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今日の一枚 令和6年度
最後の校外学習(6年生)
卒業まであと4か月。
6年生の子どもたちにとっては,様々な行事が,
「小学校生活最後」となります。
今日は最後の校外学習でした。
このところ,1年生,5年生と校外学習が続き,今日が6年生。
出発の会で実行委員が発した言葉が印象的でした。
「楽しい校外学習にできるよう,各クラス,グループそれぞれに,意味のある時間にしましょう。」
6年生ともなると,そんな言葉を考え,伝えることができるようになるのですね。
バスレクもさすがでした。
担任の先生の出る幕は全くなし。
子どもたちのパワーでぐいぐい進んでいきます。
ユニークだったのが,朝一発目の歌が「アンパンマン」だったり,
車内で,自然発生的に「トトロ」の大合唱になったり…。
クラスの雰囲気がよいからこそ生まれるできごとですね。
一生懸命準備してきた「イントロクイズ」も秀逸。子どもたちは大盛り上がりでした。
1つ目の目的にである科学技術館に到着。
とても時間内には回り切れないほどの体験コーナーがあります。
そこは,さすが6年生です。
3~4人のグループで相談し合い,譲り合い,実に楽しそうにフロアを回っていました。
そして幸せなランチタイム。この笑顔です!
さて,午後はガラッと雰囲気が変わります。
立法の府,国会です。
今回は残念ながら,特別国会開催中ということもあり,急遽,議場の見学ができなくなってしまいました。
でも大丈夫。なかなか予約の取れない,大人気の「参議院体験プログラム」に参加することができました。
いわゆる模擬国会ですね。
法律ができるまでの過程(委員会開催から本会議での決議まで)を,子どもたちは体験しました。
特に緊張したのは,委員会の委員長や,大臣,委員として役割を持った子どもたちでした。
今回審議した法案は,「未成年者喫煙,禁酒法改正案」です。
かなり難しい法案用語を駆使し,代表の子どもたちは自分の役を演じました。
最後は,議場にいる子どもたち全員で決議のボタンを押します。
法案は無事成立しました。
模擬国会を体験した子どもたち。恐らく,これから国会のニュースを見る目が変わることでしょう。
こうして,子どもたちにとって小学校生活最後の校外学習が終わりました。
最後にふさわしい立派な姿を見せてくれた子どもたち。
次の大きな目標は,11月末に実施される「校内音楽発表会」ですね。
どんな活躍を見せてくれるでしょうか。今から楽しみでなりません。
今日の一枚 令和5年度まで
未来に向かって…(6年生)
3月15日に令和5年度の卒業証書授与式が行われました。
卒業式は,6年生にとって,小学校生活最後のまとめの授業です。
子どもたちの様子はどうだったでしょうか。
「卒業生入場」の合図とともに,子どもたちは緊張の面持ちで入場してきました。
どの子も堂々としていて,晴れ晴れとした表情が印象的でした。
やはり,最大の見せ場の一つは,卒業証書授与の瞬間です。
この日の子どもたち,担任の呼名に応えて,素晴らしい返事をしていました。
緊張の面持ちのまま,檀上中央へ。皆引き締まった表情で証書を手にしていました。
緊張感と共に,忘れられない瞬間になったことでしょう。
そして,卒業の歌。
6年生は「ふるさと」「旅立ちの日に」の2曲をこの式に向けて練習してきました。
美しいハーモニーと魂のこもった,素晴らしい合唱でした。
また,それに応える5年生の発表も実に見事でした。
式を終えた子どもたちは,ほっとした表情で集合写真に収まっていました。
小学校生活を土台として,自立に向けてさらにたくましく成長していってほしいと願っています。
応援してるぞ,柏八小の卒業生たちよ!
(式辞で子どもたちにおくったはなむけの言葉)
卒業にあたり,巣立ち行く皆さんへのはなむけとして,先生が大切にしている言葉を送ります。
「他人と過去は変えられない 変えられるのは自分と未来」
例えば勉強が分からなくなったとき,「教え方が悪いからだ。」と,先生のせいにしたり,
友達との間でトラブルがあったとき,自分ではなく相手のせいにしたり。
大事な試験の時に,「ああ,もっと勉強をしておけよかった。」と後悔してみたり。
何か悪いことが起きた時,他人のせいにしたり,過去を悔やむだけで終わってしまったりすることは,
よくあることです。
できなかった理由を人のせいにしたり,過去を悔やんだりすることは簡単です。
なぜなら,自分は何も変わる必要がないからです。
でも,それでは何も変えることができません。
先ほどの例で言えば,勉強が分からなくなった原因は,自分の中にもあります。
友達とトラブルになった原因の一部は,必ず自分の中にもあります。
だとすれば,人のことをとやかく言ったり,くよくよ過去を悔やんだりする前に,
自分を変える勇気を持つことです。
昨日がんばれなかったのなら,今日がんばればいい。
練習不足で合格できなかったのなら,今日から練習を積んで,次にリベンジすればいい。
友達とのトラブルを解決したかったら,自分から歩み寄って,友達への関わり方を変えればいい。
これから先の未来なら,私たちはいくらでも自分の力で変えていくことができるのです。
「自分と未来を変える」ことに目を向けて,力を尽くすことができる。
そんな,タフでしなやかな大人に育ってほしい。先生はそう願っています。
まずは,中学校生活です。自分の力で明日を切り開いていってください。