テガニっき 

怪鳥があらわる!

「校長先生,大きな鳥が来た!」

と,あわてて校長室に呼びに来てくれた子供がいて,急いで駆けつけると,隣の畑を大きな鳥がゆっくり歩いていました。

子供たちの目の前を飛んだそうで,羽根を広げると2メートルくらいあったとのこと。

全体は黒く,くちばしがおおきく,目の当たりが鮮やかに赤く,羽根の一部が白い,まさに怪鳥です。

教室に戻ってきて,早速,子供たちが図書やネットで調べ,見つけた鳥の情報を私に教えてくれました。

「ミナミジサイチョウ」という,サバンナに生息している絶滅危惧種で,本校の近隣でも目撃情報があり,どこからか逃げた鳥だろうということでした。

肉食とのことで,手賀は自然がいっぱいで餌も豊富でしょうから,このまま住み続けてくれると楽しいと思う反面,逃げ出す前の環境に無事に戻してあげることが良いのだろうと思います。

それまで,元気でいてほしいものです。

それにしても,まるでアフリカのサバンナにいるような楽しい時間を子供たちと共有することができました。 (校長 佐和)

追伸
我孫子市の「鳥の博物館」にご相談したところ,この鳥を探している人もなく,捕獲は難しいだろうとのことでした。
また,昨年の冬も越えているようなので,寒さも大丈夫だそうです。