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2024年1月の記事一覧

夢の力

1年生が英語の授業で「世界の通学路」という、通学に2時間以上の時間を

必要とする子ども達のドキュメンタリー映画を視聴していることから、生徒達

には国際情勢に関する知識が一定はあることが予想されます。本日は生徒達が

更に他国の事を理解する機会として「NPO法人YouMe Nepal」代表理事の

シャラド ライ さんを講師としてお招きして国際理解集会を開催しました。

生徒達が持つ、インフラが整備されていない国に対する印象は「大変そう」

というものかと予想できますが、本日お招きしたシャラド ライさんは

そうした環境からチャンスを掴んで国の発展のために力を尽くし続ける、教科書に

出てくる偉人のような活躍をする方。集会の時に出て来た「子ども達に教育を受ける

チャンスを与えたい」という言葉や、学ぶことで自分の未来を切り開いた体験談は

他国に対する新たな視点だけでなく、進路や学校に対する価値観にまで影響を

与えてくれそうなものばかりでした。

講演中のシャラド ライさんは、台本のようなものを一切見ることが無く、

生徒達の席の中心に立って悠然と話をしています。講演と言うよりも対話をして

くれているような進行により、質問をする時間には様々な生徒から様々な質問が

飛び交っており、生徒達も一瞬で心を掴まれていたことがわかりました。

講演の最後には、日本の経済成長率や少子高齢化問題といった、日本が抱える

問題についても言及があり、自国のことでなく日本の将来についてまで真剣に

考えてくれるシャラド ライさん。特に生徒達の心に残ったのは「英語を学ぶ

のではなく、英語で学ぶ」という言葉のようで、感想箋には「明日から英語の

授業を頑張る」という言葉を複数の生徒が書いていました。

既に国に対してかなりの貢献をしているシャラド ライさんですが、IT企業を

立ち上げて更なる国の発展を目指しているようで、夢を追う人間の力強さという

ものを会場にいる全員が実感したことと思います。環境に負けず進み続ける

シャラド ライさんのお話や姿には、生徒達も色々な学びがあったかと思います。

貴重なお話をしていただきありがとうございました。

 

大根いいぞ

新年初登校日から大量の大根を収穫していた菜の花学級ですが

未だにその収穫量が衰えることはなく、本日も調理実習で採れたて

の大根を煮物にしています。

かなり立派な大根がかなりの量あるのですが、生徒達はその全ての

皮を剥いてから下茹でをするという、とても手間のかかる調理方法

を選択しています。流しに溜まっていく皮の量を見るだけで、その

大変さが伝わってくるようです。

完成した煮物は、油揚げとめんつゆの旨味が凝縮され黄金色に

輝いており、大根が本来持つ味を最大限に味わえる薄味であることが

視覚から伝わってきます。自分達で育てた作物だからこそ、素材の味

を活かす味付けはナイスチョイスなように思います。

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短時間でも進む三中生

本日は3時間日程ですが、2年生では修学旅行スタート集会が開かれ

1年生は後期期末テストの勉強計画表を作成と、短い時間ながら今後に

待ち構える行事に向けて歩みを進めています。

私立高校の受験まっただなかの3年生は、週の中頃は学年の半数ちかく

が受験のため登校していませんでしたが、本日は道徳の授業で意見交換

を実施できるほどの賑わいを見せています。「差別や偏見のない社会の

実現について」という中々難しそうなテーマでしたが、さすがに受験生

というだけあって、各々がしっかりとした主張を持って議論に参加して

いるように見えました。

今週は3年生の姿を見る機会が少なかったので、学校で活き活きと

活動する姿を見るとなんだかホッとします。

(修学旅行スタート集会のプレゼンテーションを保護者ページの

修学旅行のページにアップしています)

侮れないひと手間

1年生が家庭科の調理実習で中華風春雨サラダを作っています。

具材の人参は生で食べると少し硬いイメージがありますが、皮を

むいたり薄くスライスしたりという生徒達のひと手間により、

加熱せずとも食べやすそうな一品へと変貌を遂げます。

自家製ドレッシングも、大さじから溢れたゴマをすりきりべらで

払い落とし、キッチリ15gの分量を計量。レシピを寸分の狂い

もなく守ろうとするこだわりを持って作っています。

ちょっとしたひと手間が積み重なった1品は絶品のようで、給食後

に調理実習をしたクラスでも箸が進んでいるように見えました。

室内とはいえ水道水ややや冷たいですが、片付けの食器洗いなども

生徒達は怯むことなくテキパキと進めていきます。班員たちの見事

な連携のおかげか、調理実習は時間に余裕をもって終了。余った時間に

ちょっとしたナゾナゾ大会を開くほどの余裕っぷりでした。

正しい走り方とは?

スポーツの世界では、短距離の走り方を「スプリント」長距離の走り方を

「ランニング」と区別しているようで、同じように見える走る動作でも

身体の使い方に違いがあるそうです。

体育の授業で長距離走が始まった柏三中では、 疲労を感じるメカニズムや

長距離走の足の着地の仕方など、ランニングについての基礎知識を授業で

説明してから、実際に走る授業へとステップアップしていました。

辛いイメージのある長距離走ですが、生徒達は互いのラップを細かく計測

しあいペースが落ちれば励まし、走っている生徒はライバルと競い合いながら

ラストスパートをかけるなど、非常に良い雰囲気で走っています。

長距離が嫌いという生徒もいると思われますが、こうしたクラスの雰囲気

があれば、少しは苦手意識がなくなるかもしれません。