校長室の窓

五月晴れの空のもと・・・・

 五月晴れの空のもと、「一小オリンピック」の練習が始まっています。学年のダンスなど表現運動の練習、対抗リレーの練習等、学校全体が盛り上がりつつあります。中でも、応援団が数年ぶりに復活するということで、メンバーも力が入っています。今年度は、紅白に分かれての応援ではなく、一小オリンピックに参加する柏一小の子どもたち全員の活躍を応援するという大きな仕事を担っているからです。強い気持ちをもって、元気いっぱいの笑顔で、一小の応援を牽引してほしいと願っています。

 5月25日(土)に開催予定の「一小オリンピック」は、昨年度と異なる点がいくつかあります。コロナ禍、感染症の予防、熱中症対策等様々な状況や観点から、学年ごとに競技を行う、いわるゆ「入れ替え制」という形態で実施しておりましたが、リアルタイムで他の学年の演技を見たいという子どもたちの気持ちに応え、今年度は全校同時の開催としました。子どもたちにとって、令和6年度の一小オリンピックが思い出深い取り組みになるように雰囲気づくりに努めてまいります。

 校庭や体育館の練習では、音響機器を使用したり、子どもたちの元気な声がいつも以上に響いたりと、近隣の地域の皆様のご理解ご協力あっての、本校教育活動であることに改めて御礼申し上げます。

学校長

 

5月の全校朝会では・・・・

 5月1日に全校朝会を行いました。本校では、対面とオンラインのハイブリットで朝会や集会を行っています。今回はオンラインによる全校朝会です。オンラインで実施するメリットは、感染症の予防や集合する時間の短縮等があげられます。その反面、子どもたちの姿を直接見ることができないので、反応がわからないというデメリットも感じていました。しかし、大丈夫です。柏一小の子は、画面越しでも、元気な返事や挨拶が各教室から聞こえてきます。しっかりと話を聞くことができている様子がうかがえました。

 私からは、この一カ月で感じた、柏一小の子どもたちの自慢できるこれからも続けてほしい事について、「発見!柏一小自慢その1」というテーマで話をしました。

 私が感じる柏一小自慢その1は、朝の挨拶です。朝、正門に立って、「おはようござます!」と声をかけると、たくさんの子が「おはようございます」と返事を返してくれます。中には、私が声をかける前に、「校長先生、おはようございます。」と先に挨拶をしてくれる子もいて、とても嬉しい気持ちになります。思わず「ありがとう」とお礼を言うと、その子は怪訝な顔をして、「なんで?挨拶しただけなのに、ありがとうなの?」と質問をしてくれました。

 私は、「先に声をかけてくれてありがとう、名前を呼びながら挨拶してくれて、ありがとう、笑顔で挨拶してくれてありがとう、勇気を出して挨拶をしてくれてありがとう」そんないろんな思いがあって、ありがとうと声をかけています。すべての子には言えていませんが、朝の挨拶での「ありがとう」にはこんな意味があるということを伝えました。

 さらに、挨拶はたくさんの人をうれしい気持ちにすること。柏一小の子みんなが挨拶の力に気付いてくれたら、挨拶の輪がいろんなところに広がって、きっと笑顔いっぱいの学校になる。ぜひ、柏一小のみなさんで「あいさつの輪」を広げていこうという話をしました。「柏一小自慢その1」を今後も続けていければと思います。

着任式・始業式

 桜満開の柏一小正門に、明るく元気な子どもたちの「おはようございます!」の声が響いています。いよいよ令和6年度がスタートしました。期待に胸を膨らませながら登校する子、クラス替えが心配で少し不安そうな子、それぞれの思いを胸に一小の子どもたちの新しい年度が始まります。4月1日現在で、新1年生を加えて609名の子どもたちが柏一小で過ごします。笑顔あふれる柏一小を目指して、今年度あたらに20名の職員が加わり、子どもたちの成長を支えてまいります。

 始業式の前に着任式を行いました。着任した職員一人一人からの挨拶に耳を傾ける子どもたち、20名の挨拶は時間がかかりますが、一人一人の挨拶をしっかりと聞いてくれました。話す人への自然な思いやりに感心させられます。

 その後は、私から子どもたちに伝えたいことを次のように話しました。

『新しいクラス、新しい先生、新しい仲間、期待と不安でドキドキしている子もいると思います。今年1年がみなさんにとって楽しく笑顔いっぱいの一小であることを校長先生は願っています。そのために、校長先生からお願いがあります。

(やさしい言葉)をたくさん使ってほしいということです。(やさしい言葉)とは決して難しい言葉ではありません。普段みなさんが使っている言葉です。

例えば「ありがとう」とか「ごめんね」とか「大丈夫?手伝うよ?」「すごいね」「がんばって」「いっしょに遊ぼう」などなどその言葉をかけられると、うれしい気持ちになるような(やさしい言葉)で一小の教室や学校があふれるといいなあと校長先生は思っています。もう使っているよという子もたくさんいると思いますが、もっと使ってみてください。やさしい言葉かけで笑顔いっぱいの学校にしましょう。』

 うなずきながら聞いてくれる子もいて、言葉の大切さについて理解してくれているのだなと実感しました。とはいえ、発達段階に応じて子どもたちの捉え方り理解の仕方にも違いがあると思われます。柏一小の教職員は粘り強く子どもたちに言葉の大切さについて指導してまいります。まずは、「やさしい言葉」かけから取り組みます。

 その後、子どもたちの待ちに待った担任発表を行いました。一人一人の教職員に拍手をくれた子どもたち。私たち教職員も子どもたちに背中を押してもらいました。始業式の最後には伝統ある柏一小の校歌をみんなで歌いました。

 春休み明けの始業式、たくさんの時間がかかりましたが、さすが柏一小の子どもたち、最後までしっかりとした態度で始業式を終えることができました。これから1年間の子どもたちの成長が楽しみです。

                                 柏市立柏第一小学校長 三浦 邦彦