についての方針を
決めています。他の班の政策に「~の活用」という言葉があれば、どう
やって活用するのかを質問し、具体的な政策について聞き出す2年生。
曖昧な表現で政策を決定することを決して許しません。
様々な角度から考え、具体的な手法を導き出そうとする2年生であれば
あらゆる課題に対してより良い答えを見つけていくことが出来るのでは
ないでしょうか?
対象年齢0~15歳の玩具
台風接近の影響により外はどんよりとした天気ですが、家庭科の夏休みの
宿題である「幼児向けおもちゃ」の発表会をする3年生の教室は非常に
賑わっています。おもちゃで遊んでいるのは幼児とは程遠い3年生ですが
丁寧に作られた作品の数々を見ていると、ついつい盛り上がってしまう
のも頷くことができます。
作品は身近なものをリサイクルして作られたものが多く、生徒達のアイディア
が光っています。楽しさの追求だけでなく、安全面の配慮も忘れておらず
作品の角にある尖った部分はしっかり削ったようです。その際には、技術科
の授業で習った技術を活用したらしく、他の授業で学んだことが生徒の中に
定着していることが確認できました。
素敵なおもちゃに囲まれた生徒達は相当気分も乗っていたようで、普段は
カメラを向けるとソッポを向くクールな生徒が自らの作品とのツーショット
を撮るようお願いしてくるほどでした。