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活動の様子(R04年度)

楽しみながら準備もする日本のクリスマス

菜の花学級の教室前方の扉には、折り紙によって作られた立派な

クリスマスツリーが飾られています。そばを通るだけでもクリスマス

気分になるのですが、クリスマスカードを作る英語の授業を見ると、

更に年末であることを実感させてくれます。

個人的な感想ですが、クリスマスというと年賀状が確実に元日に届く

締め切り日ということも連想されます。菜の花学級は、そこまで考慮

しているのか、午後にはパソコンによる年賀状作成に取り掛かり、

気持ちをお正月へと切り替えているように見えました。二週間で仏教

とキリスト教が入り乱れる、慌ただしい日本の年末に見事に対応する

行動の速さは見習いたいものがあります。

また、家庭科部の2年生も、感染症対策のため1年生が活動休止中

ながらもクリスマスツリーを模した作品をたった3人で作っています。

ウイルスの猛威により、人手不足となっていますが、無事にクリスマス

までにツリーを作り上げることは出来るのでしょうか?

 

 

 

流行に敏感な生徒達

昼休みの校庭は、連日サッカーを楽しむ男子生徒達で賑わっています。

遊んでいるメンバーはサッカー部に所属している生徒に限らないようで、

世界規模の熱狂の波に全員が乗っかているように見えます。

受験生である3年生も、体をぶつけ合うほどプレーに熱中。迫力満点

の競り合いは、勉強中心の生活を送っているとは思えないほどです。

前述した通り、サッカー部以外の生徒もいますが、プレイする姿は非常

に様になっており、運動センスの良さを感じさせてくれます。

受験勉強も佳境に差し掛かっているところでしょうか、3年生の体は

なまっていないようでした。

 

未来は明るい

「私は、文学は言葉からイメージして独自の世界を広げる物だと

考えたので、帯の絵は最低限にとどめました。かわりに、読者に

問いかけるような言葉を入れ、物語に引き込ませる効果をつけました」

芥川龍之介が世界で一番好きな作家だという1年生が「蜘蛛の糸」

の帯(本に付ける帯です)を作った後に書いた工夫した点です。

本の帯を作るという今回の授業の真意を見事に読み取っているように

思います。帯のポイントを理解している1年生の作品たちは傑作

ぞろいで、物語のセリフを上手く引用したり、自分なりの作品の

キャッチフレーズを考えたりと、見ていて感心するばかりです。

蜘蛛の糸の紹介だけでなく「100年以上愛される」「芥川初の

児童文学」といったフレーズを入れ、芥川龍之介の宣伝をする商売

上手な帯も数多くありました。

 偶然ですが、今週は3学年とも何らかの職業に活かされてくる

ような力を発揮している場面を見ることができ、生徒達が卒業後

も大活躍しているビジョンが浮かんできました。

 

ナウなヤング

自分事なのですが、成人してからというものの、身に付ける衣類が

単色のものばかりになっているような気がします。しかし、2年生

が美術の授業で作成したオリジナルシューズを見ていると「ド派手

な色とデザインをした衣料品も着てみたいかも」と思えてしまいます。

見ている者の心を動かすほどの魅力を放つシューズたちですが、貼り

だされたプリントに書かれた工夫した点には、どのような効果を狙って

色や模様を配置したかが解説されています。本能ではなく計算で人の

購買意欲をくすぐるほどのシューズを作れるセンスは、今すぐデザイナー

 になっても通用するのではないでしょうか?

また、スニーカーとは縁遠そうな花魁や水泳をイメージした作品は、

既存の販売品に囚われない発想を飛躍させる力を感じさせてくれます。

新たな流行を作る人物とは、こういった若者なのかもしれません。

晴耕雨耕

本日は朝から雨でしたが、冬季トレーニングに参加する生徒達は

校内で階段ダッシュをして自らを鍛えていました。日頃から体力

作りの授業をしている菜の花学級も、本日は室内でも出来るスト

レッチ運動を中心に体を動かします。集中した成果か、授業開始

時よりも劇的に体が柔らかくなったようで、30分程度の時間で

しっかりと効果を実感していました。

午後の部活動の時間もグランドのコンディションの関係で室内練習

となっていましたが、僅か4人だけでも基礎練習に集中する野球部。

教員も混じって汗を流すテニス部。黙々と筋力トレーニングをする

サッカー部など、雨だからと言って休む様子はありませんでした。

 また、サッカー部は自分達の戦い方を見直し、如何にして試合に

勝つかを考えており、頭も体も満遍なく鍛えていました。