文字
背景
行間
2023年9月の記事一覧
真摯
受験対策として、3年生の生徒達は小論文と面接の練習をしています。
好きな漢字をとその理由を述べる小論文では、1つの漢字から自分の
夢・力を入れてきたこと・人生観・知識の広さ等々、あらゆる話題に
話を広げています。自分なりの信念を持って中学校生活を送ってきた
3年生だからこそ出来る芸当ではないでしょうか?
面接はというと、入退室の所作は既に校長から100点満点の評価を
受けるほど洗練されています。受け答えをする際にも、その手に資料
等は一切なく、志望動機や自らのアピールポイントは完全に頭の中に
入っているように見えました。また、高校進学後の未来も既に描いて
いることも生徒達の凄いところ。面接官に柏三中の生徒が夢に向かって
努力するビジョンを浮かばせるに十分な迫力で夢を語っていました。
声色から緊張している様子はありありと伝わってきましたが、ただの
練習にもそれだけ真剣に向き合っている証拠でもあります。緊張を悪
と思わない陽転思考で練習を続けてほしいですね。
見どころがありすぎる選挙
本日は生徒会役員立候補者の立会演説会がありましたが、前日の
リハーサルでは演説が制限時間の2分を超えてしまうケースもあり
立候補者達も若干の不安を残したまま演説へと臨んでいることが
予想されます。しかし、リハーサル終了後にすぐさま立候補者
と推薦責任者が演説内容を見直している姿を見ると、本日の演説
までにしっかりと軌道修正してくるのではないかという期待もあります。
3年生の応援責任者が2年生の立候補者の演説時間を確保するため
自らの演説内容を削るという調整をしているペアもあり、憧れの
先輩が自分を立てるために一歩引いてくれる姿を見て、やる気と
プレッシャーが倍増している姿もありました。遅くまで残っている
立候補者と応援責任者ですが、その決選方法は信任投票であり、
「よほどのことがない限り落ちないだろう」と高をくくっても
不思議ではなさそうですが、自らの思いを全力で伝えるべく最後
まで演説内容を考え抜いていました。もはや選挙前から最高の
生徒会が誕生することを確信してしまいます。
いざ本番では、候補者・応援者ともに熱い思いを感じる名演説の
連続。応援者も生徒会で力を発揮してほしいと思ってしまうほどの
傑物ぞろいでした。話を聞く生徒も、面接の順番待ちかと思うほど
素晴らしい姿勢をキープしています。
そんな素晴らしい選挙を運営したのは選挙管理委員会の生徒達。
立候補者の演説が終了した途端に拍手が沸き上がり、次に控える
応援責任者の話すタイミングが数秒遅くなるという突然の事態にも
素早く反応してタイマーを止めます。2分間の演説のために膨大な
準備を費やしたした生徒達に対し、公平な選挙を提供しようと徹底
していました。演説会終了後も票数をトリプルチェックしており
1票たりとも漏れがないように細心の注意を払っていました。
(保護者用のページを更新しました)
美化委員会が1日でやってくれました
2年生が臨時の清掃見直し会議を開いています。会議の最初には、2年生美化委員会
が撮影・編集した動画が流されます。臨時の会議ということで十分な準備時間はなかった
はずですが、ここまでの動画を作る美化委員会の仕事の速さには驚かされます。
動画から美化委員会の熱意を感じたのか、掃除について話をする担任の声にも自然と熱が
こもっているように聞こえてきます。その場で掃除用具を取り出し正しい箒の使い方を
確認しだすクラスもありました。掃除担当者の最適な編制まで見直しており、正に基礎
に立ち返っての確認という印象を受けます。
広がる選択肢
現在生徒達が力を入れて勉強しているであろう国語・数学・理科・社会・英語
の5教科。これらの知識が満遍なく活かされる職業があるのかと考えると、意外
と思いつくものがなく、世の中の職業の多くは専門性が求められているように
思えてきます。
このように書くと勉強が必要ないもののように思ってしまいそうですが、
本校の研究主任が若手職員に配付している研修用の広報誌に載っていた
「学ぶことで人生の選択肢が広がる」という言葉を聞くと、あらゆる教科を
学ぶ必要があるように思えてきます。
進路学習で職業について調べている2年生も、マーシャラー(航空機の着陸を誘導する係)
などの、聴き馴染みの無いような仕事まで調べて自らの将来の選択肢を
増やしていました。世の中の働く人たちがどんな仕事をしているか勉強
すれば、勉強に対する意義を今以上に見いだせるかもしれません。
蘇る夏
朝晩がだいぶ涼しくなり、夏の終わりを肌で感じる季節となってきました。
しかし、2年生の廊下に飾られている「夏休みの思い出川柳」を見ていると
楽しかったり、部活に燃えていたりと、生徒達の色々な夏休みが脳裏に浮かん
できます。
部活動を題材とした川柳では涙というワードが出てくるものがあります。
同じ涙でも流した時の感情には違いがあり、生徒達が酸いも甘いも経験した
夏となっていることが伝わってきます。旅行先や何気ない日常の景色に感じた
心の動きを詠んだ「これぞ川柳」という作品もあり、夏休み中の経験を通して
生徒達の人生に深みが増しているように感じます。