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2022年5月の記事一覧

移転・開校に向けて

 昨日の午前中,「令和4年度 第2回 田中北小学校の移転に伴う開校準備担当者会議」が,本校にて開催され

ました。

 参加者は教育委員会各課担当者,田中小学校教頭,そして,本校からは教頭,教務主任,私が参加し,総勢13名で

進捗状況の確認等を行いました。

 主な確認事項として,

  ・新設小に運び込む備品のリスト作成について

  ・引っ越し作業の実施スケジュールについて

  ・学級編制・就学時健診の進め方とスケジュールについて

  ・令和5年度教育課程編成のスケジュールについて

  ・工事の進捗状況報告

  ・通学路の安全対策について

  ・田中小学校在籍で小青田地区在住の児童(家庭)に対する「就学先意向調査」について

が報告され,質疑応答を行いました。

 この担当者会議を月に1回実施することで,移転・開校に向けた準備を滞りなく進めていく予定です。

 保護者の皆様,地域の皆様にも,適宜進捗状況等をお伝えできたらと思っております。

 まずは,31日(火)に「開校準備だより 第3号」を配付させていただきますので,ご覧ください。

 

 

授業づくり

 小学校の教員にとって,児童の「意欲」を高める授業(児童が「やってみたい」「おもしろそう」「がんばればでき

そう」などと思える授業)を行うことは,最も重要なことのひとつです。

 しかし,正直に申し上げると,中学校や高校のように自分の専門教科のみを教えるわけではないので,大変さはあり

ます。

 そこで,大事になってくるのが,すべてひとりでやろうとしないことだと思っています。

 「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがあるように,みんなで知恵を出し合えば,いいアイデアが浮かびやすく

なると考えています。

 

 先日,5年生から相談があり,「言葉と事実」という説明文の単元づくりを一緒に行いました。

 この説明文で押さえたいこと(児童に伝えたいこと・考えさせたいこと)は,次の3点です。

  ① 言葉は事実と異なることも伝えることができる。だから,事実と結びついた言葉を使うことが重要である。

  ② 事実を伝える際に,言葉によって,読み手に違った事実の受け取り方をされる場合がある。

  ③ よって,事実を伝える際に,どのように表すかに気を配る必要がある。

 とても大事なことですが,難しさもあると感じました。

 この説明文を「おもしろく」,でも,勉強していく中で①~③に気づき,子どもたちが実際に表現を工夫できる

ようになるためにどうすればよいか・・・,5年生の担任と一緒に考えました。

 その結果,「新聞記者になりきって,新聞記事の見出しを考える」という言語活動に取り組んでみようということに

なり,昨日,1回目の授業を行いました。

 次の写真はその板書です。

 金環日食について紹介する新聞記事の見出しを,右から順に紹介して,何の記事か予想するという導入を行い

ました。子どもたちは,とても意欲的に考え,発表していました。

 そこから,「ひとつの事実を伝える見出しにも,様々な表現の仕方がある」ということに子どもたちは気づき

ました。

 この後,教科書の本文(文章)から,「見出しを考えるヒント」を探すという学習を行い,「見出しづくり」へと

進んでいきます。

 

 今回だけでなく,様々な学年,単元について,みんなで知恵を出し合って,子どもたちの「意欲を高める」ことの

できる授業づくりに取り組んでまいります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聴く力

 「聴く力」は,学校で最も「つけたい力」の一つです。

 その理由は,一人では力をつけることが難しいからです。

 動画視聴でも聞く(主は見る)という行為がなされているのですが,視聴するだけでは一方向となってしまいます。

 リモートも含めてですが,話し手と聞き手の両者がいて,双方向のやりとりができるからこそ,聴く力が高まると

考えています。

 つまり,集団(複数)で学ぶことの意義のひとつが,聴く力をつけることだと思います。

 このことについても,まずは教職員が子どもたちの話を「傾聴」することで,そこから子どもたちが学んでくれたら

と思っています。

 同時に,日々の授業の中で,「聴く」という行為を大事にして,よく聴けている子をお手本に,子どもたち同士も

学び合えるように指導・支援してまいります。

相手の目を見て挨拶をしよう

 タイトルの言葉は,2日(月)にリモートで実施した「全校朝会」で子どもたちに話したことです。

 以下に,その内容を記します。

 

<全校朝会での話>

 今月の校長先生のお話は,「あいさつ」についてのお話です。

  校長先生が朝,皆さんの登校の様子を見守っている時,先生の姿を見かけて,先生より先にあいさつできる子が

たくさんいます。校長先生はとてもうれしくて,いい気持ちになります。

 朝だけではなくて,休み時間や廊下ですれ違った時,下校の時なども進んであいさつのできる子がたくさんいます。

 「進んであいさつができる」のは,田中北小学校の皆さんの素晴らしいところのひとつです。

  そこで,そんな皆さんに,もうひとつがんばってほしいことがあります。

 それは,「相手の目を見てあいさつをすること」です。

 校長先生は,言葉だけでなく目と目が合ってあいさつができると,さらにいい気持ちになります。

  さわやかな天気が続く5月を,さらに気持ちよく過ごすために,「相手の目を見てあいさつ」をしていきま

しょう。

 

 私は,相手と心を通わせる手段の一つは,相手の目を見て話したり聞いたりすることだと思っています。

 まずは,目と目を合わせて挨拶ができることを今月の生活目標の一つとして取り組んでまいります。