校長室より

2020年1月の記事一覧

始業式…“行動力を!”

 年が明けたと思ったらもう7日。毎年思うのですが,何だか時間が過ぎるのが早い気がします。今朝は通学路には立てなかったのですが,体育館に向かう途中で子供たちに会うと,「おはようございます!今年もよろしくお願いします!」という子供たちからパワーをいただきました。休み明けで,きっと気持ちは重たいのでしょうが,夏休み明けとは子供たちの様子は違います。習慣づいた登校で,「よしっ!」とスイッチを入れ,元気を出して登校する子供の姿を見ると嬉しくなります。1月7日,いよいよ3学期のスタートです。
 3学期の始業式,いつものように「新年の挨拶やお年玉をいただいたときにお礼ができた人?」と尋ねたところ,待ってましたとばかりに「はい!」と多くの子供が手をあげました。2学期終わりに「皆さんの挨拶で周りの人を嬉しい気分に」とお願いしていたので,とても嬉しくなりました。続けての話では,今年開催される東京オリンピック・パラリンピックにふれ,「みんなの行動力に期待!」という話をしました。
 今年は,夏に東京オリンピック・パラリンピックが開かれる特別な年です。オリンピックが東京で行われるのは2回目で,前回は56年前でした。皆さんのおじいちゃん,おばあちゃんの中に,「オリンピックを見たぞ!」という方がいるかもしれません。この時同時に,世界で初めてのパラリンピックが開かれたことは,皆さん知っていますか? 東京はパラリンピックを2回開催する,世界で初めての都市になるんです。この世界初のパラリンピックを創った人は「日本のパラリンピックの父」と言われている『中村 裕(ゆたか)』というお医者さんです。当時の日本では,身体に障害のある人を保護することはあっても,スポーツができたり,仕事ができたりという考えはありませんでした。今では当たり前の“リハビリ”という言葉さえなかったんですね。そんな中,中村先生は手足が不自由でも,スポーツをすることの大切さや仕事をする場をつくることの重要性を訴え続けました。「障害を持っている人を見世物にするのか!」と,厳しいことを言われても「スポーツは障害を持っている人の健康を保つだけでなく,積極性や社会性を持たせる上でも大切だ」と中村先生は諦めず,日本中だけでなく,世界中を飛び回って粘り強く,訴え続けました。そして多くの困難を乗り越えて,障害を持った人のスポーツの祭典「パラリンピック」の開催を56年前の東京で実現したのです。
 中村先生の凄いところはどこでしょうね。…困難なことがあっても,諦めずに取り組んでいく「行動力」でしょう。私たちは知っていてもやらない,やりたいと思っていても中々始められない,やり始めても続かないことってありますよね。中村先生は,日本中の人が当たり前と考えていたことを変えてしまう行動力を発揮したのです。一人の行動が,日本の社会を変えました。「自分の信念を持ち続け,行動し,やり抜くこと」は皆さんにもできるはずです。期待していますね。(「月刊プリンシパル・1月号」より内容を引用)

 昨年の今頃は,「平成の次は何だろう?10連休はどうなる?」そんなワクワク感がありましたが,今年はオリンピック・パラリンピック…競技は夏休み中なので,子供たちの様子は目の当たりにはできませんが,子供たちと一緒に楽しみたいですね。夏休み明けの様子に注目です。
 さてそんな楽しみがある今年ですが,まずは今日から始まる3学期です。「6年生にとっては小学校最後の,1年生から5年生までは進級前の準備の日々で,短いですが大切な時間です。6年生は短い3学期の日々を,心を込めて過ごしてください。そんな6年生を,1年生から5年生は見ながら大切に過ごして行きましょうね」とも伝えました。もう一つ,富勢小の「悩みごと相談員」を子供たちに紹介しました。今野・澤田両教諭,熊木養護教諭,そして縄田教頭です。3学期ともなると様々な経験を積み,子供たちは自信をつけています。が,同時に困ることや悩むことも多くなるはずです。「そんな時はぜひ,お家の人や先生たち,大人に相談を!」と伝え,紹介しました。今日から始まった3学期ですが,健康状態だけでなく,何気ない言動や表情についても注視していただきたいと思います。
 今,雨が降っています。もしかしたら夜は雪かも…。こんな寒い日が続く日々ですが,「人を元気に,気持ちよくしてくれる」挨拶と「自分の命は自分で守る」強い気持ちをパワーにして,子供たちには元気に過ごしてほしいですね。保護者の皆様,どうぞよろしくお願いします!

6日、仕事始め

 今日、6日は「仕事始め」。いつもより長く、のんびりしたこともあり、家を出るのは気が重かったのですが、「よしっ!」と覚悟を決めて玄関を出ました。職員も数名が出勤し、明日からの3学期スタートの準備に務めます。校舎内を回ると、黒板には子供たちを迎える言葉や絵がかかれてありました。7日朝にはまた子供たちが登校し、いつもながらの活動が始まります。休みを経て再開…という場面は、子供たちだって気が重いはずです。そこは私たちが安心できる雰囲気を作っていきたいと思います。4月や9月のスタートとは違い、2回の経験があるので戻りも早いはずですが、そうならない場合だって十分に考えられます。お子様に「いつもとちょっと違うな」と思われる言動を感じられたらぜひ、担任にお話しください。また休み中の出来事で、気になるものも同様です。そこは家庭と連携して、子供たちの成長につながるようにしていきたいと思います。
 午前中、子供ルームをのぞきました。ルームの子供たちの中には既に4日の土曜日から通っている子もいます。ちょうどのぞいたときは学習タイム中。「こんにちは!」「明けましておめでとうございます!」「今年もよろしくおねがいします!」…と小さな声で挨拶を交わしました。いつもの半分程度の子供たちでしたが、テーブル毎に2~3名に分かれて、真剣な顔でドリルや学習帳、読書など、それぞれの課題に取り組んでいました。緊張気味の表情も、テーブルを回っていくとニコッとして、お正月にしたことを楽しそうに話す姿が見られました。その後は室内遊び、外遊びと続き、校庭からは子供たちの元気な声が聞こえてくるなど、一足早く、子供同士の関わりで楽しんでいました。「宿題は終わった?」とこちらから問いかける前に、「宿題は全部終わったよ」と声かけしてくる子供たちが多かったかな、と思います。そうです、冬休みの宿題もありました。子供たちは計画的に取り組みましたか?夏休みほどではないにしろ、今日1日で…という子もきっといるでしょうね。元気なルームの子供たちから、ワイワイ、ガヤガヤと明日から始まる活気ある時間が思い浮かび、ワクワクする気持ちにさせてもらいました。
 昨年に続き、今年も昼休みに初詣に行き、学校の無事を祈念しました。そして、おみくじを引いたら「大吉」!先日に続いての幸運なのでちょっとビックリです。「悪びれずに、心静かに高尚に待つべし」という文言が印象に残りました。自分の努力次第で道は開ける…と、戒めはしつつ、
「よし!」という気持ちになりました。いよいよ明日から3学期が始まります。今日まで続いた好天から明日、明後日は下り坂のようですが、気持ちは晴れ晴れと迎えたいと思います。保護者の皆様、どうぞよろしくお願いいたします!

準備が必要

 年が明けてずっと好天が続いています。今朝、外に出てみると路面が濡れていました。「東京で初雪」とのニュースもあり、ずっとは続かないなとは思いましたが、今は明るい陽射しが差し込んでいます。皆様、三が日はどのように過ごされましたか?子供たちは元気ですか?テレビでは初詣、初売り、新春の神事など正月らしい光景が放送されていました。また駅伝やサッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなど、スポーツも正月の恒例行事として当たり前になっています。そんな3日間はあっと言う間に過ぎてしまう…毎年、感じることです。本来なら4日が「仕事始め」ですが、週末と言うこともあり、6日から開始、と言う方も多いかと思います。
 初詣は行かれましたか?私も昨日、行ってきました。そしておみくじ…何と“大吉”でした!気分は最高。よくよく読んでみると「思うがままになる運です」の書き出しに続いて、①短気にならない ②身を慎む ③心静かに ④他人に相談 ⑤感謝の心を大切に という5つの条件が書いてあり、「いつもにこにこ感謝の気持ち、家もあかれば、身もひかる」という教えの言葉もありました。そうですよね、何もせずに思うがままになるなんてことはありません。それなりの準備があってこその自分の運命…おみくじから学びました。
 そういえば昨日のこと。新聞「すごいユーチューバー」と言う記事がありました。「ユーチューバー」といえば男の子が将来就きたい職業№1という話題が先日、ニュースになっていました。興味本位の動画撮影という印象が私には強く、このニュースには「どうして?」そんな思いでいました。記事にも「動画は誰でも投稿できるため、手っ取り早く稼げるイメージがあるが、収入を得られるほど再生される人は一握り。犀星を増やすために過激な行動に走る人もいる」とあります。記事では「教育ユーチュバー」という30歳代の男性を取り上げていました。この方は教員を目指していましたが、教員のブラックな部分に衝撃を受け、断念。それでも教育の機会均等を訴えながら、誰もが無料で見られるユーチューブに魅力を感じ、塾の仕事を辞めて投稿を始めたとのこと。子供の集中力を考え、動画は15分以内、でも準備には10倍の時間を費やしたり、見やすさを考えて板書は色分けし、美しさに心がけたり、小学生から高校生まで、授業の口調を使い分けたりと、様々な工夫が伝えられていました。実際に動画を見てみましたが、本当にたくさんあるんですね。その数の多さにまずは驚きました。記事に取り上げられている方の動画も見ましたが、表情も良く、人を惹きつける力を感じました。また計画性と一貫性が感じられ、「ずっと続けていくって大変だろうな」そんな思いにもなりました。ユーチューバーをマネジメントする会社の方は「批判が殺到する不適切な投稿のリスクはあり、コンプライアンス教育の徹底が必要」と話していましたが、子供たちがなりたいユーチューバーの仕事は、作品が人から見られる、人に選ばれる仕事です。そのためには何が必要か…それを経験の中から学んでいかなくてはいけません。「将来、ユーチューバーになりたいから、今、しっかりと見ておく」ことにはなりませんよね。今、やるべきことは他にある…今の立場での準備の大切さを子供たちには伝えたいと思います。
 さあ3学期スタートの7日まで、今日と明日の2日間となりました。短い学期ではありますが、寒さから体調を崩すことも多く、欠席者も増えがちです。そんな状況で、6年生は卒業準備、在校生は進級準備にはいります。3学期は学年の終わりではあっても、4月からの始まりの準備も進めていくことになるんですね。まずは7日の準備をし、気持ちを整えて玄関を出てほしいと思います。待っています!

2020年・令和2年のスタート

 新年 あけましておめでとうございます
 新しい年が始まりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 皆様、どのような元旦をお迎えでしょうか? 太平洋側は冬晴れのところが多く、日本海側、北海道地方では雪…いつもながらの対照的な天候の中、新しい年のスタートを迎えました。富士山上空から中継のテレビ局も多く、「いったいヘリコプターは何機飛んでいるの?」そんな思いになりつつ、きれいな初日の出をテレビを通して、今年もバッチリと拝みました。「令和初のお正月」というコメントが繰り返されましたが、そういえば令和の時代になって初めての新年でしたね。
 冬休みも後半に入り、9日目を迎えました。子供たちはどのように過ごしていますか?年末のお手伝いなど、家族の役割を果たしましたか?…いつものことではありますが、今日までのところ、子供たちが事故や事件に巻き込まれたという連絡は無く、本当にホッとする毎日を過ごしています。今年は東京オリンピック・パラリンピックの開催年ということもあり、わくわく感が大きいのは私だけではないはず。とはいえ3月までの3学期は今の学年のまとめであり、6年生にとっては小学校を締めくくる大事な日々です。慌てることなくしっかり、じっくりと過ごして行きたいと思います。
 長期の休みになり、いつもの仕事を離れると、新聞や本、テレビを見るなどの機会が多くなり、いろいろと考える時間も増えてきます。先日、ラグビーワールドカップでの日本チームの戦いぶりを振り返る番組があり、見入ってしまいました。その試合はベスト8をかけたスコットランド戦。ご存じの方も多いと思いますが、前半から日本が快調にゲームを進めてリード、後半は一方的なスコットランドペース、そして残り25分の攻防と、今見ていてもあの時のハラハラ、ドキドキ感が蘇ってきました。選手からの印象に残った言葉として「同じ絵を見る」というのがありました。これは「これから展開されるプレーを選手間でイメージする」ということだと思いますが、素人の私でもトライがたった一人のプレーから生まれるのではなく、ボールをどうつないでいくか、そのため周りがどう動くかが大切で、それが全て上手くいったのが前半でした。ところがそんな日本のプレーを分析していたスコットランドは巻き返しを図ります。残り25分、7点差だったでしょうか。スコットランド選手は「行ける!」、日本選手は「上手くいかないな…」「また以前と同じかも…」そんな不安の言葉が、振り返って話す選手から漏れました。それに絶えて勝利につながったのは240日に及ぶ合宿で培った自信と信頼とのこと。最後は選手が「同じ絵を見た」と振り返っていました。 「ワンチーム」という美しい言葉を日本代表選手の皆さんから学びましたが、これは一朝一夕にできるものではありません。日々の生活の中では新たなこと、苦手なことがあるのは当たり前で、努力を続けることで何らかの進歩が見えてきます。しかし、「努力したのに成果につながらない」ということで、「上手くいかないからリセット」と途中で投げ出してしまうことはよく見る光景です。「継続は力なり」の大切さは大人の導きが大切であり、繰り返し、繰り返し、子供たちへの励ましを家庭と学校で連携していきましょう。「励ます側」の私達も職場全体で共有し、子供たちに達成感を少しでも味わわせていくために工夫しながら働きかけていきたいと思います。
 休み中の規則正しい生活はやはり大切ですが、この冬休みは家族以外の方との接触を通して学ぶことも多い時期です。休み前に「みんなの挨拶で周りの人を気持ちよくしてほしい」と子ども達には伝えました。今日からの三が日、そんなことでできると良いですね。皆様、穏やかにお過ごしください。