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活動の様子(R05年度)
1日で激変
2年生は林間学校に向けた活動が本格的に始まっています。
林間学校の目玉とも言えるキャンプファイヤー係の生徒達
はマイムマイムの練習をしており、わずか二日間の練習だけ
でもかなり上達してきているように見えます。練習初日には
女子と手をつなぐのを恥ずかしがる男子生徒が、自らの立ち
位置を教員に代わってほしいとお願いする、思春期の男子
らしい場面もありましたが、本日は仲良く輪になっています。
技術だけでなく精神面でも徐々に成長する2年生を3年生も
影から懐かしみながら見守っています。
実行委員の生徒達はパソコン持参で会議を開いています。
スローガンを決める生徒達からは、教員が「もう少し簡単
でもいいんじゃない?」と思わず口に出すほど難しい四字熟語
も登場していました。
早い!!うまい!!
クラスの委員会担当が決まってきた2・3年生は、それぞれの
班ポスターを作成しており、殺風景だった教室に段々と彩が
戻りつつあります。何度も班ポスターを作ってきた3年生は、
さすがに作業も板についてきたようで、班員たちとの見事な
連携によりあっという間に高品質なポスターを作り上げていました。
「ちいかわ」の見事な模写や、綺麗な言葉を並べているのに
なぜかおどろおどろしく見える特殊な書き方など、個々の技術
が光る時間となっていました。
昼休みには、明日の身体測定に向けて準備をする保健委員会や
会議をする給食委員会など、発足したばかりとは思えないほど
委員会が機能しています。ここまでテキパキと動いてくれる生徒達
であれば、どんな学校行事でも成功へと導いてくれそうです。
見えないところでも中学生
爽やかな朝と言う言葉がぴったりな青空のもと、元気に登校
してきた新一年生達。教室に入るとすぐさま入学式の練習を
していましたが、直前までクラス発表を見て盛り上がっていた
とは思えないほど集中していました。
いよいよ入学式が始まり、入学して初めての校歌を歌いましたが、
マスク越しでも大きな口を開いているのが解るほどしっかりと
歌っていました。歌詞の全容を覚えてはいないはずですが、堂々
と歌うチャレンジ精神に溢れたその姿は、柏三中のキーワード
であるチャレンジを早くも達成していると感じさせてくれます。
誓いの言葉では、直前の校長式辞でも登場した「葉桜」という
現在の季節を的確に表現する季語が冒頭のあいさつで飛び出して
きました。大人と比較しても遜色のない冒頭あいさつから、学校
教育目標である「自立」という言葉まで交えた誓いの言葉には
会場にいた誰もが感心したことと思います。新入生代表の生徒は
入学式前に3回ほど学校で誓いの言葉の練習をしており、本日
の素晴らしい姿も陰ながら努力を積み重ねてきた結果に違いありません。
式が終わり教室に戻ると、提出しなければならない書類について
担任から説明があります。なかなか難しい内容かとは思いますが、
1つ1つの書類をしっかりと確認しながら話を聞いており、保護者
の方の見ていない所でも生徒達は立派な姿で入学1日目を過ごして
いました。
有言即実行
クラスが出来て3日目となる本日は、委員会や係に学級目標といった
学級の基礎となるものを決めていました。学級目標では担任の名前を
使った「あいうえお作文」で文章を考えるクラスが多数見られ、使える
ワードに限りが出るにもかかわらず、完成した目標はどのクラスも
素晴らしいものばかりです。
午後の入学式準備の時間にテキパキと仕事をこなす姿からは、掲げた
目標を早速達成しようとする意識が感じ取れます。新一年生の昇降口
を清掃し終わったところに、昇降口に置いてあった花を会場へと運んで
ほしいと頼まれた2年生ですが、花を運び終わると掃除したばかりの
昇降口には花びらが散っています。一度掃除が終わったところがまた
汚れるという、快くは思わない事態が起きていましたが、誰に言われる
でもなく花びらを掃き集めていました。新一年生のため、自ら考えて
行動を出来るなんとも気持ちの良い2年生でした。
会場準備が終わり全校生徒が下校した後には、生徒会長と新入生代表の
新一年生が入学式の練習をしています。素晴らしい練習態度とスピーチ
を見て、明日は素晴らしい入学式となることを確信しました。
聴く力
大人数で会議をしていると、なかなか発言をするタイミングが掴めず、
一部のメンバーだけで話し合いが進んでいくという場面は、誰しも見た
ことがあるのではないでしょうか?本日2年生が実施した「大人気豚骨
ラーメン屋に来店したお客さんの席を当てるゲーム」は、各々に配ら
れた席順のヒントが書かれたカードの内容を口頭で伝えあってラーメン屋
の店内の状況を推理するというもので、班員全員にヒントを説明することが
求められます。店内の状況を完全に解明するには全員の協力が必要不可欠
ですが、2年生はワークシートに指差し確認しながら徐々に席順を埋めて
いました。終了後の振り返りシートでは、「いい意見を出したのは?」など
の質問に全員と書いている班もあり、既に活発な意見交換が出来るクラス
へと成長している様子が見て取れました。
午後の部活動でも、生徒達のコミュニケーション能力の高さが垣間見えます。
新しい顧問との活動は始まったばかりですが、プレーのアドバイスがあれば
しっかりと聞き、自分の伝えるべきことはしっかりと話しながら練習を進めて
いました。 出会ったばかりの顧問のアドバイスもしっかりと聴く生徒達で
あれば、あらゆる技術をどんどん取り込んで上達していくに違いありません。
クラスが変わっても変わらないもの
校門前の桜の花びらはだいぶ散ってしまい寂しくなっていますが、
春休みが明けて生徒達が登校してきた学校内は賑わいを取り戻して
います。
始業式が終わると、2時限の内に教室移動や教科書配付を済ますべく
テキパキと行動する生徒達。部活動で学校に来る機会があったとは
いえ、休み明けとは思えないほどしっかりと学級活動に取り組んでいます。
3年生では「学級委員に誰を推薦するか?」などの質問が書かれたプリント
を記入しています。新しいクラスが出来てからまだ1時間程度しかたって
いませんが、悩む様子なく信頼できる友人を推薦する3年生。色々な活動を
学年で乗り越えてきた3年生だけあり、クラスが変わろうとも簡単には崩れ
ない関係が既に構築されていることが、新学期初日からうかがい知れました。