令和4年度 校長室より

2023年2月の記事一覧

なわとびと クラスの人数(校長室より)

体育委員会によるなわとびチェックは今日が最終日。あいにくの雨で、体育館で行いました。もう、ぎっしり。

カードで目標がはっきりしていて、できたらチェックしてもらえるので、子どもたちにとっては励みになったようで、最後の日も子どもたちは一生懸命跳んでいました。

体育委員会の取り組みは終わりますが、短縄の季節は続きます。がんばっていこう。

 

話は変わって、

今年度の一クラスの児童数の上限は、1年生から3年生が35人、4年生から6年生が40人と国で決まっています。(千葉県は40人ではなく38人を上限としています。)

ある学校で1年生が全部で35人いたとしたら、上限35人なので学級は1クラスとなります。

ある学校では1年生が全部で36人いたとしたら、上限35人を超えているので18人ずつの2クラスとなります。この違いは大きいですね。丸つけなどの事務仕事だけみてもかかる時間が1年間で全く変わってきます。

同様に考えて、70人いたら、2クラス(35人ずつ)。71人いたら3クラス(約24人ずつ)となっていくわけです。

 

転入生がいて途中で児童数が増えても、その時期によってはクラスを増やすことはできません。

 

今の本校の5年生は昨年の4月に76人ちょうどだったので、上限の38人で2クラスのスタートでした。(4年生の時までは77人を超えていたので3クラスでした。)

教室の中は、こんな感じでぎっしりです。子どもたちも少しずつ大きくなっていますからなおさらです。今日は5年2組で算数の授業を参観しました。ぎっしり感のある教室でよくがんばって勉強していました。

 机と机の間の狭い通路を歩きながらの毎日の指導も大変ですが、担任もここまでがんばっています。

 

さて、先日の夜から天気予報などで心配された雪も、柏の南部地区では全く影響なく午後は雨に変わりました。週末を迎えます。安全に気をつけて過ごせますように。

掃除のない日(校長室より)

本校は掃除のない日が2日あります。火曜日と木曜日です。

火曜日はロング昼休み「土南タイム」があるので掃除なし。木曜日は、午後の時間を少し詰めるために掃除なし。

4回あった掃除を3回にしましたが、「昼休みなし」は騒ぎになりますが、「掃除なし」は多くの子どもたちにとっては大歓迎、というところでしょうか。

今年度からこの形をとって、15分を3日でもがんばればきれいになる、と思っての変更でしたが、なかなか思うようには行かず・・・。来年度は掃除の時間を少し伸ばそうという声も出ています。

時間を延ばしてきれいにするか、気合いを入れ直して今のままの回数、時間できれいにするか。さあ、子どもたちよ、どちらが良い?(質問しているように見えますが、話し合いで決めるのは大人です。)

さて、明日は雪予報が出ています。どのタイミングで降り始めても、慌てず、浮かれず、行動すれば危険なことにはならないはずです。ただ、歩行しているとき、すべってコントロール不能になった車には気をつけたいところです。

 

感謝の気持ちをこめて(校長室より)

6年生を送る会にむけての取り組みが始まっています。

この1年間、最高学年としての役割を与えられ歩いてきた6年生に感謝の気持ちを伝える会です。

6年生が、1年間の学校生活で6年生として成長してきたように、他の学年も同じように成長してきました。その成長の影には、直接、間接色々な形で6年生と他学年との関わり合いがあります。自分たちの成長した姿を見てもらうこと、それこそが一番の感謝を伝えることになると思います。

学年で力を合わせて、その日のためにがんばっています。どんな発表になるか、そしてどんな会になるか、今から楽しみです。

相手にわかるように伝えるために(校長室より)

問題を1つ。

下の図のA地点にロボットが向こう向きに立っています。ロボットは「向きを変えられる」「線の上を進む」「前にだけ歩く」「交差点では必ず止まる」ものとします。

 

さて問題です。

「矢印のように進んで、Bに到着するようにロボットに指示をしなさい」

 

さてどう伝えましょう。

例えば・・・「まっすぐ行って、つきあたったら左に進め。」
相手が人間なら、これが一番簡単な指示で、到着できるかもしれません。
しかし、この指示ではこのロボットにとっては不備があります。例えば「左に進め」という指示はいけません。横に歩けるロボットならば横歩きをしながら左に進むかもしれませんが、「前にだけ歩く」ロボットですからつきあたったら止まったままです。この指示では左に行けず、Bへ着きません。

どうすれば良いでしょう。

「向きを変えられる」とありますから「左に向け」という指示があればよいわけです。

 

命令されたことを正確に行うコンピュータだからこそ、意図した処理を行わせるための正確な命令が必要です。コンピュータは人の思いを推し量ってはくれません。0か1の世界です。正確に動かないとしたら、それはコンピュータが悪いのではなく、使っている方に不備があると言うことになります。

正答例としては「前に4ます分歩く。左に90度向きを変える。3ます分歩く。」となります。


こういった段取り、道筋を一つ一つ丁寧に進めていくことがプログラムを作るときに大切になります。これが「論理的な思考」ということです。こういう力を、身につけていきましょう、というのがブログラミング学習です。プログラムを作る作業を通して、考え方を身に付けてほしいというねらいがあります。

今日は6年生が理科の授業でMESHを使って「暗くなったら電気をつける。明るくなったら電気を消す。」という命令が回路に反応するためのプログラムの勉強をしていました。

 

ITの草野先生とともに、理科支援の松浦先生とも授業をしました。

正しい指示を出さないと、プログラムはきちんと動いてはくれません。

プログラミング教育、プログラミング学習、言葉を聞くと難しそうですが、「論理的な思考」という部分で言えば、学習や生活のあちこちの場面で必要なものであり、コンピュータがなくても日々鍛えられています。例えば、算数や理科をなぜ勉強しなければならないか、という問いがあれば、知識そのものを身に付けるため以外に、論理的な思考を身に付けるためということも言えるわけです。

 

小学校に来ている子どもたちは6歳から12歳でまだまだ未熟な子どもたちですから、言葉足らずでいさかいになることがあります。日常的にあります。今日も朝から、机から落ちたランドセルを見て笑ったことから起きた低学年のトラブルが校長室にやってきました。考えながら、振り返りながら人と関わることでわかっていくこと、できるようになることがあります。成長とともにという部分も大きいので大変時間がかかります。

 

とは言え、トラブルはあっても人と関わることは大切ですし、学校はその勉強ができる場所です。体験しながら学び、乗り越え方を身に付けていく場所です。いろいろな活動の中で、経験を積み、相手にわかるように伝えられる力をつけていってほしいです。

ふる協防災訓練など(校長室より)

昨日、南部地域ふるさと協議会防災訓練が行われました。

内容は、本部と各避難所との無線訓練、敷地内の防災倉庫内の備蓄品の点検、ソーラーパネル付きの蓄電池や発電機の可動確認でした。

避難しなければならないようなことが起きないのが一番ですが、自然災害は「いつ」「どこで」「どのように」起こるか全くわかりません。このような訓練をしておくことで慌てずに対応できることもたくさんあるなと実際に感じました。

担当のみなさん、ありがとうございました。

 

今日は暖かな日差しが降り注ぐ1日でした。

昼休みには、たくさんの子どもたちが校庭に出てきました。短縄をもった子どもたちも多くいました。

縄跳びチェックのために高学年のお兄さんお姉さんを探す子どもたち。

 自分ができる技を一生懸命に見てもらっていました。

 

前跳びや二重跳びで私に勝負を挑んでくる子どもたちもいます。

4年生ぐらいになると、技のキレもなかなかの子が増えてきます。気を抜くととても勝てません。

そんなやりとりの中、私に向かって短縄でたたいてきたり、砂をかけてくる子がいました。「遊んでほしかった」と言ってました。自分の思いをうまく伝えられないとこのような行動に出ることがあります。全員ではないけれど、これが低学年。もちろん叱りましたが、やってみてわかることがあります。こんな経験もしながら日々成長中。失敗は繰り返さず、次に生かせば良い。小学生ですから。