文字
背景
行間
市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています
本と仲良しになろう!高柳西小図書館
高柳西小学校はいつも、明るい子どもたちの声であふれています。外で過ごすときは元気いっぱいの子どもたちですが、学校図書館では、一人ひとりが夢中になって本を読む姿がみられます。
【秋のイベント計画中!】
10月は、図書委員会がもっとも忙しい季節です。秋の読書週間に合わせて、図書委員全員で、アイディアいっぱいのイベントを企画します。今年のイベントは、本を1冊多く借りられるチケットが当たる「図書ビンゴ」と、放送による「読み聞かせクイズ」。
1年生から6年生までみんながビンゴを楽しんでくれるように、ビンゴカードやチケットを、飾り文字や手描きのイラストをちりばめて作っています。とてもていねいで、心のこもった1枚ができあがります。
放送での読み聞かせは、声だけでおはなしを伝えるのがむずかしいところです。聞いている人たちに楽しんでもらえるように、読むところの分担や声の出し方を工夫して、くり返し練習しています。
【読書だけじゃないよ!図書館で日本一周】
校長先生の声かけで、夏休みにでかけたところのパンフレットを集めています。誰かが出かけたところは、大きな日本地図に赤いシールで印をつけました。休み時間には、友達がでかけたところのパンフレットをながめたり、地図で場所を確かめたりする高西っ子の姿が。学校図書館は、本を読むだけではなく、いろいろなことに興味を持つきっかけになる場所でもあるのです。
一期(一冊)一会を大切に 光ヶ丘中学校
光ヶ丘中学校の図書館は、校舎2階、3年生の教室の並びにあり、昼休みには多くの生徒が訪れます。約14,000冊の蔵書が光中の学びと読書を支えています。
3年ぶりに全校で行われた体育祭。校庭に面した明るい図書館には、練習に励む生徒たちの、元気な声が響きました。
【授業での活用】
1年生の国語「ベンチ」では、作品の舞台となったナチス・ドイツ時代の社会について、興味を持ったことについて本を使って調べ、ライブラリーナビにまとめました。
「ホロコースト」「アンネフランク」「杉原千畝」「人種差別」など、調べたテーマは多岐に渡りました。
「歴史は消せないけれど、繰り返さないことはできる。つらい過去を知ることも大切だと思った。」「こういったことを調べる機会を作ってくれて、たくさんのことが知れた。差別を無くす仕事をしたい。」などの感想があり、授業での学びを通して、生徒それぞれが、自分の問いに向き合う時間を持つことができました。夏休み中に全員が完成させたライブラリーナビの作品は、校内審査を経て、「第6回柏市図書館を使った調べる学習コンクール」に出品します。
このほか、2年生国語では、本とクロムブックを併用し、SDGsを調べてまとめたうえで、明日からの自分の目標を宣言する活動、3年生国語「おくのほそ道」では原文、訳を読み比べ、キャッチコピーを作る活動などが行われました。今後も各学年で図書館を活用した授業が予定されています。
【図書委員の活動】
光中の図書委員会はアイデアを出し合い、熱心に活動を行っています。
昼休み中の開館業務はもちろん、給食時の放送でのブックトークや、全校しおりコンテストの企画運営、図書委員のおすすめ本コーナーのPOP作成など、光中の読書活動は図書委員によって支えられています。
本年度は、新入生歓迎展示として、「一冊一会」コーナーを実施しました。図書委員がそれぞれ選んだおすすめの本の書き出しの一行のみを紹介するPOPを作成し、題名や著者名はわからないまま貸出をする、というものです。
中学校3年間という限られた時間の中で、出会える本はまさに一期(一冊)一会。一生心に残るような本との出会いを、図書委員と一緒にお手伝いしていきます。
【 いつでもそばに、本を 】 名戸ヶ谷小学校
名戸ヶ谷小学校は児童401名の、笑顔あふれる小学校です。学校の周りには田んぼやビオトープなどの自然が多く、子どもたちは地域の方々と一緒に米作りを行うなど、たくさんの方々に見守られながら、のびのびとした学校生活を送っています。
そして、子どもたちの元気な声が響く3階中央に、名戸ヶ谷小学校図書館は位置しています。2年生と3年生の教室に挟まれ、毎日多くの子どもたちが利用しています。
また、当校は読書活動を長年大切にしており、学校全体を通じて図書への関心がとても深いです。毎朝「読書タイム」を設けており、子どもたちは自分で用意した本や、学校図書館の本を読んでいます。他にも、各学年のブックトラックには単元に合わせた本や図書委員おすすめの本などを配架し、本が身近に感じられる環境を作っています。
さらに、栄養教諭と連携し、毎月、給食と本のコラボ「おたのしみ給食」を行っています。本に登場する料理や食材を使った給食を出してもらい、子ども司書による読み聞かせ放送を全校で見ながら、おいしく給食を食べています。
1学期には、図書委員おすすめ「本のおたのしみ袋」のイベントを行いました。多くの子どもたちが楽しそうに本を選んで借りていく姿が見られました。図書委員会では毎学期イベントを行うことを目標とし、「みんなが来てくれる楽しい図書館」を目指しています。
名戸ヶ谷小学校図書館は2学期もみんなで力を合わせて、よりよい図書館づくり、読書の楽しさを広める活動をしていきます!
第3回 学校図書館指導員 新人研修・全体研修
9/1(木)沼南庁舎502会議室で、第3回新人研修が行われました。
今回の新人研修は、全体研修に先立って「①選書と除籍」「②授業支援」「③蔵書点検」について
指導課の先生方より、ご指導いただきました。特に「②授業支援」の中で、「ビブリオバトル体験」を
実施し、新人学校図書館指導員たちの本に対する熱い思いを知る機会となりました。
また、9/6(火)には沼南庁舎大会議室で、対面での全体研修が午前・午後に分かれて行われました。
今回は、二学期の業務について、また学校図書館PCリプレイスに関する研修です。
さらには「ステップアップ研修」に「グループワーク」と盛りだくさんの3時間になりました。
【二学期の業務について】:大野都学校図書館アドバイザー
【PCリプレイスに関して】:教育システム 本間氏
【ステップアップ研修】:笹間ひろみ学校図書館コーディネーター
今回のステップアップ研修のテーマは『廃棄について』です。
2021年に改訂された「学校図書館図書廃棄規準」をもとに、各学校での悩みや困りごとをグループで
話し合い・共有しました。
【グループワーク】グループ交流「Sagasokka!」の活用について
7月に実施した「司書教諭合同研修」での各中学校区での話し合いを、学校図書館指導員同士で共有しました。
今後どのように「Sagasokka!」の活用をすすめていけるか、学校図書館指導員という立場を通して
どのような支援ができるか、様々な意見が飛び交いました。
今回の研修では、各学校の取り組みや困りごとなど直接話し合いをする時間を多く取ることができ
学びの多い、充実した研修となりました。
学んだことを各学校へ持ち帰り、豊かな「読書の秋」を実らせます。
第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修
7月29日(金)、第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修が、Teams(Web)で実施されました。
★講義 「本とICTの併用」~「調べる」学習をどう支援するか~
笹間ひろみ学校図書館コーディネーター
今年度の柏市学校図書館の重点は「本とICTの併用」、学習・情報センターとしての学校図書館活用の推進
であることを確認し、「調べる」学習の支援の手立てを学びました。
実践例として、「Sagasokka!」を活用した授業や、課題設定でのレファレンス・ブックの活用について
紹介していただきました。
★講義 「学習・情報センターとしての学校図書館のあり方」
講師 白百合女子大学非常勤講師 袖ヶ浦市教育委員 中村伸子先生
学習・情報センター機能を充実させ、疑問が解決できる学校図書館づくりについてご講義をいただき、
袖ヶ浦市の「調べる学習コンクール」の長年の取り組みと、優秀作品を紹介していただきました。
調べ学習で探求することは、自分の内面を見つめ直す機会になり、将来への道へと続いていくことを学びました。
★中学校区でのグループワーク協議
中学校区に分かれて、学習・情報センターとしての学校図書館について、自校の取り組みの情報交換をしました。
合同研修は、調べ学習の意義と、学習・情報センターとして学校図書館が果たす役割の大きさを改めて感じる
貴重な時間となりました。
自慢がいっぱい!増尾西小図書館
増尾西小の図書館は、B棟2階にある広々とした図書館です。
子どもたちの教室があるA棟とは少し離れていますが、休み時間にはたくさんの子どもたちが集う
憩いの場所になっています。そんな増尾西小にはたくさんの自慢があります!
自慢① 【大活躍の図書委員】
増尾西小は、委員会活動が活発です。
自ら進んで活動することができる図書委員のメンバーたちは、低学年が乱雑に
書架に戻した本を「こうやって入れてね」と丁寧に指導してくれます。
またイベントも盛んです。1学期は「なかよしルーム」で低学年向けの「読み聞かせ」が
ありました。お迎えからお見送りまで、自分たちで行いました。
自慢② 【学校図書館内の大型モニター】
柏市内、どこを探しても図書館内に大型モニターを設置している学校は他にありません。
この大型モニターを使ってPowerPointを使ったオリエンテーションや普段の読み聞かせまで
行うことができます!
自慢③ 【本好きな子どもたち!】
増尾西小の子どもたちは、とにかく本が大好き!
指導員をつかまえては「おすすめの本を教えてください」攻撃に嬉しい悲鳴の日々。
一冊でも多くの本と出会ってもらいたいと、新刊展示会も大々的に行いました。
連日満員御礼の大盛況となりました。
〈低学年向け・絵本読み物コーナー〉
〈リクエストの多かった怖い本コーナー〉
他にも、授業や調べ学習で使える本も興味深く手に取っていました。
これからも子どもたちの期待に応えられる学校図書館作りを目指します!
第2回学校図書館指導員研修
7/5(火)沼南庁舎大会議室で、午前と午後に分かれて開催されました。
今回は体験型研修です。
・体験Chromebook
指導課の太田真奈美先生と教育支援アドバイザーの田中香穂里先生にご指導をいただきました。
指導員1人に1台のChromebookが手渡され、子ども達が授業の中で使っているJamboardを体験しました。
4人1グループで付箋に言葉(しりとり)を入力し、貼っていくというゲームです。スプレッドシート体験
では、夏休みに行きたい場所を紹介し、コメントをし合いました。
・体験読書会
小学校2グループ、中学校グループに分かれて読書会を実施しました。
・選書検討会
各校の選書リストを持参し、情報交換をしました。次期の選書に向けて、みんな真剣に参加
しています。
体験型研修を通して積極的な対話が生まれ、楽しみながら、学びの多い研修となりました。
授業単元での学校図書館活用を推進するために、これからも発信し続けていきます!
読んでワクワク、調べてワクワク、そんな気持ちを大切に 富勢小学校
富勢小学校は明治33年に開校した児童数656人の歴史ある小学校です。図書館は
2階で、第一図書室(9類の物語の本)と第二図書室(0~8類の調べ学習の本)
の2部屋に分かれています。年間を通して、読書センター、学習センター、情報
センターとして様々な活動を行っていますが、ここでは近況をご紹介します。
◆五感で絵本を味わう~栄養教諭とのコラボ◆
コロナの感染予防対策を十分行ったうえで、1年生がソラマメの皮むきを行いま
した。図書館指導員が「そらまめくんのベッド」を読み聞かせし、栄養教諭が
絵本に出てきたお豆をクイズ形式で説明しました。むいたソラマメはその日の
給食の献立です。児童からは「ソラマメって大きいね」「ベッドの中はふわふ
わだね」との声が…。五感をフル活用して絵本もソラマメも味わえたようで
す。
◆どこででも百科事典で調べ学習を~Sagasokka!(さがそっか!)の活用◆
柏市で今年度から導入されたSagasokka!(さがそっか!)の活用が、端末
に慣れた高学年から順次始まっています。6年生ではSDGsや修学旅行、
5年生ではお米やAIなどの調べ学習がさっそく行われています。さまざ
まな検索メニューや音声・動画情報など、本とはまた違ったデジタルなら
ではの良さを実感したようです。本と併用しての活用に期待です。
◎6年生の自学ノート。自宅での調べ学習にも役立っています。
◆ゴールデンアップルめざして~読書のりんごの木◆
毎年3月になると図書館の廊下の窓は、桜の開花でピンク色に染まるの
ですが、それにも増してこの春、図書館に華やぎを添えてくれたのは
「読書のりんごの木」です。これは貸出冊数に応じて、緑の葉、黄色
の花、赤や金色のリンゴの実がつくもので、昨年度から始めました。
今はまだ緑の葉っぱだけれど、ゴールデンアップルめざして、全校で
楽しく読書に励んでいます。
◎今はまださびしいけれど…(1・4・6年生用と2・3・5年生用の木の2本あります)
◎昨年度の「読書のりんごの木」。今年度は全員でゴールデンアップルを実らそう!
【読みたい!知りたい!調べたい!に応える学校図書館】柏の葉中学校
柏の葉中学校は創立5年目の市内で一番新しい中学校です。
学校図書館は一面ガラス張りで明るく、床や書架は木の温かみが感じられる造りで、
生徒の憩いの場となっています。
<人気の閲覧コーナー>
【情報発信する学校図書館】
本を読む楽しさを伝えるだけでなく、「知りたい」という知的好奇心を刺激するような
場所となるよう、日々、情報発信を心がけています。
カウンターには「今日は何の日」の掲示と、それに関連する「おすすめ本」を紹介する
コーナーを設け、毎日更新しています。
<新聞コーナーと学習スペース>
新聞コーナーでは、日刊紙2紙と中高生新聞を読むことができます。
英語の記事や投書欄、時事問題などは切り抜いて掲示しています。
昼休みには生徒たちが閲覧台を囲む姿が見られます。
2年生の国語の授業では、新聞の投書欄を教材として意見文を書き、
希望者は書いた文章を新聞社に投稿しました。
【学校図書館オリエンテーションと自校の推薦図書】
今年度は全学年で学校図書館オリエンテーションを実施しました。
3ケタの分類記号(NDC)と書架の配置を確認したので、本を
元の場所に返すというルールがほぼ守られています。
また、本校ではぜひ読んでほしい本を「柏の葉中推薦図書」として、
各学年20冊ずつ選定しています。その中から、指導員が各学年3冊ずつ紹介しました。
<2年生の学校図書館オリエンテーション>
【タブレット端末と図書を併用した授業】
柏市の小中学校では一人に1台、タブレット端末が貸与されていて、
調べものをしたり、レポートをまとめたりと、日々、様々な授業で使用されています。
「絵本の制作」では、市立図書館からお借りした絵本を手に取り、対象年齢や絵本の
ねらいについて考えることから始めました。手描き派もいれば、フリー素材の画像で作る
デジタル派、混合派もいるようです。館内にあるイラストの本やポップアップカードの
作り方の本を参考にする生徒もいます。どのような絵本ができあがるのか楽しみです。
<3年生家庭科 絵本の制作 構成を考え中…>
【図書委員会の活動】
「来館者と貸出冊数を増やしたい!」
という思いから、図書委員会ではポップの制作を行いました。
館内でおすすめ本とともに展示しています。
図書館だよりや昼の放送でお知らせしたところ、昼休みに利用する生徒が増え、
おすすめ本の貸し出しも増えました。
今後の活動としては、先生方へのおすすめ本取材、柏の葉小学校への読み聞かせなどを予定しています。
これからも、「癒しの場」「信頼できる情報が得られる場」として、学校生活をサポートしていきたいと思います。
「子どもの力 図書館のためのブックフェア2022」がひまわりプラザで開催されました。
5月23日(月)から26日(木)、「子どもの力 図書館のためのブックフェア2022」が
ひまわりプラザ学習室で開催されました。
柏市学校図書館でお世話になっているTRC図書館流通センターの主催です。
24日は、合同研修会会場がひまわりプラザ大ホールでしたので、
多くの司書教諭・図書館指導員がブックフェアに参加し、
学校図書館にどの本を選書しようかと手に取っていました。
今回の「ブックフェア」は、SDGsに配慮した方法での開催となっており、
学校図書館での掲示や展示のヒントにもなりました。
柏市大島田48番地1
04-7191-7369(指導課)