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2024年3月の記事一覧

打撲をした僕

膨らんできた桜のつぼみも吹き飛んでしまいそうな悪天候

ですが、陸上部と卓球部が3年生や顧問のお別れ会を実施

しています。

日頃から地道なトレーニングを重ねている陸上部ですが、

今日はレク的なメニューやバスケットボールをして楽しみ

ながら汗を流しています。スポーツ推薦で入学した3年生

は既に高校の部活動の合宿にまで参加しているようで、

遊びといえど高いパフォーマンスを発揮していました。

3年生からのお別れの言葉では、足を怪我して卒業式には

松葉杖をついていた3年生から「打撲をした僕」という

一発ギャグが披露されます。ふざけているように見えますが、

自身の怪我を笑いに変えることによる「怪我は乗り越えた

ので心配ない」という後輩へのメッセージのように思えました。

卓球部では、顧問対全部員のガチンコ勝負が繰り広げられて

います。体育館には、サーブを打つ際に踏み込んでいる足の

音が響き渡っており、その音からも互いの真剣さが伝わって

きます。高校生時代には全国ジュニア選手権で、あの「張本

智和選手(10歳くらい)」に勝利を収めたという実績を持つ

顧問ですが、生徒達は怯むことなく挑んでいき、綺麗なスマッシュ

を炸裂させて得点を重ねるシーンがありました。多勢に無勢

ではありましたが、生徒達は顧問から先に12ゲームを奪い

見事に勝利。去り行く顧問を安心させる結果となったのでは

ないでしょうか?勝負が終わり体育館を出る卓球部一同ですが

風に吹かれた雨があたる体育館玄関でも楽しそうに談笑して

おり、名残惜しい様子が伝わってきました。

また、どちらの部活も顧問への感謝のメッセージとプレゼント

を贈ってくれる姿がありました。生徒達の気持ちには感謝の言葉

しかありません。

懐かしい

修了式までに紹介しきれなかった2年生女子の体育の授業

風景です。2年生達が小学校低学年の時に流行ったダンスを

踊る姿は、是非とも保護者の方々に見ていただきたいです。

熱い涙

令和5年度の集大成ともいえる修了式では、学年代表の生徒が

1年間を振り返って話をしました。6月に実施した林間学園から

得た学びについても言及しており、生徒達の記憶力の高さと

1年を通して学び続ける姿勢に驚かされます。成長した点だけ

でなく、長期休暇後に生活リズムが乱れるといった欠点まで把握

しているほど、2年生は自己分析能力に優れています。

次に話をした学校長からも自分や課題を発見することの重要さが

取り上げられていましたが、生徒達には既にそういった力を身に

つけているように思えました。

修了式の際中には、転出する教員の発表もありました。異動する

職員の情報は修了式で初めて知ったはずですが、修了式終了後から

下校までの1時間程度の時間で、感謝の言葉を贈ってくれる生徒達

もいました。残念ながら転校してしまう生徒がいるクラスでは、

送る側・送られる側共に涙を流しながら別れの言葉を贈り合って

います。生徒達が1年間で築き上げた絆の深さが伝わってきました。

サプライズ

学年集会があると言われ校庭へと集まる1年生。しかし、始まったのは

今年度最後の学年レク大会でした。サプライズ学年レクの準備運動代わりに

突如ジャンボリミッキーを要求され、想定外の連続となった1年生ですが

体育の授業でマスターした振り付けで、あっという間に学年全体が1つと

なっていました。

連帯感バッチリな1年生は、その後の長縄でも息ぴったりな動きを見せて

くれます。ドロケイでも学年全体で盛り上がり、次年度にクラス替えが

あろうとも生徒達は再び良い学級を築き上げてくれるであろう確信が

持てました。

勝負だ!!

今年度の登校日数も残りわずかとなってきましたが、2年生は

学年レクとして○×クイズを実施し、最後の最後まで学年の絆を

深めています。クイズのお題として、サッカー未経験者のサッカー部

顧問はリフティングを10回出来るのか?という問題が出題され

ましたが、顧問は余裕を持って10回を達成。成長しているのは

生徒だけではないということを見せつけてくれます。次に出題

されたのは、教員と生徒がボールスロー・20m走・腕相撲で

対決しどちらが勝つか予想するというクイズ。教員生徒共に

各分野に突出した実力者同士の火花を散らす接戦に大盛り上がり

していました。結果は見事に生徒陣営が勝ち越しし、若人の力を

教員に見せつけてくれました。

1時間目から気分の上がる授業を実施しましたが、2・3時間目

にはしっかりと授業を受ける2年生。2年生最後の国語の授業を

する6組では、折り紙の折り方を文章で説明しています。簡単な

ように思えるかもしれませんが、万人が理解できる表現というのは

意外と難しいようで、文章を書く時・読む時ともに頭を悩ませる

姿がありました。

授業終わりの挨拶の時には「1年間ありがとうございました」と

普段とは違う文言の気を利かした言葉を贈ってくれます。楽しむ

時は楽しみ、気を引き締めるときはしっかりとする2年生であれば、

受験生となる来年度もバランスよく学校生活を送ってくれそうです。

 

政治刷新本部

社会科の授業で明治時代について学んでいる2年生は

始まったばかりの選挙についての問題点について考えて

います。端的にいうと、高所得者な男性以外に選挙権

が無いという、現代社会で提案すれば多方面から批判

されそうな当時の選挙制度。生徒達は徹底的に問題点

を洗い出していました。

今考えれば有り得ないような制度ですが、当時には

このあり方に疑問を持つ人は少なかったのかもしれません。

色々なルールをアップデートしていくことの必要性を

考えさせられる授業でした。

 

先人に学ぶ

1年生が社会科の授業で無人島で生活する方法について考えて

います。社会科の授業と関係ないようにも思えますが、縄文時代

や世界各国の暮らし・古代の治世などを学んだ1年生にとって

文明の無い島で秩序ある生活を過ごす仕組みを考えることは

1年間の学習の総まとめと言えそうです。

まず、持っていくもの決める生徒達ですが、ニワトリや野菜の種

といった継続的に収穫が可能な物を選択しています。カボチャを

大量生産すると決めた班では、その特徴を島の名前に反映しています。

ハロウィン島というユニークな名前は、島が無人島という過酷な

環境であることを忘れてしまいそうです。班員で決めたルールも

遊び心を感じるものがあり、無人島という環境でも生徒達は楽しむ

心を忘れないようです。

1年生が体育の授業でジャンボリミッキーを踊っています。

ジャンボリミッキーの動きを模倣するだけでなく、ダンスの

一部をオリジナルの振り付けで踊っており、3月の生活目標

である「守破離」の「離」=「独自の創作」を達成している

ように思えます。

オリジナルの動きが出た時のクラスの盛り上がり方も最高です。

 

最速は5組でした

ネットが普及した現代社会では、企業の平均年収についての

情報が簡単に手に入ります。それと同時に、年収の平均値

よりも中央値の方が実情を表しているという情報も手に入り

ます。数学の授業で各クラスの反射神経についてヒストグラム

でまとめてランキング付けをしている1年生では、その中で

中央値・平均値・最頻値などを駆使しており、前述したような

数字のトリックに騙されないような知識を得ています。

データを分析してからプレゼンテーションの作成と、反射神経

ナンバーワンとする根拠の抜粋から表現まで、1から自分達

で作り上げるという、なんとも難しそうなこの授業。しかし、

1年生は様々な着眼点とタブレットを扱う技術により、良い

プレゼンテーションを大量生産していました。

でも、お高いんでしょう?

限られた時間の中で商品の魅力を伝える通販番組。そこには

言葉や資料を巧みに使って相手の心を動かす極意が詰め込まれて

いるそうです。1年生の国語の授業では、通販番組の模範を

してその技術を学ぼうとしています。

授業時間は45分と短めですが、1年生は制限時間内に台本を

作り上げて見事な発表をしていました。短時間で班員全員が

活躍する台本を作り上げる1年生の企画構成力には驚かされます。

9年間の答え

卒業式という晴れの日ですが、朝起きると道路には雪が積もって

おり、学校へと向かう足も重くなってしまうような天気です。

しかし、毎朝3年生の中で1番に学校へ到着する生徒は、本日も

登校時間よりもやや早めに登校。毎日繰り返してきた習慣を最後

の1日まで守り通しています。この生徒は、学級の輝いている人

通称「キラビト」に選ばれた生徒であり、キラビトインタビュー

の際には「当たり前のことをやっていたらキラビトに選ばれた」

と発言していました。些細な当たり前を毎日やり抜く事が、この

生徒が義務教育の9年間で育んできた力かと思われます。

式が始まり卒業証書授与の時間となると、にこやかな表情をする

生徒もいれば、緊張した様子の生徒もいます。さらには、意外な

生徒が涙を流している場面もあり、卒業に対する思いやそれまで

に身に付けた力は本当に十人十色で、本人しか理解できない何か

があるように思えました。

様々な思いを持つ生徒の中から代表して答辞を贈ってくれたのは

先代の生徒会長。コロナ禍により、あらゆる活動が0になった状態

から、自分達の力で1へと進めたという言葉が印象的でした。

振り返ってみれば、自分達の力で学校の歴史を創った成功体験という

美談ですが、活動を進める中では先の見えない不安やコロナに対する

怨嗟などもあったかと思われます。そういったものを乗り越えて

本日の卒業式に臨む生徒達は、大人たちの想像以上に成長している

のかもしれません。

4月からは様々な生徒が様々な進学先で新たな挑戦をすることと

思われますが、本日生徒達が作り上げた立派な卒業式を見ると

新天地でも新たな仲間と協力して活躍してくれる予感がしてきます。

また、1・2年生は式場の準備及び後片付け。家庭科部の1年生は

素敵な紙刺繍を作って校舎を彩ってくれました。3年生のために

色々と尽力してくれてありがとうございました。

最後の試練

卒業まで残り1日となった3年生は、学年レクを実施して最後の

思い出づくりにいそしんでいます。レクの内容は3年生対3学年

担任のお題にそってのガチンコ勝負です。3年生の担任達は大人

の壁を越えていけと、全力で生徒達の前に立ちはだかっていました。

運動関係のお題では、既に生徒達は壁を超えているようにも思えますが

生徒達は一致団結し、最後の勝負に笑顔で挑んでくれました。

学校の活動を純粋に楽しむ生徒達の真っすぐな心は、明日の卒業式を

素晴らしいものにしてくれると確信させてくれました。

ハンカチをご用意ください

本日は2・3年生合同で卒業式の予行練習を実施しました。

どちらの学年も、そこまで多く卒業式の練習をしていない

はずですが、細かい動きは勿論のこと歌声までかなりのレベル

に仕上がっているように思えます。

少ない練習でここまでの歌声を響かせることが出来るのも

合唱コンクールの翌日であろうと実施してきた歌練習の積み

重ねの成果かと思われます。3年間の集大成ともいえる卒業式で

披露される、生徒達の毎日の積み重ねが実感できる歌声は

涙腺に響くこと間違いありません。

指が憶えている

1年生が音楽の授業で琴を弾いています。日頃触る機会が

少ないであろう楽器の登場に、生徒達も興味津々のようで

琴の周りを取り囲むように生徒達の輪が出来ていました。

演奏だけでなく演奏前の準備である「お調弦」も授業の

一環であり、生徒達は琴柱を正確な位置に配置しようと

努力していました。

2月9日に紹介した通り、ピアノを優雅に引く男子生徒も

多い音楽が得意な1年生ですが、そういった生徒も、課題曲

である「さくら」をいきなり弾くには苦戦しているように見えます。

しかし、琴よりも楽譜に目を凝らして演奏している様子を見ると

指を動かす感覚というものは、ある程度共通しているようにも

思えてきます。

いきなり楽譜を見ながら演奏できる1年生であれば、琴の腕前も

あっという間に上達していきそうです。

学力とはいったい

「学力 意味」で検索すると「それまでに習い覚え、また体得した知識

によって養われた能力」と明確に言葉の定義が出てきます。言葉の定義

はありますが、2年生は国語の授業で自分が思う学力とは何かを考えて

いました。テストの点数によって偏差値を定められ、その偏差値を基に

進学先を考える現代の日本で生きる生徒達からは、テストで高得点を取れる

能力こそが学力という考えが多く見られましたが、自ら学ぼうとする意志や

積み重ねてきた努力も含めて学力という、素敵な考えもありました。

もうじき3年生となり、今まで以上にテストの点数を気にしてしまう時期

になると思われますが、数値では表せない生徒達の良い部分に気づくきっかけ

となる良い授業であったように感じます。

みんな大好き3年生

本日実施した3年生を送る会では、1・2年生は勿論ですが

受験勉強で忙しかった3年生まで心のこもった発表を披露して

くれました。各学年の発表を通し、学校での3年生の存在の

大きさを再認識したような思いです。

保護者用のページに会の動画をアップしましたので、是非とも

ご覧になってください。