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卒業式・前半

 一昨日の雨風、雷は凄かったですね。久しぶりに朝から夕方まで一度も外に出ずに、家の中で過ごしました。県内でも市川市辺りでは冠水による被害が映像によって映し出されていましたが、皆様の周りではいかがだったでしょうか?学校では正門右側の土砂が門扉のレールに流れ込み、格納できなかったり、校庭フェンス沿いの桜の枝が折れたりといった被害がありました。昨日の風も強かったですね。陽射しはポカポカとしていて、気持ちよかったので歩きに出かけたのですが、土手沿いに行ってみると吹き飛ばされそうになり、立ち止まることもしばしばでした。
 このような休日だったのですが、ついに東京の桜が咲きました。例年よりは12日も早いのですが、昨年もこの日に開花したとのことです。では富勢小の桜は?…ということで、今朝、校庭にある桜を見上げました。つぼみが膨らみ、全体が丸く、緑色になっていて、咲きには桃色が見えています。咲きそうですが、まだ一輪も咲いてはいません。例年、この時期には注目しているのでここからの変化は何となくわかります。こういう状態からは数日かかるので、富勢小の桜の開花は今週末ぐらいではないでしょうか?今日もポカポカ陽気が続いています。ちょっと早まるかもしれませんね。感染症の不安はまだまだ続いているのですが、桜の開花や暖かな陽気など、季節は確実にやってくるのでホッとします。
 この時期になると、見られる光景がもう一つ。それは4月に入学する新入生の登校練習です。今朝、その第1陣に会うことができました。2人の男児がお母さんと一緒に登校、正門で折り返して帰って行きました。「挨拶しなさい」とお母さんに促されながら、恥ずかしそうに挨拶、「4月の入学式で待ってるね」と声かけすると、「はい!」と返ってきました。今週、来週、そして4月になり、入学式が行われる9日の前日まで、登校練習は続くんでしょう。これも春ならではです。
 いよいよ卒業式まで残すところ2日となりました。今年の卒業式は前後半の2部構成と考えています。前半は今日、証書授与の通し練習と私による最後の授業、そして後半は17日、保護者の皆様が見守る中での卒業証書授与と卒業生による「巣立ちの詩」です。私による最後の授業は本来なら式当日に実施してきた祝辞に代わるものです。子供たちは「総合的学習の時間」の中で、キャリア教育「夢への一歩」という学習に取り組んできました。授業を通して様々な職業に触れ、考えてきました。夢を実現する方法を考えたり、憧れる職業に就きたいと考えたり、自分が働く姿を思い描いたり、…。中には「○○が得意なだけでは務まらない」「どの職業も専門性が必要。簡単ではないが、諦めない」という考えを持つ子供もいるとか。そこに私の教員生活を紹介し、「小学校の卒業は、皆さんが夢の実現に向けて踏み出すことです。皆さんの将来への道のりは、いろいろなことがあるはず。苦しいこと、辛いこと、思い通りにいかないことはたくさんあります。でも、夢と希望を持って歩み続けることで必ず、“情熱を傾けられる職業”に出会えるはずです」と、授業をまとめました。
 明後日の17日は天候も良さそうですね。卒業式・後半は皆様と共に、子供たちの成長をしっかりと感じたいと思います。