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2023年1月の記事一覧

代表委員会

 26日(木)の昼休みに代表委員会を行いました。

 代表委員会は、3年生以上の学級委員(各学級2名)と各委員会の委員長1名(今回は引き継ぎを踏まえて、5年生の副委員長も)が参加して行われます。つまり、学校の「代表」が集まり、学校の課題とその解決策について話し合ったり、連絡事項・伝達事項が全学級に浸透するように働きかけたりする役割を担っています。

 感染症の拡大により、異学年での交流が制限されていたため、昨年の11月に約2年半ぶりに復活しました。今回が復活後3回目の開催となります。

 

 今年度の代表委員会で決定して実施したことが2つあります。

 1つ目は、あいさつの際に「〇〇先生、おはようございます。」のように、相手の名前を言ってあいさつをすることです。児童会からの提案で、代表委員会を通して実行していったのですが、素晴らしい取り組みとなりました。

 2つ目は、「花壇に入らない」ことです。この呼びかけを全校にする前は、花壇に足跡が見られることがまれにあったのですが、呼びかけ後は全くなくなりました。

 

 子どもたちの「自立」や「成長」という観点から、自分たちで決めたことを自分たちで守る(進めていく)ことは、とても大切です。

 新校舎に移転後も、児童会や代表委員会を中心に、子どもたちの発案、発信で、ワクワクできることや課題解決を図っていくことなどを進めていきたいと考えています。

 

<代表委員会の様子>

 

たなかっ子食堂 

 先週の土曜日、田中近隣センターにて、田中地区社会福祉協議会の皆様による「たなかっ子食堂・プレオープン」が行われました。

 2月11日(土)のオープンに向けて、お弁当の試作を行うということでお声かけをいただき、顔を出させていただきました。

 調理に携わってくださった方、食材や食品を提供してくださった方、皆様が「たなかっ子」で、そんな「たなか愛」あふれるお弁当は、大変おいしかったです。

 感染症対策のため、当面はお弁当のテイクアウトという形で実施されるようですが、関係の皆様の願いとして、子どもたちや地域の方々の「集いの場」にしたいという思いがあるとのことでした。

 私は、地域の中に、地域住民が気軽に集える場があり、そこに老若男女が集って語り合えることは、大変素晴らしいことだと思います。

 私個人としても、できる限り「たなかっ子食堂」に関わっていきたいと考えております。

 

 2月11日の様子については、またご紹介させていただきます。

教科担任制

 例年よりも若干長かった冬休みが終わり、学校に子どもたちが戻ってきました。この数日、改めて「学校に子どもたちがいるのはうれしいことだなあ。」と感じております。子どもたちの笑顔やがんばる姿を見ることが、仕事のエネルギーになります。子どもたちのために、今できること、やらなくてはならないことを、1つずつしっかりと進めてまいります。

 

 さて、今回は、次年度進めていきたいと考えております「教科担任制」について述べさせていただきます。

 

 皆様も新聞報道等でお聞きになっていらっしゃるかもしれませんが、国には小学校高学年の「教科担任制」を進めたい意向があります。しかしながら、各学校の欠員状況や教員採用倍率の低下などを考えると、国が言っているように、算数や理科、体育等の「専科教員」を配置することは困難な状況と言わざるを得ません。

 

 そこで重要なのが、「担任同士が、授業時数の同じ(もしくは近い)教科を交換することにより、教科担任制を進める」ということになります。

 

 例えば、5・6年生ですと、3クラスだった場合、「社会科」「理科」「家庭科+書写」の3つで授業交換を行い、A先生が「社会科」を3クラス受け持ち、同様に、B先生が「理科」、C先生が「家庭科+書写」を3クラス受け持つというような形になります。

他にも、4年生が4クラスだった場合、「社会科」と「理科」で授業交換を行い、A先生とB先生が「社会科」を2クラス持ち、C先生とD先生が「理科」を2クラス持つというような方法も考えられます。

 

 上に述べたのはあくまでも一例ですが、このような形での教科担任制を実施することには、教員にも子どもたちにもメリットがあると考えています。

 

 教員側のメリットとしては、授業準備も含む「教材研究」を行う教科が少なくなるので、その分、1つの教材研究に多くの時間を費やすことができるようになります。そのことで、その教科に関する教員の指導力が上がり、今まで以上にこどもたちが「面白そう」「やってみたい」と思えるような授業が展開できる可能性が高まります。

 

 子どもたちのメリットとしては、今述べたような、しっかりと準備された質の高い授業を受けられることと、担任以外の教員が複数関わることになるので、相談したい内容によって相談相手を選びやすくなることが挙げられます。

 

 本校は、次年度校舎を移転するとともに、田中小から分離(転入)してくる児童が約300人いるという状況になります。環境が激変することで、不安になったり、気持ちが落ち込んだりする児童もいるかと思います。そのような時に、気兼ねなく大人や友達に相談ができるか否かがとても重要になります。この点からも、多くの教員が相談相手になり得る環境(仕組み)を作りたいと考えております。教科担任制の導入はその一端でもあります。

 

 3学期中に協議を進め、次年度、何らかの形で「教科担任制」を進めていきたいと考えております。

 改めて、進捗をご報告させていただきます。

こころの健康観察

 保護者の皆様、地域の皆様、本年も、本校の子どもたちが安全に安心して学校生活を送ることができるよう、精一杯努めてまいります。変わらぬご支援の程よろしくお願いいたします。

 

 今回は、今後取り組んでいきたいと考えている「こころの健康観察」について述べさせていただきます。

 

 健康観察というと、皆さん、朝の会で一人一人名前を呼ばれて、「はい、元気です。」とか「ちょっとおなかが痛いです。」などと答える姿を思い浮かべると思います。これは、身体の健康状態を確認しているということになります。

 

 今回取り組みたいのは、身体の健康状態だけでなく、「心の健康状態も確認する」というものです。

 方法は簡単です。上に述べた、いわゆる健康観察を行っている間に、一人一人がタブレットを用いて、身体と心の状態を4択(よい、すこしよい、すこしわるい、わるい)で回答するというものです。

 このデータ入力を毎日行います。すると、その日の状態だけでなく、傾向も見えてきます。例えば、「僕は月曜日に調子の悪い日が多いな。」「私は雨の日がだめみたい。」などです。

 このソフトを活用すると、子どもたちが、自身の「身体と心の健康状態を客観視できる」のです。

 

 この取り組みによって、子どもたちの「自己管理能力」を育てていきたいと考えております。

 

 まずは、1月中旬から3月中旬まで、3年生以上で実施したいと思います。

1・2年生につきましては、1カ月ほど実施して得た知見をもとに、実施可能と判断した場合は、2月下旬から3月中旬まで取り組めたらと考えております。

 

 この取り組みにはあと2点メリットがあります。

 1点目は、子どもたち一人一人の状態を担任だけでなく、管理職と養護教諭も確認することができるので、担任以外の職員も心配な子に声をかけることができるという点です。

 2点目は、このソフトに「相談機能」がついていることです。「話したい」というアイコンをクリックすると、話したい相手を選択でき、その職員が声をかけに行くという仕組みです。

 

 私は、「相談」に関しては、相談したい内容によって相手を選択できるよう、相談相手が複数いることが重要だと考えています。本校は来年度大きく環境が変わりますので、相談機能の充実は不可欠です。

 

 この取り組み以外にも、子どもたちが安全に安心して学校生活が送れるための環境整備や仕組み作りを行ってまいります。

 

「こころの健康観察」の成果と課題については、2月中旬くらいにご報告させていただきます。