令和6年度

今日の一枚 令和6年度

ありがとう,6年生!!

あと2週間あまりで6年生が卒業します。

今日は,これまで学校の中心として活躍してきた6年生に,下級生みんなの感謝の気持ちを伝える

「6年生を送る会」が開かれました。

今日の主役の6年生が,万雷の拍手を受けながら,花のアーチをくぐって入場してきました。

体育館のステージ中央に6年生が着席し,会がスタートしました。

会に先立ち,これまで柏八小をリードしてきてくれた児童会の子どもたちから,

新児童会のメンバーへの引継ぎ式が行われました。

「努力」「友情」「責任」「協力」の4つの言葉を意味する「児童会の鍵」が手渡され,

新児童会役員が紹介されました。

旧児童会の子どもたちの堂々とした立ち振る舞い,新児童会の子どもたちの意欲に満ちた表情。

実に素晴らしい引継ぎ式でした。

そして,「6年生の送る会」の開幕です。

感謝の気持ちを送るトップバッターは4年生。

一糸乱れぬ迫力に満ちた「ボディーパーカッション」と澄み渡る歌声で「ビリーブ」を披露してくれました。

4年生の素晴らしい発表で,会場のボルテージは一気に高まりました。

続いては3年生の登場です。とにかく元気のいい3年生の子どもたち。

発表のテーマは「夢に向かって頑張れ6年生」です。

6年生に「将来の夢」をインタビューし,たくさんの夢の形を寸劇に乗せて表現しました。

小気味よいセリフとアクションで会場を沸かせました。

2年生の発表もエネルギッシュで6年生を惹きつけていました。

6年生の小学校生活6年間の思い出を,その時々のヒットソングに乗せて,

さらに,そこに「ダンス」を添えて発表してくれました。

どこからともなく手拍子が湧き始め,会場は明るく楽しいムードに包まれました。

ひまわり学級の子どもたちは,合奏に挑戦。

6年生の卒業を祝い,ベートーベンの「歓びのうた」を演奏してくれました。

キーボードとリコーダーを使っての,見事な演奏でした!

さあ,そして,今年6年生に1番お世話になった1年生の登場です。

休み時間になると,入学した時は休職の配膳や片付けの方法を教えてもらったり,

普段から6年生に遊んでもらったりと,思い出もたくさんあります。

お世話になったできごとを,寸劇にして発表してくれました。

6年生はもうにっこにこです。

最後に歌ってくれた「ありがとう6年生♬」は,今日の会にピッタリの素敵な歌でした。

6年生からバトンを引き継ぐ5年生の発表は「レッツ5チャンネル!」。

5年生の子どもたちがユーチューバーさながらに,「6年生のおかげで学んだこと,成長できたこと」を

動画に編集し,上映しました。

台本,監督,主演,編集,どれも5年生の子どもたちによるものでした。

ICTを操る子どもたちの力に,会場中が魅了されました。

そして,最後の発表は,もちろん今日の主役の6年生です。

テーマは「八小のみんなへ」。1年生から5年生にあてて,

6年生の子どもたちからのメッセージが送られました。

奇をてらうことなく,自分たちの思い,伝えたいことを言葉に乗せて,

下級生に語りかける6年生は,とても頼もしく大きく見えました。

全学年の発表が終わりました。

「ありがとう」「がんばって」「元気で」「応援しています」

たくさんの言葉に乗せて,子どもたちの心が通い合い,勇気づけ合う,温かな空気が体育館を包んでいました。

会の最後に歌った「あなたに ありがとう」は,今日の会に参加した全ての子どもたちの思いが込められた

素晴らしいハーモニーでした。

会の終わりに,6年生との思い出を懐かしみ,別れを惜しむ1年生の子どもたちの涙を見て,

この1年間で,心と心がつながり合ったのだなとしみじみと伝わってきました。

6年生に残された小学校生活はあとわずかです。

今日,下級生の子どもたちからもらった,たくさんの「ありがとう」を心に刻み,

3月14日は胸を張って卒業していってほしいと思います。

ありがとう,6年生!!

令和5年度まで

今日の一枚 令和5年度まで

未来に向かって…(6年生)

3月15日に令和5年度の卒業証書授与式が行われました。

卒業式は,6年生にとって,小学校生活最後のまとめの授業です。

子どもたちの様子はどうだったでしょうか。

「卒業生入場」の合図とともに,子どもたちは緊張の面持ちで入場してきました。

どの子も堂々としていて,晴れ晴れとした表情が印象的でした。

やはり,最大の見せ場の一つは,卒業証書授与の瞬間です。

この日の子どもたち,担任の呼名に応えて,素晴らしい返事をしていました。

緊張の面持ちのまま,檀上中央へ。皆引き締まった表情で証書を手にしていました。

緊張感と共に,忘れられない瞬間になったことでしょう。

そして,卒業の歌。

6年生は「ふるさと」「旅立ちの日に」の2曲をこの式に向けて練習してきました。

美しいハーモニーと魂のこもった,素晴らしい合唱でした。

また,それに応える5年生の発表も実に見事でした。

式を終えた子どもたちは,ほっとした表情で集合写真に収まっていました。

小学校生活を土台として,自立に向けてさらにたくましく成長していってほしいと願っています。

応援してるぞ,柏八小の卒業生たちよ!

 

(式辞で子どもたちにおくったはなむけの言葉)

卒業にあたり,巣立ち行く皆さんへのはなむけとして,先生が大切にしている言葉を送ります。

「他人と過去は変えられない 変えられるのは自分と未来」

例えば勉強が分からなくなったとき,「教え方が悪いからだ。」と,先生のせいにしたり,

友達との間でトラブルがあったとき,自分ではなく相手のせいにしたり。

大事な試験の時に,「ああ,もっと勉強をしておけよかった。」と後悔してみたり。

何か悪いことが起きた時,他人のせいにしたり,過去を悔やむだけで終わってしまったりすることは,

よくあることです。

できなかった理由を人のせいにしたり,過去を悔やんだりすることは簡単です。

なぜなら,自分は何も変わる必要がないからです。

でも,それでは何も変えることができません。

先ほどの例で言えば,勉強が分からなくなった原因は,自分の中にもあります。

友達とトラブルになった原因の一部は,必ず自分の中にもあります。

だとすれば,人のことをとやかく言ったり,くよくよ過去を悔やんだりする前に,

自分を変える勇気を持つことです。

昨日がんばれなかったのなら,今日がんばればいい。

練習不足で合格できなかったのなら,今日から練習を積んで,次にリベンジすればいい。

友達とのトラブルを解決したかったら,自分から歩み寄って,友達への関わり方を変えればいい。

これから先の未来なら,私たちはいくらでも自分の力で変えていくことができるのです。

「自分と未来を変える」ことに目を向けて,力を尽くすことができる。

そんな,タフでしなやかな大人に育ってほしい。先生はそう願っています。

まずは,中学校生活です。自分の力で明日を切り開いていってください。