~30年度 東小教職員の記録

2018年8月の記事一覧

千葉県実践国語の会に参加して

25日(土)は,船橋市立丸山小学校で開かれた,千葉県実践国語の会の夏季研修に参加をしてきました。
高学年部会の助言者という立場をいただいての参加でした。
夏休み中の土曜日にも関わらず,県内各地から120名の先生が集まり,午前中に授業参観,午後は授業についての分科会,指導に生かせるワークショップという形で,午後4時過ぎまで一日の研修会です。
柏市からも何名かの先生が参加されていたようです。
お休みにも関わらず船橋市教育長も授業を参観にいらしていました。

私は5年生と6年生の授業の助言でした。
5年生は船橋市立の小学校の先生,6年生は君津市立の小学校の先生でした。
それぞれ丸山小の子供たちとは,今朝出会って,30分くらいで授業を行うのです。
夏休みで,休日ですから,丸山小の子供たちも,登校した子供たちで1クラスを編成して授業を行いました。
私も指導案は当日会場に行ってからもらうため,どの教材で,どのような授業が行われるかがわからないのです。
みんな,ライブなのが,この授業の特徴です。
 
私は
同時展開された3つの授業を,6分ずつ教室を移動して授業観察をして,授業講評の役を務めました。しかしこの2教室が1階と5階だったので,45分で2000歩も歩きました。45分の授業中の子供たちの姿から,授業の良し悪しと,授業をした先生の次の手につながるコメントをしなければなりません。
このような助言は今回で6回目ぐらいになりますが,毎回ハードです。
事前にどんな授業をされてもコメントできるように,いろいろな勉強をして準備をします。
授業者よりも準備をしなければ,授業をした先生に糧となるお話をすることができません。
私も8年目から12年目くらいの間に,館山市立北条小と松戸市立相模台小で,このような飛び込み授業をして,本当に勉強になりましたので,過去への恩返しのつもりで助言を務めました。
 
どの子も,友達と会話しながら学び,言葉から想像したり,言葉をしっかりと考えたりできる授業でした。初めての先生との授業の中で,子供が「?」ん?って思える課題を出すことによって,子供たちは自分から学び始めるのです。
そういう姿がよく見える授業でした。

午後のワークショップでは,思考ツールを使った読み方,朗読群読の方法,マッピングをしながらの書く指導,2つの教材を使っての討論の指導が行われ,先生方は子供の気持ちになって学んでいました。
 
夏休みは,先生にとって充電と学びの時間です。
31日のNHKチコチャンに叱られるという番組に,柏市の研修が取り上げられ,本校の職員が出演する予定です。
夏休みに十分に充電しないと,この先の1年間,子供に負けてしまいます。
私も,学ぶ機会をもらい,新学習指導要領の国語科について,少し学ぶことができました。

酒井根地区4校合同研修会

酒井根地区は,柏市教育委員会より「学びづくりフロンティアプロジェクト」の指定を受けて,人的な支援に関して手厚い支援を受けています。
それを受けて,7月2日に酒井根中学校で授業を参観する研修を実施しました。
さらに,毎年一度,4校の先生方が集まっての研修会を夏休みに開催しているものを関連させ,24日に酒井根東小を会場に実施しました。
 
 
4校の先生方は,高学年の教室に教科ごとに集まり,各教室をテレビ会議システムでつないで研修を行いました。
最初は,プロジェクトとして配置されているソーシャルワーカーとの連携について,教育委員会児童生徒課の菅原指導主事よりお話をいただきました。
普通の場合,指導主事が学校に来て話しますが,テレビ会議システムでつないでいるため,菅原先生は教育委員会から中継でお話をされました。
 
次に,酒井根中宮武校長先生による,不祥事防止に向けたロールプレイ研修です。
これも,宮武校長先生は,本校校長室より各教室に向けて指導され,各教室では,グループごとに分かれてのロールプレイを行いながら,情報管理,猥褻セクハラ,法令順守についての研修を行いました。
 
最後は,各教科ごとに分かれて,酒井根中学校区の子供たちの9年間の学びをどう創っていくかという話し合いをしました。
どんな小さなことでもよいので,何か一つ,実際に子供たちに対して実践することを決められるよう,話し合いを進めました。
各教科の代表者から,それぞれの教科で話し合ったことが発表されました。
「学習のまとめを自分の言葉で書かせる」「手押し車をしながらじゃんけんを準備運動に入れる」「外国語の掲示物で統一したものをつくる」
といった,具体的な案がたくさん出ました。
 
今後,これを教務主任・研究主任の6人で検討しながら,9年間実施していくものを決めていきたいと思います。
どんな小さなことも,みんなで行えば,必ず効果として表れるはずです。

教育課程創造会議3

いよいよ夏休みも後半に入り,今日から先生たちも2学期の準備に入ります。
午前中に職員会議と汗だくになりながらの備品整理をしました。
午後からは,東小の子供たちが学習を進めていくために,どのように学習と学習を組み合わせて学ばせていくと効果的であるか,具体的な指導計画についてワークショップをしました。
 
 
各学年から最後に発表をして,共有化を図りました。
学校紹介VTRの活用により6年生との最初の共同学習につなげる。

生活科と国語科の共同の場面を多くする。

感じる力,考える力の資質能力を育てるためには,国語では,働く自動車の単元,説明文の単元,算数では,長さやかさ,広さの単元に重点をあてていきます。

生活科を中心にして,国語や算数の単元の関係を考えた。

学校探検で自己紹介や1年生と交流から感じる力を育てていきたい。

探検と,挨拶や道徳と関連させ,国語の作文指導と関連させる。

探検発表会に向けて,学校図書館活用を入れて調べて発表をする学習や国語科との関連

をつけた学習を取り入れていく。

 中学年以上は,総合的な学習との関連で教科を見ていくことが必要

算数と理科,国語と社会,保健と道徳,という教科の間でも関係性があり,つなげて勉強していくとよい。

 千葉県の学習では,千葉県ガイドブックを作ろうというテーマで意識的にまとめて。オリジナルガイドブックとしてまとめていきたい。

3学期は福祉的なものの学習をテーマとして,福祉に着目をしていき,1/2成人式はなくしていく方向で調整を,また算数としては,習熟段階での習熟度別グループ学習を入れていく。

 実生活に関連のある教科から切り口にして考える。

林間学校を軸にして,環境をテーマにするために関連する内容を結び付けていく。

実際の授業時間数をきちんと記録していくことが大切。

 総合的な学習の時間を中心にして,関連性を創っていった。

算数の拡大図縮図に入るとき,日光で見学を予定している滝の大きさを測るということを結び付けて取り組ませてみたい。


など,総合的な学習の時間と生活科を軸にして,関係している学習内容を結び付けていきました。
具体的にこのような作業を積み重ねていくことが,次の学習指導要領で求められている,カリキュラムマネジメントということにつながっていきます。
今日話し合ったことを,2学期の授業で実際に行い,反省を生かして,来年度の計画にしていきます。