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感染したら・・・

 9月2日から始まった校門坂のブロック塀工事ですが、雨が降ったり、猛暑だったりの中、順調に進んでいるようです。両側のブロック塀は撤去され、道路部分のコンクリートもはがされました。今は土が見えていて、整地されています。目立つのはくすの木の根っこの太さです。特に校舎に向かって左側の根っこは坂の部分にはみ出していて、「この根っこの部分はどうなるんだろう?」と思います。100年前に学校の敷地に50本のくすの木が植樹され、今はわずかに数本残っている木の1本です。30年前は隣の富勢運動場で、小学校も中学校も市内陸上競技大会が行われていました。その準備のために訪れる際、運動場の駐車場が使えないと、富勢小の校庭に駐車したのですが、校門坂がくすの木で薄暗く、何か街道でも通過しているような気分になったことを今でも覚えています。地肌が見えている校門坂からそんなことを思い出し、完成後の校門坂が楽しみになりました。
 昨日、文部科学省から子供たちと保護者の皆様向けに、感染症についてのアピール文を両面に印刷して配付しました。感染防止策や感染後の対応について記載されていますのでぜひ、ご一読ください。特に重視すべき点は感染した場合の対応についてです。感染者数は一時に比べれば減っているとは言え、各地によって状況は異なり、柏市でも昨日は多くの感染者が報道されていました。高校のサッカー部や大学のラグビー部の集団感染の報道が以前ありましたが、感染を強く避難する行為や同じ大学ということで教育実習が拒否されることがあったとのことです。子供たちは「感染したらどうしよう」との大きな不安や「家族が感染しても絶対に言わない!」との思いがあるというアンケート結果も紹介されました。今はいつ感染しても不思議ではない状況ですが、感染した後の周りからの対応を考えると大きな不安がある子供たちの様子がうかがえます。昨日のアピール文も子供たちにとっては「感染したらいけない」ととらえている子もきっといるはずです。職員には「言葉を添えて伝える」ことを伝えました。「先生だって感染する」「先生が感染したら、○○と考える」と、言葉を添えることで子供たちは「そうか先生も…」と思うはずです。後は日々積み上げる学級の雰囲気作り。学級の関わりの絶対時間が少ない現状の中、各学級担任は学級づくりには苦労しています。今までとは違う工夫によって少しでも安心感を醸しだし、「失敗しても良いんだ」「先生に相談してみよう」そんな気持ちに子供たちがなれるようにしていくことは大切です。感染症による影響は子供たちにとって想像以上のものがあると言われていますが、せめてそんな学級の中での生活を送っていきたいと思います。ぜひ、ご家庭でもアピール文をとりあげていただき、感染した場合の対応について話し合ってみてください。一概に「こうあるべき」とはいきません。感染症に関して、何かあれば相談していただき、一緒に考えていきたいと思います。
 スッキリしない天候と昨日のような猛暑の中、平常日課の1週間が終わりました。きっと子供たちは疲れたと思います(私も疲れました…)。ゆっくりと休んで元気に、来週を迎えて欲しいと思います!