テガニっき 令和5年度

6年生 「感謝」の卒業式へ向けて

 

6年生にとっての小学校生活も、あと一週間を残すのみとなりました。先日まで、卒業式練習に励んでいます。

 卒業式に向けて、担任として6年生に最も伝えていることは「感謝」です。保護者の方々、地域の方々はもちろんですが、卒業式に携わるすべての方に対してです。卒業式という自分たちが主役となる行事のために、在校生は足を運んでくれています。歌も一生懸命に歌ってくれます。呼びかけの練習もしてくれます。入場と退場は、大きな拍手を送ってくれます。「そういったことへの感謝」も、6年生には話しました。

 6年生は卒業式の全体練習の前に、代表者が必ず在校生へ挨拶をしています。担任は「感謝を込めて挨拶をしましょう」というだけで、内容についての言及はしておりません。先日の代表者は「この寒い体育館にきて、ぼくたちの練習に力を貸してくださり、ありがとうございます」と、雪が降って寒い中という、相手を慮る感謝を述べていました。

 在校生の卒業式に臨む態度は本当に立派で、姿勢も正しく、私語などする人もなく、心を込めて歌声を響かせ、呼びかけの声を出してくれています。そんな在校生に担任共々、6年生は本当に感謝をしています。主役たる6年生は、そんな在校生に感謝を込めて練習に励み、よい卒業式にすることが最大の恩返しと思っています。

 3月11日は卒業式の予行練習があります。もちろん、6年生もまだまだ未熟な部分はたくさんありますが、当日まで練習を重ねて成長し、よい式になるよう自らでつくりあげていくことを目指しています。

 

(6年担任 澤井)