学校長名 麻生 織江

11月全校朝会の話

皆さん,大谷翔平選手を知っていますね。アメリカ大リーグ,ロサンゼルス・エンゼルスの選手です。先週,一緒にプレーしている選手が選ぶ「年間最優秀選手」賞を日本人として初めてを受賞した!というニュ-スがありました。今日は,この大谷選手のお話をします。

大谷選手は,打っても投げても,素晴らしい記録を残しました。しかし,大谷選手の人気のすごさは,ピッチャーとしてバッターとしての技術だけではありません。むしろ,アメリカで多くのファンや選手たちの心をつかんだのは,グランドにおちているゴミを拾っている姿,笑顔で対応する姿,決して審判の判定に文句を言わない姿など,日頃の大谷選手の行動です。この素敵な行動は,大谷選手が子供のころから続けていたことだそうです。

子供の頃から大谷選手は,目標を「ドラフト会議で8球団から指名される」としていたそうです。そして,その目標をかなえるために,何が大切かを考え,取り組んできました。大切なものの一つに「運をつかむ」ことをあげています。みなさんは,「運」はどのようにつかみますか。大谷選手は,運は,日頃の行動で引き寄せることができると考えています。運をつかむために,8つのことは必ずする!と決めていました。

①「ごみ拾い」②「挨拶」③「部屋掃除」④「プラス思考」⑤「人に応援される人になる」⑥「道具を大切につかう」⑦「審判さんへの態度」⑧「本を読む」です。

どれも当たり前のことですか,やり続けることは難しいかもしれません。大谷選手は,野球場だけでなく,学校や自分の生活している場所などで,人が見ていようがなかろうが,当たり前のように,落ちているゴミを拾い続けてきたそうです。

つまり,大谷選手が最優秀選手に選ばれたのは,野球の技術面だけではなく,気持ちの面も 子供のころからずっと当たり前にきたえて続けてきたから,だからこそ,その気持ちが大人になっても残り,素敵な行動につながったのだと思います。

みなさんも,あいさつや言葉遣い,思いやりなど,人として大切なことを当たり前にやり続け,大谷選手のように,よい運を引き寄せてほしいと思います。