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活動の様子(R05年度)

音楽の道に終わりはない

過ぎた話となってしまい申し訳ございませんが、合唱コンクールの際には

制限のある運営にご理解とご協力をいただきありがとうございました。

コンクールの感想文で「誰が頑張ったか?」を考える欄があるのですが、

「全員」と書いている生徒が多く、クラスが一致団結したという手応え

を実感しているようです。

生徒達の歌唱力も最高潮に達しているであろう今、1年生では合唱のテスト

を実施しており、本番にも劣らない歌声を音楽室に響かせています。

コンクール終了後も、3年生を送る会・卒業式と、生徒達の歌唱力を活かす

場面はたくさんあるかと思います。合唱コンクールを単発的な行事と捉えず

生徒達には延ばした技術を更に磨き続けてほしいですね。

(保護者用ページを更新しました。数日に分けて合唱コンクールの様子を

 アップしていく予定です)

気づかない美

ネットで日本の芸術家の人数を検索すると、約4万人という数字が出てきます。

同じく日本の就業人口を調べると約6900万人という数字が出てきており、

芸術家という職業は就業人口全体の0.057%程度という予測が出来ます。

こうして数字にすると、学校の美術の授業は0.057%の子どもにしか

必要ないのか?などと思ってしまいそうですが、粘土細工を作る授業の最初に

練り菓子やケーキといった食品とそれを乗せる器を1つの芸術作品として解説

する風景を見ると、日常生活の中にも芸術が隠れていると気づき、前述した

考えは一気に吹き飛んでいきます。

完成した生徒達の作品も、授業の導入どおり、飾る台座に一工夫を加えた芸術

となっているものがあります。粘土の造形にこだわりきった作品も見事で、

遠目から見たら粘土なのかどうかわからないほどです。

生徒達の芸術センスは、あらゆる職業で輝くと思える授業でした。

手広く努力する生徒達

合唱コンクール前日とあって、校内では最後の練習や打ち合わせに

励む姿をたくさん見ることが出来ます。3年生歌声委員会と今年度

着任した音楽担当教員が明日の会場について確認する場面では、現地

での経験が勝る生徒達が積極的に意見を出しています。1年生では

国語の授業も合唱コンクールに関連する内容に変更。発表する曲の歌詞

について深く考え、より表現を豊かにしようと努力しています。

ここまで校内に合唱コンクールの気配がただよっていると、それ以外

のことをなおざりにしてしまいそうですが、2年生の学習委員会の

生徒達はテスト予想問題作成に向けた打ち合わせ。生徒会の代表2名

は放課後に残って「いじめ防止サミット」にリモート参加しています。

他校の生徒達と有意義な意見を交わすため、会議の話を集中して聞いて

いる姿は、さすが柏三中の代表といったところです。

本日が合唱コンクール前日であり、新人戦県大会2日前でもある剣道部

も放課後に残って練習。明日の歌声に影響が出るのではと心配するほど

大きな声を出しながら技を繰り出しています。行事前でも日頃と変わら

ない態度で練習に臨む姿からは、県大会に出場するチームの風格が

ただよっていました。

コミュニケーションのための英語

英語の授業を開始する際に教師が使う「Lets begin」「Hello everyone」

といった英語の意味は多くの生徒が理解しているかと思われます。喋れない

赤ん坊が日本語を使えるようになるのも、繰り返し日本語を聞いている

ことが1つの要因であることを考えると、文法を習うだけでなく積極的に

英語で会話することも英語の上達の近道のように思います。

柏三中の生徒達も、すごろくゲームや道案内の練習などなど、色々な

シチュエーションの英会話に挑戦しています。やはりクラスメートと

コミュニケーションを取りながらの授業は気分も盛り上がるのか、腕を

大きく振ってゲームの結果に一喜一憂する姿も見ることが出来ます。

楽しそうに学ぶ生徒達を見ていると、こちらまで思わず笑みがこぼれてきます。

歴史に学ぶ

総務省のホームページには、20代の投票率が30%程度である

ということが分かる年代別投票率のデータが載っています。若者

が政治に関心がないということが読み取れますが、柏三中の3年生は

仮想のマニュフェストを読んでどの市長へ投票するか考える授業で

政策の善し悪しを見抜いた鋭い発言をしており、将来的に有意義な

1票を生み出してくれるという期待が持てます。

少し前の授業にはなりますが、2年生では江戸時代の政治について

まで評価をしていました。当時の人々の暮らしに思いを馳せて偉人

たちの政策を考えた2年生もまた、素晴らしい視点を持って選挙に

臨んでくれると期待が持てます。

活きる経験

少し前に10月となり、令和5年度も折り返し地点に入ったと

思っていましたが、もう11月となってしまいました。卒業式

に飾るためのパンジーを育てている菜の花学級では育ってきた

苗を定植しており、刻一刻と卒業までの時間が近づいていること

を実感させられます。

様々な植物の栽培に挑戦してきた生徒達は手慣れた様子で作業

を進めており、1時間程度で45個くらいの定植作業を終えて

いました。作業の途中では「七小と同じやり方です」と小学校

からの経験が活きていることが伝わる発言も飛び出し、生徒達

の栽培経験の長さがうかがい知れました。

邪知暴虐の王に可愛さを見出せる2年生

「走れメロス」を学習する2年生は登場人物の第一印象を

ジャムボードで共有しています。作中で邪知暴虐の王と表現

された王様「ディオニス」に対しても肯定的な印象を挙げて

いたり、メロスの身代わりを快く引き受けた友人「セリヌンティウス」

に否定的な印象を挙げたりと、生徒達の感性は様々で非常に

面白いです。

物語のメインパートである、主人公のメロスが走っている時

の気持ちの浮き沈みを想像してグラフに表現する時間でも、

大まかな動きは似ていますが、それぞれのグラフに若干の

違いがあり、これまた面白いです。

班での話し合いでは様々な意見が飛び交っていた2年生

ですが「登場人物を1人選んで感想を書きなさい」「物語

を読んで今後の人生にどう活かしていきますか」という

小論文を書く授業では、苦戦している生徒もいます。

自身の感想を丁寧な文章で表現するのは中々難しいことかと

思いますが、物語のあらゆる面を読み取り想像している

2年生であれば、すぐに上達していくに違いありません。

 

歌だけじゃない

校内には各クラスが合唱コンクールで発表する歌のイメージ画が

貼りだされ、2年生は合唱のリハーサル、1年生は柏市民文化会館

までの経路を確認と、合唱コンクール本番が近づいていることが

ハッキリとわかります。

イメージ画を見ると、どの生徒も色の濃淡により立体を表現しており

さすがクラスの代表に抜擢されるほどの芸術センスを持つ逸材だと

感心してしまいます。表現の技法も様々で、鉛筆一本で書き上げた

であろう3年1組のイメージ画などは、写真かと見間違うほど

精工に作られています。他学年よりも中間テストが近くて忙しい

3年生が、ここまでの作品を完成させたという事実には尊敬の念

すら抱いてしまいます。

 

ハロウィンに懸けろ

日頃からゲームキャラクターの被り物で授業を盛り上げてくれる

ALTですが、本日はハロウィンということで、いつも以上に気合

の入った仮装をして教壇に立っています。ワイシャツにスラックス

という組み合わせのキッチリとした装いをしているイメージが強い

1学年の英語教科担任も負けじと仮装をする姿からは、今日という

日にかける思いの強さが伝わってきます。

見た目だけでなく授業内容もハロウィン仕様となっており「Gimkit」

のクイズにはハロウィンにまつわるモンスター達の英単語が登場

していました。些細なことではありますが、生徒達が異国の文化

に理解を示す良い機会になったように思います。

記事の文字数を減らしてくれる2年生

中部地方について学習した2年生は、単元のまとめに中部地方

の魅力をプレゼンテーションで紹介しています。

プレゼンテーションの動画を見ていただければ2年生の凄さは

一目瞭然なため、もはや文章での説明は蛇足かもしれません。