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校内研究一人1授業がスタート

生活科と総合的な学習の時間を軸に、各教科の学習内容を関連させながら、子供たちにとって本物の学びを創っていく富勢小学校の教育課程づくり。夏休みに各教科の講師の先生を招いて計画づくりをしました。その第一歩は研究主任が社会科の授業を展開しました。

 

 

防災について、教科書を読んで情報を整理する。グループの中で話し合いながら、読み取った内容を検証していくという授業です。この授業は、授業計画の段階から子供たちが関わって、子供学習指導要領を読みながら作ってきた授業です。調べて読み取っていくというところが、子供たち一人ひとりの中に展開していました。

授業後のリフレクションでは、校長がメンターになって授業者から授業の意図を引き出していくという形で進め、一人ひとりの子供たちの状況をいかに把握しながら、進めていくことが大切かを授業者から学びました。

最後に、講師の谷中先生からは・・・

社会科の教科書は、見開きで2Pから7通りぐらいの授業案ができる。授業者次第で組み立てが違う。
指導要領の見方考え方をどの単元で行うか、そこをしっかりと持つことが大切。
テストの話題があるが、どのような力を授業で身につけたか、その力を発揮するテストになっているか?テストの質が課題だ。知識だけを問うようなテストは× 。

教えたことがテストに出ていなくても、学んだことを使ってテストの問いに応えることができることが大切。
子供たちのまとめに、この単元で学ぶ定義が関われいれば大丈夫。今日の授業でいえば、自助公助のことが書かれていれば、A評価となる。
そして子供たちのまとめの中で、あいまいな言葉を使わないようにする。いろいろ、様々な というような曖昧な言葉が出てきた時に、それってどういうこと?と子供に切り返す教師の伴走スタイルが、確かな力を育てていくために大切になる。

 授業づくりは本当に奥深い仕事である。だから楽しい!