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活動の様子(R05年度)
最速は5組でした
ネットが普及した現代社会では、企業の平均年収についての
情報が簡単に手に入ります。それと同時に、年収の平均値
よりも中央値の方が実情を表しているという情報も手に入り
ます。数学の授業で各クラスの反射神経についてヒストグラム
でまとめてランキング付けをしている1年生では、その中で
中央値・平均値・最頻値などを駆使しており、前述したような
数字のトリックに騙されないような知識を得ています。
データを分析してからプレゼンテーションの作成と、反射神経
ナンバーワンとする根拠の抜粋から表現まで、1から自分達
で作り上げるという、なんとも難しそうなこの授業。しかし、
1年生は様々な着眼点とタブレットを扱う技術により、良い
プレゼンテーションを大量生産していました。
でも、お高いんでしょう?
限られた時間の中で商品の魅力を伝える通販番組。そこには
言葉や資料を巧みに使って相手の心を動かす極意が詰め込まれて
いるそうです。1年生の国語の授業では、通販番組の模範を
してその技術を学ぼうとしています。
授業時間は45分と短めですが、1年生は制限時間内に台本を
作り上げて見事な発表をしていました。短時間で班員全員が
活躍する台本を作り上げる1年生の企画構成力には驚かされます。
9年間の答え
卒業式という晴れの日ですが、朝起きると道路には雪が積もって
おり、学校へと向かう足も重くなってしまうような天気です。
しかし、毎朝3年生の中で1番に学校へ到着する生徒は、本日も
登校時間よりもやや早めに登校。毎日繰り返してきた習慣を最後
の1日まで守り通しています。この生徒は、学級の輝いている人
通称「キラビト」に選ばれた生徒であり、キラビトインタビュー
の際には「当たり前のことをやっていたらキラビトに選ばれた」
と発言していました。些細な当たり前を毎日やり抜く事が、この
生徒が義務教育の9年間で育んできた力かと思われます。
式が始まり卒業証書授与の時間となると、にこやかな表情をする
生徒もいれば、緊張した様子の生徒もいます。さらには、意外な
生徒が涙を流している場面もあり、卒業に対する思いやそれまで
に身に付けた力は本当に十人十色で、本人しか理解できない何か
があるように思えました。
様々な思いを持つ生徒の中から代表して答辞を贈ってくれたのは
先代の生徒会長。コロナ禍により、あらゆる活動が0になった状態
から、自分達の力で1へと進めたという言葉が印象的でした。
振り返ってみれば、自分達の力で学校の歴史を創った成功体験という
美談ですが、活動を進める中では先の見えない不安やコロナに対する
怨嗟などもあったかと思われます。そういったものを乗り越えて
本日の卒業式に臨む生徒達は、大人たちの想像以上に成長している
のかもしれません。
4月からは様々な生徒が様々な進学先で新たな挑戦をすることと
思われますが、本日生徒達が作り上げた立派な卒業式を見ると
新天地でも新たな仲間と協力して活躍してくれる予感がしてきます。
また、1・2年生は式場の準備及び後片付け。家庭科部の1年生は
素敵な紙刺繍を作って校舎を彩ってくれました。3年生のために
色々と尽力してくれてありがとうございました。
最後の試練
卒業まで残り1日となった3年生は、学年レクを実施して最後の
思い出づくりにいそしんでいます。レクの内容は3年生対3学年
担任のお題にそってのガチンコ勝負です。3年生の担任達は大人
の壁を越えていけと、全力で生徒達の前に立ちはだかっていました。
運動関係のお題では、既に生徒達は壁を超えているようにも思えますが
生徒達は一致団結し、最後の勝負に笑顔で挑んでくれました。
学校の活動を純粋に楽しむ生徒達の真っすぐな心は、明日の卒業式を
素晴らしいものにしてくれると確信させてくれました。
ハンカチをご用意ください
本日は2・3年生合同で卒業式の予行練習を実施しました。
どちらの学年も、そこまで多く卒業式の練習をしていない
はずですが、細かい動きは勿論のこと歌声までかなりのレベル
に仕上がっているように思えます。
少ない練習でここまでの歌声を響かせることが出来るのも
合唱コンクールの翌日であろうと実施してきた歌練習の積み
重ねの成果かと思われます。3年間の集大成ともいえる卒業式で
披露される、生徒達の毎日の積み重ねが実感できる歌声は
涙腺に響くこと間違いありません。
指が憶えている
1年生が音楽の授業で琴を弾いています。日頃触る機会が
少ないであろう楽器の登場に、生徒達も興味津々のようで
琴の周りを取り囲むように生徒達の輪が出来ていました。
演奏だけでなく演奏前の準備である「お調弦」も授業の
一環であり、生徒達は琴柱を正確な位置に配置しようと
努力していました。
2月9日に紹介した通り、ピアノを優雅に引く男子生徒も
多い音楽が得意な1年生ですが、そういった生徒も、課題曲
である「さくら」をいきなり弾くには苦戦しているように見えます。
しかし、琴よりも楽譜に目を凝らして演奏している様子を見ると
指を動かす感覚というものは、ある程度共通しているようにも
思えてきます。
いきなり楽譜を見ながら演奏できる1年生であれば、琴の腕前も
あっという間に上達していきそうです。
学力とはいったい
「学力 意味」で検索すると「それまでに習い覚え、また体得した知識
によって養われた能力」と明確に言葉の定義が出てきます。言葉の定義
はありますが、2年生は国語の授業で自分が思う学力とは何かを考えて
いました。テストの点数によって偏差値を定められ、その偏差値を基に
進学先を考える現代の日本で生きる生徒達からは、テストで高得点を取れる
能力こそが学力という考えが多く見られましたが、自ら学ぼうとする意志や
積み重ねてきた努力も含めて学力という、素敵な考えもありました。
もうじき3年生となり、今まで以上にテストの点数を気にしてしまう時期
になると思われますが、数値では表せない生徒達の良い部分に気づくきっかけ
となる良い授業であったように感じます。
みんな大好き3年生
本日実施した3年生を送る会では、1・2年生は勿論ですが
受験勉強で忙しかった3年生まで心のこもった発表を披露して
くれました。各学年の発表を通し、学校での3年生の存在の
大きさを再認識したような思いです。
保護者用のページに会の動画をアップしましたので、是非とも
ご覧になってください。
成功間違いなし
3年生を送る会において、学年での準備もある生徒達ですが
美術部は会場装飾・生徒会総務部はリハーサルと、追加で
仕事をこなす生徒達が大勢います。
美術部の生徒達は昨日と今日の2日間に渡り準備に没頭。
装飾する作品の制作期間も考えると、もっと前から送る会
のために尽力してきたに違いありません。装飾の配置は
全て生徒達が考えており、教員から一切指示を受けること
なく作業を進めていきます。
同じく送る会の準備に時間をかけてきた生徒会総務部の
生徒達はリハーサルを実施して細かい動きを最終確認して
います。何という事はないようにも思える、ドアの開閉まで
しっかりと練習しており、準備に一切の余念がありません。
生徒達の奮闘を見ていると、明日の会が素晴らしいものに
なると今から確信できます。
プロ意識の塊
スポーツ推薦で入学した3年生や、進学後も強い熱意を持って
部活動に取り組みたい3年生は放課後の部活動に参加しています。
受験勉強明けという事もあり、多少の衰えはありそうなものですが
現役の1・2年生を引っ張るレベルのパフォーマンスを披露する
3年生。さすがスポーツに人生を掛ける逸材たちです。
スポーツ推薦で入学した3年生は、既に入学後の活躍を期待されて
いることかと思われますが、入試が終わって間もない今から練習に
取り組む彼らであれば、その期待にバッチリと応えてくれそうです。