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活動の様子(R05年度)
TT
多項式の問題を解く2年生では、生徒達が教室の前に座り丸付けを
している姿があります。文字式の二乗や、分数や負の数の割り算など
ありとあらゆる数学の知識をフル活用しなければ正解を導くことが
出来ない難問ですが、丸付けに加えて解説までしているようにも見え
ました。
色々と有用性があるとされているTT(ティームティーチング)を
生徒達だけでも成立させてしまうのは驚かされます。
永遠の愛
多くの人が毎日のように見ているであろう「ご飯(米)」。頻繁に目に
しているにもかかわらず、絵に描いてと言われれば上手く再現できない
ように思います。しかし、3年生の廊下に掲示されている、自分を表現
するマイアイコンには、とても巧みに米粒を表現する作品があります。
昨年度も寿司のアイコンを描いていましたが、マグロの筋の1つ1つまで
より繊細に描写できるように成長しているように感じました。寿司という
無機物にここまでの躍動感とカッコよさを与えることが出来るのも、月日
が経とうとも薄れることの無い愛がなせる業ではないでしょうか。
他にも見事な色使いをしている作品がたくさんあり、3年生の表現する
技量の高さがうかがえます。
柔らかい頭
2年生の社会科の授業では、電力供給や少子高齢化など、日本の未来
を左右するほど重要な課題について考えています。危険というイメージ
がある原子力発電についても、生徒達は一概に否定することはせず、
コストパフォーマンスの良さや二酸化炭素の排出量が少ないといった
メリットも考慮して、どんな選択肢がより良いのかを考えていました。
人口ピラミッドのグラフを使った授業でも、高齢者が多い日本のグラフ
の問題点もたくさん挙げていましたが、長寿なのは福祉制度がしっかり
している証拠という前向きな意見も出ていました。
1つの物事を色々な角度から見れる生徒達であれば、想像もできない
ようなアイディアで日本を救ってくれるかもしれません。
まだ春
理科の授業で春の草花を探す1年生は、テニスコートの隅やレンガの隙間
など、三中の校庭を目を凝らしながら徹底的に散策しています。探すだけ
であれば、小学校の生活科の授業でも習っていそうですが、理科の授業では
植物の構造を調べるところまで踏み入ります。つつじの雄しべや雌しべも
しっかりと本数を数え、かなり細かいアブラナの花びらもピンセットで1つ
ずつつまみながら丁寧にセロハンテープにくっつけていました。技能教科
ではありませんが、生徒達の手先の器用さが光っていました。
顕微鏡を使う菜の花学級でも、春の風物詩「つくし」の胞子を見ています。
呼吸に含まれる僅かな水分に反応して胞子が縮む様子を観察している時には
一同大興奮していました。
和気あいあい
本日はお忙しい中、部活動保護者会のために学校へお越しいただき
ありがとうございました。生徒達が活き活きと部活動に打ち込める
のも、学校に協力してくださる保護者の方々のお力があってのこと
と再確認した思いです。
保護者会の裏で活動する1年生達は、主に基礎的な練習をしていました。
小学校よりもゴールの位置がグンと高くなったバスケットボール部や、
経験者は多くないであろうテニス部など、慣れない動作に失敗する
場面も見られますが、それでも挑戦を続ける姿からは溢れんばかりの
やる気を感じ取ることが出来ます。
保護者会が終わった後には、活動する様子を手を振りながら見守ったり
一緒に下校する様子が見られたりと、ご家庭での様子の一部を覗かせ
ていただいたような思いになりました。
(保護者用ページの部活動のページを更新しました)
取扱い注意
ネットニュースで「Youtuberの○○に批判殺到」というような一面を見かける
ことがあります。政治家でもない一般人の発言に批判が集まるというのは、
10年くらい前であれば考えられない事のようにも思います。SNSの発達に
より、誰でも簡単に全世界へとメッセージを発信が出来るようになったと
同時に、誰でも全世界から批判の声を浴びる危険性も高まったということ
でしょうか?
本日は、生徒達にとっても他人事ではないSNSの扱いについて、柏市少年
補導センターの方を講師にお招きして講演をしていただきました。生徒達
も活用しているであろうLINEを発端とした人間関係の悪化や、スマートフォン
ゲームでの金銭トラブルなど、使い方を間違えれば自分達にも同じ問題が
発生しかねない事例が紹介され、生徒達もSNSの使い方について今一度考える
良い機会となったのではないでしょうか?
集会は3学年に分かれて行われ、講師の先生には生徒達の発達段階に応じて
僅かに内容を変えた講演を3回も実施していただきました。お忙しいところ
細かい配慮のされた講演をしていただきありがとうございました。
偉人を思わせる中学生
美術部の生徒が黒い鉛筆で何度も同じ場所を塗って動物の毛並み
を表現しようとしている風景を見ると、有名な絵画「モナリザ」
が大量の小さな点で描かれているという話を思い出します。
ほんの一部分を描くだけでもこれだけの時間を使う根気と、僅かな
色の違いで立体感や質感を出す表現力には圧倒されます。
三中開拓史
本日配付した尿検査用の容器ですが、全校生徒分の容器を菜の花学級の生徒達が
クラスの人数分に振り分けてくれました。意外なところで学校に貢献している
菜の花学級ですが、テニスコートの裏にある雑草の生い茂った土地の除草作業
までしています。手作業でするには抵抗を感じるレベルの面積ですが、生徒達は
黙々と作業を続けていました。しかも、ただ除草するだけでなく、この土地を
新たな畑とするべく、雑草の根が張って固くなっていた土をフカフカになるまで
耕していました。
菜の花学級の作業風景を見ていると、日本を開拓してきた先祖たちの姿が脳裏
によぎります。
意地
本日は運動部の男子にとっては決して気を抜けないスポーツテストの日です。
50m走のタイムを測定する時には、スピード自慢の3年生が競り合いながら
走り、見事に6秒台前半のタイムを叩き出しています。おそらく他の種目でも
多くの生徒が互いにライバル意識を持って切磋琢磨していたのではないでしょうか?
闘争心のピークを迎えたであろうスポーツテスト直後には、体育祭の色決め集会
で大縄跳び対決が始まります。縄を飛ぶ応援団も応援する生徒達も非常に盛り
上がった様子で集会が進んでいました。対決する内容が決まったのは金曜日だった
ため練習する時間は無かったはずですが、練習不足を補って余りある大きな掛け声
で心を合わせる姿はさすが応援団といったところ。ここから更に成長していく応援団
が楽しみですね。
良い締めくくり
本日が4月最後の登校日ですが、3年生の応援団の最初の集まりと
部活動の発足会があり、来月からの学校生活に更なる期待が高まる
月末となりました。
応援団の集まりでは団長を決めていましたが、昨年から引き続いて
の応援団が多いためか、生徒達の中でも既に「あの人こそ団長だ」
というイメージが出来ているようで、とんとん拍子に話は進んで
いました。活動初日ではありますが、生徒達の中では目指す応援団
のビジョンが既にあるのかもしれません。
部活動の発足会では、多い部では1つの教室に入りきらないほどの
人数となっているようでした。最初の自己紹介も部によって様々で
面白い話をする部や、1年生の誕生日をカレンダーに記録する部など
1年生も安心かつ楽しみが倍増するような工夫が見られました。新入
部員が少ない部活では、いきなり先輩とのマンツーマントレーニング。
同級生が少ないと寂しい気もしますが、成長するチャンスはたくさん
めぐってくるのではないでしょうか。