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学校に通うこと

 今日は朝からポカポカ陽気でした。新年度がスタートし、準備、始業式、入学式が終わり、いつもの学校の姿になって迎えた週休日。慌ただしい日々が続いただけに、何かホッとする一日でした。前日に入学式を終え、12日の朝を迎えた1年生は、2年生以上の子供たちとともに登校しました。登校風景は黄色が目立ち、いつもの様子が戻ってきた感じです。保護者の方々と一緒に登校という1年生も多く、「大人の見守り」ということで大変ありがたいと思いました。「校長先生、おはようございます!」という1年生が10人ほど。「ほら校長先生だよ。何て挨拶するの?」と声かけしてくださる方もいて、とても嬉しく思いました。すぐには元気の良い挨拶は難しいものです。目を合わせて挨拶ができるよう、大切な朝の時間を使いながら積み上げていきましょう。
 「朝、7時前に起きて、準備をし、学校に向かう」ことを、1年生が12日朝からスタートしました。これを6年間、積み上げていきます。大勢の子供が、当たり前のように行っている、「学校に通うこと」ですが、1年生の小学校生活スタートのこの時期、いつも考えることがあります。当たり前だと思っていることは、実は凄いことなんだということです。6年間の小学校生活はたくさんの変化に、子供たちは馴染んでいかなければなりません。集団の中での生活ですから、思うようにならないこと、気になること、はたくさんあり、高学年になればなるほど、それは増えていくはずです。 新年度が始まりましたが、こんな子がいます。低学年の子ですが、昨年はほとんど毎日、車で送られて登校しました。5日の始業式、この子は歩いて登校。それも嬉しそうです。「おっ、頑張ってるな!」と声かけしました。朝起きて、準備に時間がかかると、あっと言う間に時間は過ぎます。きっと「早く!」という声かけにも応えられず、結局時間がきて車という朝の繰り返しだったのでしょう。でも進級を機会に「歩いて登校」という目標を家族で立てたんだと思います。数日は続きましたが、1日は車でした。その間、「頑張ったな!」と、学校では声をかけ続けました。雨の日がありました。その子は傘の差し方が上手ではありません。でも嬉しそうです。きっと朝の準備に時間がかかり、車のお世話になることもこの先、きっとあるでしょう。でもできたことは確かな実績です。声をかけ続けて、当たり前にできるようにしていきたいと思います。
 「先生、普通に教室には入れたんです」と、嬉しそうにお母さんは話してくれました。この子も気持ちが学校に向かなくなり、しばらく気持ちの問題と向き合ってきました。新学期、放課後に登校したり、電話で話したりを繰り返し、見る度に表情は落ち着き、にこやかになってきています。これも実績として自信になり、集団のでの生活ができるようになればと、家庭と連携していきたいと思います。
 6年間の小学校生活の中では、「学校に行きたくない」という状況はきっとだれにでもあるはずです。そうなった場合には問題にしっかりと向き合い、学校と家庭が連携し、時間をかけながら手を尽くして行くことが必要だと思います。学校に通い、集団生活をすることは、子供たちにとって様々な問題と遭遇することです。思うようにならないこともきっとあります。そんな子供たちはしっかりと寄り添っていきたいですね。1年生の登校の様子から考えたことです。
 来週は雨の日もあるとか。傘を差しても、靴や服が濡れ、「いやだな」と思う日になるでしょう。でも「そんな日にはこうすればよい」という工夫は、雨の日の体験から生まれてきます。1年生、頑張れ!