令和4年度 校長室より

令和4年度 校長室より

避難訓練(校長室より)

2時間目に避難訓練を行いました。

地震、第一次避難、火災、第二次避難と続きます。

 

子どもたちには、「災害などはいつ起こるか誰にもわからないからこそ、学校にいるときは日頃から先生方の話をきちんと聞くことが大切」という話をしました。それが、学校で万が一のことが起こったときに身を守ることにつながるんだよということを話しました。

教職員には、「その時その瞬間に自分での判断を迫られることがあるから、訓練の時にこそいろいろなことに気を配って行動するのが訓練である」ということを文書で伝えました。

 

3年前にこの本を読みましたが、

災害が起こったときの判断の大切さについて多くのことを学んだとともに、その難しさも学びました。本の帯にある「悲劇を悲劇のまま終わらせない」という言葉はこの本の願いを表しています。

 

今日、子どもたちは速やかに行動することができていました。各教室での毎日の学校生活という隠れ訓練で、「先生の話をきちんと聞く」という力がしっかり身についているおかげかな。

教職員一同、引き続き、危機管理意識を高く持って取り組んでいきます。

交通安全教室(校長室より)

柏市役所防災安全課より2名の講師の先生をお招きし、低学年対象に交通安全教室を実施しました。

3時間目が1年生、4時間目が2年生です。

最初に、「みんながルールを守っていても、ルール無視の車や、ペダルを踏み間違えて向かってくる車などがいるので、自分の身を守るためには周りに注意することが大切」というお話から始まりました。

何が起こるかわからないから、せめて自分はルールを守っておく、これは歩行者だけの心得ではなく、日頃車を運転する我々大人にも言えることだなあと話を伺いながら思いました。

道路での「歩き方」の話の中でも、右を歩く、飛び出さない、などの基本ルールを守ることはもちろん、道路にある歩行者の安全を守る歩道、ガードレールなどがあったとしても安全とは思わず、注意を払いましょうということがありました。

これは大人でもなかなか難しいことだと思います。

いつ、どこで起こるかわからないことなので、きりがないという意味での難しさです。

「あんぜんとは みること みられること」というお話もありました。

その後、「自転車の乗り方」についてはDVDを見て学びました。

今日学んだことを生かして安全に気をつけて過ごしてほしいと思います。

 

自分の命は自分で守る、と言ってしまえば一言ですが、楽しいことや興味があること第一の子どもたちにとってはなかなか大変な世の中になっていると思います。ルールを守っているのに命を守れないってどういうことなのよ、運転している我々大人がそう言われているわけです。未だに報道される飲酒運転も含めて、子どもだけでなく他者を守るための交通ルールをきちんと大人が考えなければいけないということです。

 

秋の交通安全運動も金曜日までです。事故にあわないように気をつけたいですね。

3年生校外学習(校長室より)

3年生の校外学習でした。

朝からとても良い天気でお出かけ日和となりました。房総のむらに行ってきました。

午前中、午後ともにグループでの見学をしました。

敷地内は土の道が多く、それだけでも昔を感じるのですが、子どもたちは普段と違う感じに気づいていたかな。

千葉の下総、上総、安房それぞれの農家のお家があり、庭で遊んだり、家の中に入ったりしました。

出発の会で「1人にならない、1人にしない」を子どもたちにお願いしました。敷地内とは言え、1人での行動は避けてほしいという願いからです。子どもたち同士で声をかけながら、可能な限りグループで動こうとしていた様子を見ました。班長さんは大変だったと思います。ご苦労様でした。

しっかり見学してほしいという大人の願いと、子どもたちの思いは必ずしも一致しません。一通りの見学が終わると、子どもたちの頭の中はお弁当のことでいっぱいになっていったようでした。

保護者のみなさん、朝早くからお弁当の準備ありがとうございました。

子どもたちはうれしそうに食べていました。

午後も太陽の下でのグループでの見学が続きました。

先生の話を聞く、協力する、チャレンジする、個人のことより全体のことを先にする、などなど集団で動くときに大切なことは、校外学習の当日に急にできるようなものではありません。日頃の指導の積み上げが生きてきます。

3年生もまだまだ半分たったところで、真の3年生の完成まで半年あります。校外学習は終わりますが、日々の生活、学習はまだまだ続きます。担任の先生やクラスメイトとともにさらに学び続けて、少しずつ少しずつ成長してほしいと願っています。

実行委員のみなさんもご苦労様でした。先生方もここまでの準備も含めありがとうございました。

 

研究授業(校長室より)

講師の先生をお招きしての研究授業を行いました。

講師は柏市教育研究所指導主事の大木先生です。

今日は1年2組での算数の授業でした。

我々教員は毎日多くの時間を授業で子どもたちと過ごしています。子どもたちへの関わり、指示の仕方、授業の進め方、意見の取り上げ方、などなど少しでも良い授業になるように研修を続けるのですが、このように人の授業を見るということもその研修の1つ。自分のクラスは1時間自習となりますが、いろいろなことを学ぶことができます。

 

1年生の子どもたちが、先生の指示に従って、発言したり、考えたり、ノートを書き写したり、定規を使って線を引いたり、いろいろな活動をしている姿を見ると、その成長を感じます。

入学式の日に、3つのこと「しっかり勉強」「たくさん遊ぶ」「好き嫌い言わずに食べる」をがんばろうね、と話したことが昨日のことのようですが、確実に半年という期間学校で過ごしてきたのは事実で、それにより土南部小学校の真の1年生に近づいているなあと感じます。

もちろん、真の1年生として完成するのは3月末、まだ半年あるわけで、今まさに成長中、というところです。その成長の仕方には個人差はあります。かつて、3月生まれの私がそうであったように、小さなうちほど、例えば生まれ月による差も決して小さいものではありません。

それでも、本人、担任を日々の努力と、保護者のみなさんの支えがあって確実な成長に結びついていきます。「もう1年生だから」なんて言って、手を離すのはまだまだ早い。帰宅した後の筆箱チェックなど小さなことでも継続的な取り組みが明日の子どもたちの活動を支えるのです。

子どもたちだけでできることは多くはありませんし、あったとしても「そばでほめてあげる」ということが大切なのです。学校と家庭、できることはそれぞれの場で違います。引き続きそれぞれの立場で子どもたちの成長を支えていきましょう。よろしくお願いします。

五十嵐先生お疲れ様でした。先生方もお疲れ様でした。

講師の大木先生、本日もありがとうございました。

9月最終週(校長室より)

天気が不安定な3連休が終わり、9月の最終週が始まりました。


学校は4月始まりで3月終わりですから、今週末が1年間の折り返しになります。

夏休みの期間はあったものの、今のクラスや今の先生、今のクラスメイトとの関係の中で過ごした6ヶ月の学校生活は今後の子どもたちの成長に大きく影響します。

少しがんばればできることを丁寧に積み上げる毎日になるよう、教職員一同、指導、支援を続けます。

お家でのお子さんの様子はいかがですか。

子どもにとって、学校と家庭、どちらでもがんばり続けるのはなかなか大変なことです。大人でも、オンオフが必要なように、子どもならなおさらです。どちらかでがんばっている姿が見られるなら安心、と私は考えています。

さらに言えば、ミニ社会である学校は「がんばる場所」という役割、お家は「安心してリラックスできる場所」という役割となれば、めりはりがあってよいなあと思います。

たくさんの大人や、同級生、下級生、上級生がいる学校だからこそ、背筋を伸ばしてがんばる、がんばれる、がんばりたい・・・。今日もしっかり遊び、しっかりがんばる子どもたちの姿です。

そういう姿をとらえ、認め、ほめ、伸ばしていく大人でありたいと思います。