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今年の芸術鑑賞会

 「ストリングラフィ」ってご存じですか?
 先週の20日に行われた芸術鑑賞会で、子供たちが楽しんだのが「ストリングラフィ・アンサンブル」。アンサンブルなので「音楽を聴くの?」と、誰もが思うはずです。私の30数年の教員生活で、様々な芸術鑑賞を体験してきましたが、この言葉は初めて目にするものです。この日の午前中、1~3年生の鑑賞会、体育館に行ってみると…。体育館中央にバレーボールの支柱が出されており、そこを中心に糸が張り巡らされています。「えっ?何?」と、入ることを一瞬ためらいました。その間に子供たちがジグザグ隊形に座って、周りをキョロキョロしながら、見て(?)聴いて(?)います。
  「ストリングラフィ」=ストリング(糸)+グラフィックアート(図表)ということで、体育館には糸と紙コップを使ったグラフィックアートができてはいるものの、これが糸電話の原理を利用し、擦ったり、弾いたりしながら音を出していく楽器に変わりました。ヴィバルディの「春」、「クラリネットをこわしちゃった」「春の小川・ことりの歌・カエルの歌・虫の声・雪やこんこん」と、次々に曲が演奏されていく中、子供たちは「どうしてこんな音が出るの?どこから音がするの?」と、耳ばかりでなく、目も大活躍していました。演奏の途中には、音の出る仕組みについての説明もあり、音って振動なんだ、紙コップが付いた糸と付かない糸との違い、実際に子供たちが参加しての演奏参加など、コンサートなのに実験がいっぱいの50分を楽しみました。演奏しているのはたった3人ですが、厚みのある音になり、体育館いっぱいに響く様子には「へえ~っ!」と驚きです。糸電話は年生の生活科で作る場面があると聞きましたが、昔のように誰もが知っている物ではないはずです。「身の回りにある物が楽器に変身」ということでも、子供たちにとっては興味津々の時間だったでしょう。また「パプリカ」では1年生が、「ドレミの歌」では2年生が一緒に歌い、先週の音楽祭お雰囲気に近づいた場面もありました。「音楽」という漢字は3年生で学びますが、「音を楽しむ」ことを3年生は実感できたのではないでしょうか?20名ほどの保護者の方にも一緒に楽しんでいただきました。ありがとうございました。午後の高学年の部には参加できなかったのですが、やはり子供たちの興味津々な様子はかなりだったとのこと。今年の芸術鑑賞は、子供たちの記憶に残る内容になりました。