ブログ

2023年4月の記事一覧

ぼく モグラ キツネ 馬

おおきくなったらなにになりたい?モグラにきかれたので、ぼくはこたえた。

やさしくなりたい

 

成功するって、どういうことかな?

ぼくがたずねると、モグラはこたえた。

 

そりゃあ、だれかを

すきになることだよ

 

いちばんの時間のむだってなんだとおもう?

じぶんをだれかとくらべることだね

 

なにかがおきたときにどうふるまうか。

それこそが、オイラたちに

あたえられている

さいこうのじゆうってもんさ

 

じぶんにやさしくすることが、

いちばんのやさしさなんだ

モグラはいった。

 

やさしくされるのをまつんじゃなくて、じぶんにやさしくなればいいのさ

 

いちばんゆるすのがむずかしいあいては、

じぶんなんだから

 

いままでにあなたがいったなかで、いちばんゆうかんなことばは?ぼくがたずねると、

馬はこたえた。

 

たすけて

 

いちばんつよかったのはいつ?

弱さをみせることができたとき

 

『ぼく モグラ キツネ 馬』 チャーリー・マッケンジー 著 川村元気 訳 飛鳥新社 より抜粋

 

ひとことひとことが胸に刺さる本です。ぜひ読んでみてください。

 

整理整頓は心の掃除に通じる

 ドイツには「整理整頓は、人生の半分である」ということわざがある。日ごろから整理整頓を心がけていればそれが、生活や仕事に規律や秩序をもたらす。だから整理整頓は人生の半分と言えるくらい大切なんだ、という意味だ。このことわざに僕も賛成だ。試合に負けた日などは、何もしたくなくなって、部屋が散らかってしまうときがある。あの場面でああすれば良かったという未練や悔しさが消えず、自分の心の中が散らかってしまっているのかもしれない。そんな時こそ整理整頓を面倒くさがらなければ、同時に心の中も掃除されて、気分が晴れやかになる。

(中略)

 朝起きたら簡単にベッドメイキングする。本は乱れていたら整理する。ダイニングテーブルの上には物が散らかっていないようにする。ただあまり整理に気を使いすぎると精神的に負担になるので、100点満点で言えば80点くらいの清潔感を保つようにしている。 きれいになった部屋を見たら、誰だって心が落ち着く。僕は心がモヤモヤしたときこそ、身体を動かして整理整頓をしている。心の掃除もかねて。


 『心を整える』 長谷部誠 著 幻冬舎 より 抜粋

 仕事が重なって忙しくなるとデスク周りが乱れる。その結果、使いたい資料が見つからなかったり、イライラしてミスを繰り返してしまうことがある。逆に、デスクや棚を整理していると、探していたものがふと見つかったり、新しいアイディアがひらめいたりする。忙しければ忙しい時ほど、デスクの整理整頓を心がけ、心を整えたいものだ。

ランニング

先週の金曜日、菜の花学級の朝のランニングに参加しました。菜の花学級は10分間走に毎日取り組んでいます。これからも参加させてもらおうと思います。

活用する力

 ヒンディー語に「Jugaad(ジュガール)」という言葉があります。日本語には該当する言葉がないので翻訳するのが難しいのですが、「最低限の道具や材料でどうにかして問題を解決すること」というような意味があります。

 フランス語にも「Bricolage(ブリコラージュ)」という言葉があって、「ありあわせの材料や持ち合わせた道具で現状を切り抜けること」というような意味です。もともとは「取り繕う」「誤魔化す」といったニュアンスがあったのですが、フランスの文化人類学者クロード・レヴィ=ストロースがブリコラージュには「創造性」や「機智」が必要で、それらは人類が古代から持っていた知の在り方であると紹介したことから、ポジティブな意味で使われるようになりました。

 この、自分が知っていることを活用する力こそ、「生きる力」の本質なのではないでしょうか。これはブルーム・タキソノミーの「適応」「分析」「総合」「評価」に対応します。もちろんベースとなりツールとなる知識や技術を習得していくことは基本なのですが、大事なのは、それを問題解決の手段にできること、それぞれの現場で活用できることのはずです。知らない・できないからあきらめる、というようなことがないようにするのがこれからの教育の中心課題だと言えます。

 

         『先生、この「問題」教えられますか?教育改革時代の学びの教科書』

                         石川一郎・矢萩邦彦 共著 洋泉社 より抜粋

 

「ありあわせの材料や持ち合わせた道具で現状を切り抜ける」ためには、持っている材料や道具は多いに越したことはないはずです。学校で学んだり経験したりすることは必ず役に立ちます。というより、自分が今現在持っている知識や経験をどう生かすのかということが重要になるわけです。つまり、一番よくない姿勢としていえることは「これはやっても意味がない」とか「受験に出ない」とか、今の価値観で学びを止めてしまうことだと思います。学び続けることで多くの材料や道具を手に入れることができるのだと思います。

「豊四季台さんあいひろば」ボランティアの募集ですI

「豊四季台さんあいひろば」を知っていますか?柏三中のすぐ隣の豊四季台近隣センターで毎月実施されているイベントです。赤ちゃんから高齢者まで楽しくすごせる居場所づくりとして、ダンス教室や、ボッチャ、卓球、将棋、折り紙、工作、紙芝居など、様々な活動が行われています。小学生の参加が多いので、一緒に遊んでくれる中学生に参加してほしいと連絡をいただきました。もし時間のある三中生はボランティアとして参加してみませんか?

場所 豊四季台近隣センター体育館

日時 5月20日(土)13時~14時45分 

   6月17日(土)13時~14時45分