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「ロウソクの科学」

 「ノーベル化学賞に吉野 彰 氏!」今朝の新聞の見出しです。今週はノーベル賞の発表が連日あるということはわかってはいましたが、昨夜の受賞報道は嬉しく思いました。時間をおいて各テレビでのインタビューもあり、「粘り強い姿勢と柔軟な発想の、相いれない2つをバランス良く取り組むことが大事。粘り強い姿勢ばかりでは疲れてしまう。壁に当たったとき、『何とかなるわな』という柔らかさも大事にしてきた」という話が印象的でした。
 それともう一つ。「小学生の時、先生から『ロウソクの科学』の本をすすめられたことが科学との出会い」という言葉も印象的でした。図書室の貸出冊数がなかなか増えない、家庭での読書時間の状況から「読書離れの子供たち」という実態は、保護者の皆様も実感していると思います。先日の全校朝会でビブリオバトルを子供たちの前で実施しました。6年生の井上さん、吉田教諭、中島教諭の3人のバトルであり、結果は6年生の井上さんの勝利!井上さんが選んだ本は『妖怪アパートの幽雅(ゆうが)な日常』。これも子供たちに「本に親しんでほしい」という願いからです。吉野氏の話から確信できたこと、それは本を紹介し続けること、本と接する機会をつくっていくことが大事だということです。小学校期の子供たちは様々なことをスポンジのように吸収できる時です。選ぶかどうかは別にして、機会をつくっていくことは大事、学校における読書活動の大切さを改めて思います。71歳の吉野氏が「小学校の時の『ロウソクの科学』がきっかけ」と今、話されることはとても印象的でした。
 「学校で本を紹介するって大事」そんな話を学校で、図書館指導員の藤木先生に話したところ、「先生!」と放課後に持ってきたのが『ロウソクの科学』の本。学校の図書館に置かれていたのを探して、私の名前で借りてきてくださいました。「科学を志すきっかけをつくった自然科学の名著!」と帯で紹介されています。実は3年前にノーベル賞を受賞した大隅良典氏もこの本との出会いが貴重だったとのこと。とても貴重な本です。そんな本を見つけて、持ってきてくださった藤木先生の行為にも嬉しく思いました。200ページ程の本ですが、小学校の頃、理科を苦手にしていた私にとっては「?」とは思いますが、頑張って読んでみたいと思います。