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邪知暴虐の王に可愛さを見出せる2年生

「走れメロス」を学習する2年生は登場人物の第一印象を

ジャムボードで共有しています。作中で邪知暴虐の王と表現

された王様「ディオニス」に対しても肯定的な印象を挙げて

いたり、メロスの身代わりを快く引き受けた友人「セリヌンティウス」

に否定的な印象を挙げたりと、生徒達の感性は様々で非常に

面白いです。

物語のメインパートである、主人公のメロスが走っている時

の気持ちの浮き沈みを想像してグラフに表現する時間でも、

大まかな動きは似ていますが、それぞれのグラフに若干の

違いがあり、これまた面白いです。

班での話し合いでは様々な意見が飛び交っていた2年生

ですが「登場人物を1人選んで感想を書きなさい」「物語

を読んで今後の人生にどう活かしていきますか」という

小論文を書く授業では、苦戦している生徒もいます。

自身の感想を丁寧な文章で表現するのは中々難しいことかと

思いますが、物語のあらゆる面を読み取り想像している

2年生であれば、すぐに上達していくに違いありません。