校長ブログ

読み聞かせの中で(校長ブログ)

 先日12日に行われた「うさぎのみみ読み聞かせボランティア」で,

吃音のある子を話題とした本の読み聞かせがありました。

「吃音」つまり「どもってしまう」ことは不自然だと思われがちですが,

「どもるということは流れるよう(スムーズ)に話せない事」と解釈すると,

誰にでもある事で,うまく話せない症状の一つだと気づきます。

 私も,初めての方に話す場面では,早口になって呂律が回らない事が多々あります。

「流れるように話せない」と言うことでは,吃音となんら変わりありません。

 では「流れるように話せない」人に接したらどうしたら良いのでしょう?

 頂いた資料には,こう記されていました。

「親切のつもりでも相手の言おうとしている言葉を先取りしないこと」

 話の先取りをすることで,誤解があっても言い直せなくなったり,

話す機会ごと奪ってしまうことなど,相手にとってマイナスにつながってしまいます。

 多様な子どもが増えたと言われていますが,一つ一つがその子の特性と考えれば,

その子なりの解消法・対応法を見つけるまで,

「待ってあげる」時間が重要だなと感じました。

 今回の「うさぎのみみ」で,また良い話が伺えました。