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特色:150周年記念式典を終えて~布瀬地区 百庚申~
布瀬チームは,百庚申について発表をしました。
登下校やかぼちゃの畑の行き帰りによく見かけていた百庚申。「何だろう?」「古そうだなあ?」と気にはなっていたものの,よくは知らない人が多く,9月,大野 治郎先生を講師に招き,現地での調べ学習を行いました。その後,調べたことをもとに自分たちの考えを出し合い,わからないことは更に大野先生に質問をして,発表原稿につなげていきました。百庚申を守ってきた布瀬の人々が大切にしてきた考え方や布瀬の地域が豊かであったことを伝えたいと思いました。
また,江戸時代の終わりから明治時代の初め頃までの間に建てられた百庚申の歴史と明治時代の初め頃に創られた手賀東小学校の歴史とを比較し,百庚申と手賀東小学校とのつながりについても伝えたいと考えました。調べるほどに奥の深い百庚申でしたが,聞き手が飽きないように要点を絞って発表するようにしました。
後半は,歴史があり貴重な百庚申であるにもかかわらず,壊れていたり倒れていたりするものがあること,また,あまり多くの人々に知られていないことを伝えました。土が柔らかいので長い時間が経つと倒れてしまうことがあり,そのせいか端が欠けていたり回りにごみが捨てられてしまうことは調べ学習の時わかりました。講師の大野先生は,「倒れていたって関係ないって思えばずっとこのまま。何とかしようと思ったら大人の力を借りる必要がある。」とおっしゃっていました。
そこで,発表の最後は百庚申の整備を柏市長にお願いしました。百庚申の歴史や守ってきた人々が大切にしてきた考え方をもっと多くの人々に知ってもらい,これからも大切にしていきたいという気持ちを込めて発表をしました。
150周年記念式典では,4~6年生による発表になりましたが,調べ学習後に考えを出し合う場面では全学年で行い,布瀬チーム皆の考えが込められた発表となりました。
(布瀬地区担当 谷口,野本)