校長室の窓

校長室の窓(令和5年度)

1月の全校朝礼

 新年 あけまして おめでとうございます。本年も変わらぬご支援・ご協力の程、よろしくお願いいたします。

本日の全校朝礼では、干支にちなんで「新しいことに挑戦しよう」という話をしました。

 「『辰年』は、『新しいことをはじめ、成功する』『今まで準備してきたことが形になる』といった縁起が良い年となると考えられます。『新しいことを始める』にはもってこいの年とも言えそうです。もし、何か始めようかどうしようか、悩んでいるのならば、やらないという選択肢ではなく、やってみようと挑戦することが大事になってくると思います。いつもと同じでは、何も変わりません。また、挑戦してみないと、できるかできないかもわかりません。成功したら、『よし』と思って自分の大きな力、大きな成長につながっていくと思います。もしも、失敗したとしても、『なぜ失敗したのか』考えるチャンスをいただくことができたと考えれば、次への成功につながり、やはり自分の大きな成長につながると思います。

 ここに、皆さんもよく知っている大谷翔平選手から日本全国の小学校に贈られた野球グローブがあります。大谷選手のメッセージを抜粋して紹介しますね。「私はこのグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます。それは、野球こそが、私が充実した人生を送る機会を与えてくれたスポーツだからです。このグローブを学校でお互いに共有し、野球を楽しんでもらうために、私からのこの個人的なメッセージを学校の生徒たちに伝えていただければ幸いです。野球しようぜ。」大谷選手のメッセージからも伝わってきますが、「まずはやってみよう」「挑戦してみよう」といった気持ちが大切だと思います。「やらない」「できない」ではなく、「やろう」「できる」と自分自身を信じてがんばる1年間にしましょう。私も先生方も、みなさんの頑張りをたくさん応援していきたいと思います。」

 また、1日から痛ましい災害が起きたので、能登半島の大地震についても触れさせていただきました。

「新年から悲しくつらい思いをされている方がたくさんいます。学校も始まらないところがあると聞きます。少しでも早く再開・復興されることを願いたいですね。きっと、みなさんの中にも心配されている方がたくさんいるかと思います。みなさんの気持ちも届くことを願っています。」

  令和5年度も残り3か月です。少しでも子ども達の成長につながるよう、職員一同力を合わせ取り組んでまいります。

いちょうっ子まつり

 11月11日(土)に創立115周年のお祝いとして、「いちょうっ子まつり」を開催いたしました。まず、ご協力いただいた保護者の皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。おかげさまで、子ども達も楽しく活動することができたのではないかと思います。

 保護者が出していただいたブースは、どれも楽しく、子ども達が生き生きと活動していた姿をたくさん観ることができました。また、子ども達が各クラスで出したブースも、それぞれがとても工夫されていたと思います。生活科や総合的な学習、各教科等で学んだことを各ブースで、ブースに来た子ども達が楽しく活動できるようなしかけをたくさん施していたように思えます。意欲的に活動している姿をたくさん観ることができました。

 現在、本校においても1人1台端末を配布してICT機器を授業の中でも活用しています。子ども達一人一人の考えを集約したり、他の子どもの意見を参考して、自分の考えを深めたり、様々なメリットがあります。

 また、ゲームなどの性能の向上は著しく、バーチャルの世界で、疑似体験できるようにもなり、バーチャルで味覚や触覚も感じられる世界もそこまで来ていると聞いたこともあります。一方で、自分の手で触ったり、空気を感じたり、香りをかいだり、自分の手でものを作り出したりの実体験の重要性もますます大きくなるのではないかと考えます。

 今回の「いちょうっ子まつり」は、まさに実体験が中心で、実際に物を作ったり、体を動かしたり、そして人と人とが触れ合ったりすることができました。子ども達の成長にとっても、素敵な時間を送ることができたのではないかと考えます。今後も、ICT機器の活用と体験活動の充実を図り、子ども達の成長につなげていきたいと思います。

かしわいっしょうけんめい

    本日、11月の全校朝礼を行いました。スペシャルゲストとして、本校の卒業生でもある「パッパラー河合さん」が来校してくださいました。パッパラー河合さんは、110周年の際に、「かしわいっしょうけんめい」の歌を作り、プレゼントしてくださいました。本校の子ども達もとても大好きで、楽しく歌っています。

    今日は、パッパラー河合さんと、一緒に歌いましたが、いつも以上に元気な歌声が聞こえてきました。歌詞にもある「一生懸命 勉強する」「一生懸命 頑張る」「一生懸命 遊ぶ」「一生懸命生きる」といった気持ちがたくさん伝わってきました。

    インフルエンザや風邪等で体調を崩している友達がいるので、体育館に集まって実施することはできませんでしたが、校庭で歌うパッパラー河合と、教室で、校庭で一緒に歌うことができて本当に良かったと思います。パッパラー河合さん、ありがとうございました。

 

    いよいよ来週は、「いちょうっ子まつり」を予定しています。今日のように、楽しく、一生懸命に、そして、みんな仲良く活動できる「いっちょうっ子まつり」になるように、子ども達に職員一同声をかけていきたいと思います。

ノーサイド

 令和5年度の後半がスタートするにあたり、本日の始業式で「互いに尊重する大切さ」について話しました

『ここのところ、様々なスポーツが開催されています。今までも開催されていたとは思いますが、たくさん報道されるようになって、私達の関心も高まったのだと思います。先日男子バスケットや男子バレーボールが頑張り、パリオリンピックの出場を決めました。女子バレーボールも頑張っています。

 様々なスポーツで頑張っているかと思いますが、今日の話としては、ラグビーを取り上げます。

ラグビーの試合終了のことを、日本では「ノーサイド」と呼ぶことがあります。世界的には、「フルタイム」と言うそ うですが、ノーサイドとは、試合が終われば、味方も相手も、勝ったサイドも負けたサイドもないという意味です。ラグビーを見たことがある人はわかると思いますが、一つのグランドコートの中で、激しくぶつかり合うスポーツです。激しくぶつかり合うので、時には試合中に、選手は気持ちが高ぶり、エキサイトしてしまう場名もあります。怪我をしてしまうこともあります。しかし、一端試合が終了したら、お互いの健闘をたたえ合い、労をねぎらう、互いを尊重することを大切にしているそうです。これが、ノーサイドの精神です。あれだけ、激しくぶつかり合うわけですので、一歩間違えればけんかになってしまいます。ルールということもありますが、根底には相手をリスペクト、つまり、相手をありのままに尊重していなければ、本気でぶつかり合うことはできないと思います。

 みなさんのクラスはどうですか。お互いを認め合う、ありのままの友達を尊重、リスペクトしていますか。クラスに30人いたら、30人の考え方や価値観があります。兄弟・姉妹だって、考えが違ってくることもあるでしょう。だからこそ、自分の考えや思いを知ってもらうためにも、コミュニケーションが必要で、たくさんお話しやふれあいをもってほしいと思います。お互いを尊重するノーサイドの精神で、それこそ、クラスみんなでスクラムを組んで、まとまりのある学級・学年を作ってほしいと思います。そして、みなさん一人一人にとって、素敵な学校になれるよう、みんなで一緒に頑張っていきましょう。』

第1期終業式

 本日、第1期の終業式を行いました。私が着任した令和3年度は、まだまだコロナウイルス感染症により、学校行事が制限されていましたので、体育館に集合しての全校朝礼は行わず、オンラインによる全校朝礼を行ってきました。しかし、本日、久しぶりに体育館に1年生から6年生全員が集合しての全校朝礼を行うことができました。

 オンラインはオンラインの良さ、対面は対面の良さがあり、これからの時代、一つにとらわれず、それぞれの良いところを選択していくことが大切であることの話をしました。また、今の時代を生きる皆さんには、昔のことも今のこともたくさん学び、多くの体験をして、一人一人が素晴らしい人に成長してほしいとも話しました。

 そして、本日は、登校時、子ども達が、安全に登校できるように交通整理をしてくださっているボランティアの皆さんも紹介させていただきました。

 

 技術が発達し、オンラインによって場と場を結び、みんなが集まらなくても全校朝礼ができるようになりました。これは、時間の短縮にもなるので、本校においても今後も続けていきたいと思っています。しかし、一方で、このような時代だからこそ、人と人とが一つの場で、同じ空気を共有することもとても大切に思えます。

子ども達は、自分の学級の友達以外の人達、教職員、そして、本日出席していただいたボランティアの皆さんの表情や姿、声など、オンラインでは味わえない感覚を、今日は味わえたのではないかと思います。