文字
背景
行間
今日の一枚 令和5年度まで
紙しばい屋さん(1・6年生)
6年生の子どもたちが,卒業を前に,図工の授業で紙芝居を作りました。
全てオリジナルストーリーです。
「1年生に読み聞かせをしよう!」という最終ゴール(目的)に向かって,グループで力を合わせて作り上げました。
今日はいよいよ本番です。
さてさて,上手にできたかな?
6年生は12グループに分かれて紙芝居を作成しました。
なにしろ,オリジナルストーリーなので,グループによってはかなり「産みの苦しみ」を経験したようです。
「1年生に分かるように,楽しんでくれるように!」
という思いをもって,子どもたちは作成に取り組んできました。
おのずと野菜や果物が登場人物となり,「食べ物を大切に!」というメッセージを込めた作品も複数見られました。
他にも,「努力の大切さ」といった,王道を行く作品があったり,
学校を舞台にした「八小の七不思議」という創意工夫に富んだ作品があったりと,
バラエティーあふれる作品の数々が完成したようです。
今回の図工の題材名は「みんなのお話,始まるよ」です。
図工担当教員がここで考えたわけですね。
「よし,一年生に読み聞かせをすることを目的(ゴールにしよう)」
ここが教師の腕の見せ所,センスにかかっているわけですね。さすがです!
人は目的があるから動きます。
「ただ作品を作ってクラスで読み合っておしまい」というのと,「一年生に読み聞かせよう」では,
学習する子どもたちのモチベーションが全く違ってきます。
「ストーリー作りからだったので,全くのゼロからのスタートでした。すぐに着想から構想,作品作りへと進んだグループがある一方で,遅々として内容が決まらないグループもありました。声をかけたいところをぐっと我慢して見守っていたところ,遅れていたグループも自分たちの力で動き始め,完成まで漕ぎつけました。」
担当者の言葉です。黙って見守る。これ,難しいですよね。声をかけた方が楽なので。
これは,先生のファインプレーですね。(^^♪
1年生の子どもたちの反応はどうだったでしょうか。
一目瞭然ですね。1年生の子どもたちは食い入るように紙芝居を楽しんでいました。
先日,年長さんをもてなし,くたくたになった1年生。
今日は6年生のお兄さんお姉さんから素敵なプレゼントをいただきました。(よかったね!)
こうした交流を通して,子どもたちはかけがえのないものを手にしていきます。
「1年生が喜んでくれてよかった」「役に立ってうれしい」「緊張したけどいい発表ができた」
と6年生。
「6年生の紙芝居楽しかった」「6年生ってすごい」「僕たちもいつかやってみたいな」
と1年生。
そして,互いの絆も深まります。
紙芝居終了後,6年生のある女の子が1年生にこんなメッセージを残していました。
「これからも,いつでも私たちに声をかけてね。一生に遊ぼうね。みんなに声をかけてもらえると,めっちゃ暮れしいから!!」
素敵ですね。
6年生のみなさん,卒業式まで残された時間はあとわずかです。
今日のように,素敵な思い出をたくさん作って,柏八小を巣立ってくださいね。(^^♪
百聞は一見にしかず(3年生)
3年生が消防署の見学に行ってきました。
見学は2時間半のロングバージョン。
その間,子どもたちは飽きることなく「見て」「学び」続けました。
さてさて,どんな様子だったのでしょうか。
いきなり,目の前には本物の消防車が。しかも,何種類も。
「ポンプ車」「救助工作車」「はしご車」「水そう車」などなど…
レスキュー隊の精鋭の皆さんが,各車両の特長・装備・働きについて詳しく解説してくださいました。
(皆さん,本当に説明がお上手で,教員にスカウトしたいくらいでした。(^^♪)
さて,下の写真を見てください。わかりますか,子どもたちの真剣な表情と姿勢。
「話を聞きなさい」「大切なことはメモに取るんですよ」
なーんて言われたからこうしているわけではありません。
とにかく「聞きたい」から,「わかったことを逃したくない」からなんです。
どうしてこんなに真剣なのかですって?
それは,学習に対するモチベーションが高いからです。
事前に消防署の学習をし,興味関心を高く持ったうえで見学に来ているからです。
遊んでいるときの子どもたちの表情とは,ちょっぴり違いますよね。(^^)/
勉強が好きとか嫌いとか,よく言いますが,本来人間は誰しも「学ぶ」ことは好きなんです。
好奇心のない人間はいませんからね。
「自分の知らない新しいこと・新しい世界を知りたい」「これはなぜだろう・どうしてだろう」
という探求心は誰もが持っています。
子どもたちの子の表情は,それを物語っています。
今回の見学で私が1番感心したのは,子どもたちの「積極的に質問する姿勢」です。
レスキュー隊の方が説明している合間に,場所を移動する合間に,そして質問タイムに。
とにかくたくさんの子が「われ先に」と手を挙げて質問をしていました。
さらに感心したのは,事前に考えてきた項目だけでなく,その時その場で疑問に感じたことを
すぐさま質問する姿が見られたことです。
とにかく,質問がひっきりなしでした。
隊員の方の受け答えが,また上手なんです。
「おーっ,また素晴らしい質問が来ましたねえ!」
なんていうものですから,子どもたちも張り切るわけですよ。
見学の最後には,隊員の人も子どもたちのパワーに圧倒されて,
「じゃあ,どうしても聞きたいっていう人だけ手を挙げて…」
なんて言っていました。それは,火に油を注ぐというものです…。
余計に質問者が増えていました。(^^♪
今回の見学は,スペシャルバージョンです。
レスキュー隊の皆さんの訓練の様子まで,じっくり見せてくださいました。
説明しているときの和やかな表情とは打って変わって
真剣かつ素早く隙のない動きで救助訓練を行う隊員のみなさん。
子どもたちからは,歓声や感嘆の声が漏れていました。
私たちの安心安全な暮らしを守るために,日夜努力を重ね,命がけで働いてくださっている消防署の方たち。
誇りをもって働いている隊員の方たちの姿に触れて,
「働くことの意味」も学んだことでしょう。
柏市東部消防署の皆様,本当にありがとうございました。
未来の消防士のみなさんです!
もう一つのミニ運動会(2,5年生)
2年生と5年生の2学年で,「ミニ運動会」が開催されました。
柏八小では,年間を通して「なかよし活動」を行っています。
「異学年との交流を通して豊かな人間関係を育む」ことを願っての活動です。
学年の組み合わせは,「1・6年生」「2・5年生」「3・4年生」となっています。
今回の「ミニ運動会」を企画立案したのは,5年生の「なかよし活動リーダー」の子どもたちです。
「年に3回のなかよし活動だけでは,本当の意味でなかよしにならないよね。」という意見が,
リーダーの中から生まれたのだそうです。そこで上がった企画が「ミニ運動会」というわけです。
5年生の先生から聞くところによりますと,1学期後半から話し合いを重ねていたとのこと。
2学期後半に実施する予定が,体調不良者が多かったために3学期にずれ込んで実施することになりました。
5年生ともなると、司会進行も見事なものです。短時間にスムーズに会が進みます。(後から聞きますと、45分に全ての活動を収めるために、リーダーの子どもたちは、分単位で計画を立てていたそうです。)
上の右側の写真は,種目開始を前に,すき間の時間を使って,5年生が最終打合せをしているところです。
なにやら3人で「あーでもない,こーでもない」と意見交換をしていましたが,
最後は,「よし,それでいこう,よろしく!」みたいな感じで持ち場への散っていきました。
この姿がなんとも頼もしかったんです。「自分たちで考え行動する」とは,まさにこういう姿なので。(^^♪
いよいよ、ミニ運動会のスタートです。
1種目目はレク走です。
2年生がくじを引きます。個々が運命の分かれ道。
近道を行けるのか,遠回りをして平均台をわららなければならないのか。
近道チームのみなさん,おめでとうございます!
こちらは残念。遠回り平均台チームです。(^^;
ここからは5年生の出番です。
棒を地面につけて,棒の先端を追でお子につけて,なんと5回転!
その後,全力疾走でゴールへ!(回るまわる,目が回る…)
2種目は,運動会といえばこれ,「綱引き」です。
2,5年生が力を合わせ,クラス対抗で綱を引き合います。
綱引きって,とっても単純で,純粋に楽しいですよね。
力と力の勝負ですから。
チャンピオンに輝いたのは,なかよし3くみチームでした!
3種目目の「しっぽとり」を行い,楽しかったミニ運動会は終了しました。
このイベントの価値は,もちろん,「子どもたちの自主的自立的活動」であるということです。
5年生の子どもたちが,自らの考えと判断で「ミニ運動会」を企画立案し,
準備,当日の運営まですべてやり切りました。
その間,もちろん教員のサポートは入りましたが,
あくまでも後方支援に過ぎなかったとそうです。
限られた時間の中で,これだけのことを成し遂げる5年生の子どもたちを,私たちは誇りに思います。
がんばったね,5年生!
楽しかったね,2年生!
わくわく交流会をやったよ!(1年生&年長さん)
来年度入学する,現在年長のお子さんを招待し,1年生との間で「わくわく交流会」が開催されました。
この日のために,1年生の子どもたちは,これまでかなりの時間を費やして準備を重ねてきました。
「見てみて,このメダル。私が作ったの。今度の交流会で年長さんにあげるんだよ!」
どのクラスでも,子どもたちからこんな声が聞こえてきました。
そして,いよいよ当日です。
送ってきてくださった保護者の方と別れ,年長の子どもたちが,いよいよ1年生のペアの子とご対面。
「よろしくね!」と声をかける1年生。いよいよ交流会のスタートです。
「始めの会」も「終わりの会」も,1年生が進めます。皆,自分のセリフをしっかりと頭に入れて,
立派に役割を果たしていました。
プログラム1番は「学校探検」です。1年生が年長さんの手を引いて,校舎内に散っていきました。
職員室をのぞいたり,保健室の先生に会ったり。
「ここは保健室です。けがをしたりしたときは,保健室で手当てをしてくれます。」
1年生の子どもたちの説明も立派!
相当練習をしたようです。(^^♪
学校探検の後は教室に入って「宝探しゲーム」をしました。
宝物のメダルをたくさん探した子もいたようですね。
1年生と年長の子どもたちが二人で仲よく1つの椅子に座っている姿もほほえましかったですよ。
最後は,体育館に戻って,子どもたちがお楽しみの「じゃんけん列車」をやりました。
年長さん,勝負強かったですね。1年生のお兄さん,お姉さんは,手加減してくれたのかな?
最後は,こんなに長い列車が完成しました!
最後に,交流会の後に子どもたちが書いた絵日記から,1年生の子どもたちの声を紹介します。
★年ちょうさんにやさしくできた。人ずうがおおくてたいへんだった。年ちょうさんがいたからきんちょうした。年ちょうさんと学校たんけんができてうれしかった。
★年ちょうさんが楽しく学校たんけんをして,けがをしなくてよかった。あと,はぐれなかったのと,学校をしれてよあったとおもいました。二人いてたいへんだった。でも,ちゃんと年ちょうさんのめんどうが,ほんとにみれたのがよかった。
★一人のおせわをしたけど,たからさがしやじゃんけんれっしゃなど,いろいろなことをしてつかれてしまいました。でも,すごいたのしかったし,あたらしいおともだちもできました。らい年も,そのパワーでがんばれそうです。
★学校たんけんと,たからさがしと,じゃんけんれっしゃをして,年ちょうさんがたのしかったといっていました。ちなみに,じぶんもたのしかったです。
★年ちょうさんがたからさがしで,1年せいがかくしたメダルをみつけることができるのがすごいとおもいました。じゃんけんれっしゃで,年ちょうさんがかったのがすごいとおもいました。
★ほいくえんのみんながやすみにならなくてよかったし,ペアの人たちもげん気よくだい八小学こうへきてくれたのがうれしかったです。そして,みんなとあそべたのがたのしかったです。
★はじめに学こうをあんないしました。しょくいんしつのせつめいはじょうずにいえました。つぎはたからさがしです。たのしくできました。さいごにじゃんけんれっしゃをしました。年ちょうさんの手をつないでつれていってあげました。がんばりました。
★わくわくこうりゅうかいのとき,きんちょうしたけど,「学こうはたのしい」っておもってほしくてがんばってた。はじめのかいではきんちょうしなくて,いつものふつうのこえでいえてうれしかったです。
★がっこうたんけんで,年ちょうさんにたくさん学こうのことをおしえられてとてもうれしかったです。年ちょうさんが「たのしかった。」といってくれてとてもうれしかったです。
1年生の担任の先生たちがこんなことを言っていました。
「交流会の後,1年生の子どもたちはくたくたになっていました。一生懸命年長の子どもたちをもてなして,気を遣って,力尽きたみたいです。」
なるほど,そうでしょう。子どもたち,本当に頑張っていましたから。
年長の子どもたちにとってはもちろんのこと,
おもてなしをした1年生の子どもたちも,素敵な体験をしたようですね。
柏八小に入学する全ての年長児を対象とした「わくわく交流会」。
心と心がふれあう,素敵な会になったようです。
先生を押しのけて受付の仕事に精を出す1年生の子どもたち
日本人の心(3・6年生)
小学校の国語の学習では,1週間に1回程度,「書写」の授業があります。
「書き」「写す」ことに特化した授業ですね。
仏教にも「写経」があります。
写経は本来,仏教における修行の一つです。
精神を集中させて文字を書き写すことで,怒り・妬みなどの邪念が払われ,
心が安定します。書き写すことそのものが心の浄化につながるというわけです。
実は,子どもたちの書写も同じです。
他の授業と違い,文字を書き写すことそのものが学習です。
ただそれだけのことなのですが,教室はしんと静まり返り,子どもたちは黙々と筆を動かします。
傍から見ていても,子どもたちの集中力が高まり,心が落ち着いていく様子が分かります。
前置きが長くなりました。子どもたちの書初めの様子をのぞいてみましょう。
3年生の課題は「ふじ山」です。4月に習字を始めたばかりの子どもたち。
どうですか,この真剣な姿勢。そして力強い文字。立派でしょう。(^^♪
中にはこんな子どもも…。難しい字だけ選び,徹底的に練習していました。
こういう工夫ができる子は素晴らしいですね。
指導する先生も,筆を動かす子どもたちも,真剣そのものです。
一方こちらは6年生。
課題は「初春の空」かなりの高難度です。
どうですか,この雰囲気。水を打ったような静けさです。
筆使い,字のバランスと美しさ。6年生は段違いです。
正に継続は力なりですね。(^^♪
年中行事として,古くから伝わる「書初め」。子どもたちが取り組む真剣な姿を見て,
改めてかけがえのない日本の文化なのだなと感じました。