令和5年度 校長室より

2023年6月の記事一覧

募金と歯科検診と丸つけ隊と野菜づくり(校長室より)

今週は、児童会役員と4年生以上の学級委員が力を合わせて、緑の羽根募金活動をしています。

 

登校してくる子どもたちに「募金にご協力くださーい」と大きな声をかけます。

 

そんな中、ある児童が困った顔をしてやってきました。学校に着いてから、募金がすぐにできるように袋から出そうと準備をしているうちにお金を落としてしまった、探したけれど見つからない、ということでした。

 

さて、どうしたものかなと一緒に考えていたら、高学年の女子2人が近づいてきて「クジャク小屋の近くに落ちてました」とお金を届けてくれました。見つけてくれてありがとう。無事に募金を完了しました。

 

活動は明日までです。担当のみなさん、ご苦労様。募金をしてくれたみなさん、ありがとう。

 

今日は歯科検診を行いました。2名の校医の先生にご来校いただきました。

 

体育館予定でしたが、この2日間で中の温度がかなり高くなっていたので急遽、理科室と家庭科室に変更して実施しました。

 

以前にあった健歯コンクールは今はなくなりましたが、表彰だけは残っていて、6年生の中で、候補児童に残ってもらいました。

小学生のうちはあまり意識しないかも知れませんが、歯は食事をする上でとても大事なものです。可能な限り、大切にしていってください。

金田先生、梅田先生、ご多用の中、ありがとうございました。

 

今日も丸つけ隊のみなさんが来てくださいました。

ありがとうございます。

 

2年生が野菜を育てています。

2組の子どもたちが観察をかねて、枝豆、パプリカなどを収穫しました。

ミニトマトは実をつけていますが、まだまだ色づくのはこれからです。

1組の平野先生がわき芽とりの方法を教えていました。さらなる生長が期待できます。

暑くなるので、水やりは欠かせません。まだまだ楽しめそうですね。

岩石園整備(校長室より)

学校運営協議会委員の篠田さん(ふる協会長)・小野寺さん(地域協働活動推進委員)・入道さん(民生主任児童委員)や見守り隊のみなさんが岩石園の整備に集まってくださいました。

太陽は隠れているものの蒸し暑い中でしたが、新しい植物を植えたり、雑草を抜いたりと、手を入れてくださいました。

去年までブルーシートをかぶっていた場所が、今やこんなに整備されました。

 子どもたちを育てるためには環境を整えることも大切です。

学校にいる子どもたちにとって、友達や教職員などの人やその立ち振る舞い、教室など施設全般などなどが「環境」です。汚い環境で過ごすよりきれいな環境で過ごす方が良いのは間違いありません。

岩石園も当然その1つです。みなさん今日もお力を貸していただきありがとうございました。

保護者の皆さんも、ぜひ来校した際にはご覧になってください。 

研究授業(校長室より)

学校は、教えるべきものが明記された学習指導要領にそって教員が学習を教える場所です。 

限られた時間数で、子どもたちにたくさんのことを教えます。

 

授業中に子どもたちに教えることはできても、それが1人1人の身につくためにはその授業の時間だけでは足りません。繰り返しの練習が必要だったり、振り返り(復習)が必要だったりします。そもそも「そんなこと教わったかな」とならないように、先生の話を聞くという子どもたちの姿勢も大切ですし、先生が子どもたちと共に話が聞ける環境をつくるということも大切です。先生と子どもとの人間関係が影響することもありますし、家庭での学習習慣も影響します。それはもう本当に色々なことが絡み合って「教わる→身につく」までたどり着きます。

 

今年度は算数の授業を通して「全ての児童が『わかった』『できた』と感じられる授業の工夫」について研修をしていくことにしました。

 

今日は4年3組の宇佐美先生が授業者です。教職員全員で参観しました。

 柏市教育委員会教育研究所指導主事大木航太先生を講師としてお招きしました。

 

担任が45分間に子どもたちにかける言葉はたくさんあります。言葉1つを客観的に観察するだけでも、そこに教員として学ぶべきことがあります。

 

この時間、他の教室は自習になりますが、そうしてでも学ぶことがあり、それを自分の授業に生かしてほしい、そんな1時間を教職員で共有しました。

 

放課後には研究協議会を行いました。

今の学校は年々若い先生方が増え、ベテランと言われる層が薄くなっています。誰もが日々修行です。失敗もしながら成長していきます。今日の授業や協議会で学んだことは、明日からの各教室で生かしていきます。大木先生、ありがとうございました。

本との出会い(校長室より)

今年度は夏の本の貸し出しが1人5冊までとなっています。校内のあちこちにそれを知らせるポスターが貼られています。

 

蔵書点検がある関係で冊数が増えています。

 

本と良い出会いができると、日々の楽しみが広がります。学校ではおはなしジャングルのみなさんによる読み聞かせや図書室でのイベントで子どもたちが本に興味を持てるような働きかけをしています。

 

図書室前の廊下には図書委員会の児童のおすすめの本の紹介があります。

 

本との良い出会いのきっかけになることを願いつつ・・・。

とは言え、本との良い出会いのタイミングは1人1人によって時期が同じではありません。これを読んでいるみなさんは本と良い出会いをしたのはいつですか。私は大学生の時でした。小学生の時は、字が多い本を読むのは苦手でした。

いつか、良い出会いをするために、「嫌いにさせない」「無理をさせない」ということを大人が意識しておくことも大切です。

玉結びと玉どめ(校長室より)

5年生の家庭科です。

裁縫セットを用意し、針と糸での作業です。

みなさんが小学生だった時もありましたよね。

これを読んでいる大人のみなさんは得意でしたか。私は小学生の時は苦手でした。玉結びはなんとかできるようになりましたが、玉どめはどうしても教科書に載っている方法ではできずに自分なりのやり方でごまかしていました。早い話が、糸が抜けなければ良いわけですから。

担任が実技を見せながら、一通りの説明をしたとしても、行うのは初めてなので、できなくて当たり前です。大事なのは「できない」自分に気づいた後です。

「先生わかりません」と先生に声をかける子もいれば、まずはじっくり自分で取り組む子もいます。隣の子に聞きながら取り組む子もいます。今日のクラスを見ただけでも、学び方には1人1人違いがあると感じる瞬間でした。

 裁縫に限らず、何事についても「習ったからできる」とはならないことが多いものです。できるようになるためには、さらに時間が必要です。学校は、教える場所ではありますが、時間には限りがあり、1人1人に身につくまでの時間はありません。できる限りわかりやすく教えたり、わかりやすく説明したりという工夫はしますが、やはりここから「自分でやってみる」という個人の作業が一番大切です。

特に実技系のものは頭で考えるより、とにかくやってみることが重要です。「やる気は、やり始めてから生まれるものである」と聞いたことがあります。最初からやる気など出ない、あれこれ考えずに何はともあれやってみる、ぜひ嫌がらずにがんばってみる、この行動が全てのスタートです。昨日の3年生のリコーダーと同じです。触れる回数が多ければ上手になるチャンスは増えます。

がんばれ、5年生。