令和4年度 校長室より

2022年9月の記事一覧

今日も30℃越え(校長室より)

月曜日に掃除のことを載せました。
今日、昼休み直後に「掃除について」の呼びかけをしました。去年4回あった清掃を3回に減らしたけれど、一生懸命行えばきれいにすることはできる、みんなで学校をきれいにしよう、という内容です。


校長室掃除の6年生二人。

椅子を出そう、など声をかけながら仕事に取り組んでいます。関わり合いながらの仕事、お見事です。気持ちの良い仕事ぶりです。みんなに見てもらいたい。

学校生活はほとんどが教科の学習ですが、それ以外のこともあります。掃除とか委員会とか・・・。「伊藤はあいさつだけはいいな」とあいさつだけほめられていた私のような小学生もきっといるだろうな、これだけたくさん子どもがいるのだから。輝く場所は勉強というステージだけではありません。自分のがんばる場所を自分で見つけてがんばることだって大切なことです。(勉強しない言い訳みたい・・・。)

 

ここ数日、日中は暑い日が続いています。今日の午後1時ちょっと前の数字です。(上から熱中症指数、気温、湿度です。)湿度が低く、風も吹いていたので過ごしやすさは感じました。

暑い中でも、外で元気に遊ぶ子どもたちを見ているとそのエネルギッシュな活動ぶりに思わずこちらもうれしくなります。

外で、不特定多数で、男女関係なく遊ぶという経験は、小学校ならではではないかと思っています。そういう意味では貴重な体験です。

友達とお話をするも良し、本を読むも良し、休み時間の過ごし方はそれぞれで良いとは思いますが、お天気の良い日には外の空気も感じてみてはどう?とも思います。

丸つけ隊(校長室より)

昨年度、学校運営協議会委員の方々に校内の様子を見ていただいたときに、授業中に職員室に誰もいないことを驚かれていたのを今でも思い出します。

その瞬間は実際に誰もいなかったのですが、もともと小学校には中学校のような副担任というような立場の先生がいないので、人手に余裕がないのが当たり前、という状況です。もちろん、誰もいない時ばかりではありません。

 

今年度、本校には中学年(3、4年生)を見ていただいている少人数担当の先生や、算数を見ていただく市の先生、また、低学年(1、2年生)支援の市のサポートの先生がいらっしゃいます。

という事情で、今年度は高学年のサポートが薄くなっています。年間の勤務の時間数が決まっている県の学習サポーターの先生が土南部小学校に来ていただけており、1クラスが38人と本校でも最も多い5年生の教室の授業サポートをお願いしています。

それに加えて、少しでも、高学年のサポートをと考え、学校運営協議会で56年生の学習面でのサポートを提案させていただきました。

1学期の後半から地域の方々にしていただいているのが、子どもたちの解いたドリルやプリントの丸つけです。「丸つけ隊」と呼んでいます。今日はいつもより多くの方に来ていただきました。

今日もありがとうございました。職員が持続的に子どもたちの指導に当たっていくためにもお任せできることはお任せするという部分も必要になると考えます。引き続き地域のみなさんのお力をお借りして、子どもたちや職員を支えていきたいと思います。「地域の力を学校に」が合い言葉のコミュニティスクールです。また、よろしくお願いいたします。

おはなしジャングルと清掃(校長室より)

2学期の読み聞かせが始まりました。今日は1年生と2年生でした。

5教室、どの教室でも、穏やかな雰囲気で読み聞かせが行われました。

土日を超えたあとすぐの月曜日は、何となく落ち着かない空気になるのが小学校ではよくあることなのですが、この読み聞かせは、静かな1日のスタートにも一役買っています。

みんな静かにおはなしを聞けて素晴らしいぞ。

おはなしジャングルのみなさん、2学期もよろしくお願いいたします。

 

さあ、清掃の様子です。

6年生2名と一緒に、てきぱきと校長室の掃除を終わらせ、1階と2階の掃除の様子をダッシュで見に行きました。

うん、よくやっている児童が多いように見えます。この「やっているように見える」ということはとても大切なことです。

そもそも、やっているように見えないということは「やってないと思われても仕方ない」わけです。どんなにきれいにするぞ、真面目にやるぞと心で思っていても、ぞうきんを振り回していたり、友達とお話をしていたら、「やってないと思われても仕方ない」のです。人は行動で判断されるわけですからね。

今年度は、月水金の3日しか掃除がないので、その分、掃除を効率よくがんばってほしいな、と思っています。みんなで学校をきれいにしよう、と改めて水曜日に放送で呼びかけることにします。

 

 

姿勢など体の使い方(校長室より)

足の裏には「メカノレセプター」という全身のバランスを保つセンサーがあるそうです。

↑このように、足の裏を床やバーにピタッとつけることで、姿勢だけでなく書く文字など様々な学習活動に影響を与えるということなわけです。

低学年でよく聞く「グーペタピン」という合い言葉がありますが、このペタがそれにあたります。落ち着いた学びの第一歩として大切な部分と言えます。

 

 

 さて、地域にお住まいで、元校長先生だった松本先生に、夏休みに研修会の講師をしていただきました。(メカノレセプターという言葉も松本先生から以前学びました。)その研修でキーワードだった「ボディイメージ」。幼い頃からたくさんの生活経験の中で、少しずつ身についていくイメージ。「このあたりに袖を通す穴がある」とか「このあたりに自分の耳がある」というイメージです。

1歳ぐらいの子に洋服を着させようとしたときに、腕がなかなか上手に穴に通らずにいらいらしている様子。思い浮かびますか。ボディイメージ成長中ということです。これが身につくと、難なく腕が通るようになります。「自分の耳たぶを触ってください。」という松本先生の指示で、研修に参加した先生方がご自分の見えない耳たぶを無事に触っていましたが、ボディイメージが身についているということです。

以前勤務していた学校で、鬼ごっこ中に鉄棒をくぐろうとしておでこをぶつけるという事故が少なくなかった年がありました。そもそも鉄棒はくぐるものではないのですが、自分の身長でここをくぐるためには、どれくらい身をかがめれば良いか、まさにボディイメージです。身についている子とそうでない子で怪我をするしないがの分かれ目です。

机の下の床に落ちた消しゴムを拾って、頭を上げたら、後頭部を机にぶつけた、これもボディイメージで、ぶつけない子とぶつける子がいます。

このボディイメージは、小さいときに、生活や遊びの中で、寝たり立ったりくぐったり飛び降りたり回ったり・・・たくさんの動きの中で身についていく大切なものです。

 

体幹もその1つです。

「良い姿勢をしましょう」という指示があって、本人のやる気があっても、それを保持していくためには、体幹が必要になります。体幹を鍛えるための遊びとして「ラインの上をはみ出さないように歩く」とか「けんけんぱ」とか様々な遊びが紹介されているサイトを見たことがあります。物がなく、体を使って遊ぶしかなかった私たち世代にとっては日常の遊びの中でいつの間にか鍛えられていたものなのだなあと思います。

特別支援学級では2学期からバランスボールを取り入れました。椅子の代わりに使うこともあります。一見、逆に落ち着かないのではないかと思ってしまいますが、鍛えながら学ぶと言うことで効果があるようです。

自分が小学校時代、姿勢が悪くて1m物差しを背中に突っ込まれていた友達を見たことがありますが、そういうことで改善するわけではないってことですね。体を使う遊びの中で体を鍛える、いつの間にか鍛えられてることがとても大切って話です。体を使って遊ぶことって大事なんですね。

成長(校長室より)

今日で2学期の発育測定が終わりました。身長と体重を測りました。

夏休み明けに子どもに会うと、「顔つきが変わったなあ」とか「背が伸びたなあ」とか感じることがあります。

実際に、成長まっただ中の子どもたちですから、42日も会わないと変化は少なくはありません。みんな、順調に成長していますね。

保健の先生が、子どもたちに「良い姿勢の大切さ」を話していました。「今、みんなの体の中でどんどん成長している内臓。姿勢が良くないと体の中が狭くて、成長するには窮屈(きゅうくつ)になってしまう。だから、背筋を伸ばして体内の空間を広げることが大切だよ」ってお話でした。良い姿勢、大事です。

 

各教室の廊下や室内に、2学期の目標シートが掲示され始めました。

みんなどんなめあてをたてたかな。写真では見えませんが、それぞれにいろいろなめあてを書いています。せっかく長い時間を過ごす学校に来ているわけですから、自分なりに目指すものを決めて、日々取り組んでいくことは良いことです。

学期の初めに書いたこのシート。時間が経つと、この透明ケースに作品やプリントが入ってしまって、せっかくの目標が見えなくなってしまうのが残念・・・。

と思ったら、工夫している学年もあるようですよ。(この写真だけではわかりませんが。)

時々、自分の書いたシートを眺めて、軌道修正しながら前へ前へと進んでくださいね。

すっきりしない天気が続いています。

今日も子どもたちはしっかりがんばっていました。毎日こつこつと・・・。いつか花を咲かせるために。

スタートの雰囲気(校長室より)

スタートしたばかりの2学期ですが、早速4年生が校外学習に出かけました。
いつも元気な4年生の教室に人がいないので大変静かです。

2学期がスタートして1週間ですが、どの教室も落ち着いた雰囲気の中で授業をしています。

 

1年生も、夏休みをこえてだいぶ表情がキリッとしている子が増えています。1学期に学校生活に慣れたところで42日間の夏休みは長かったと思いますが、すんなりとスタートが切れて良かったなあと思います。

どのクラスでも、先生の話をしっかり聞きながら、学習に取り組んでいる多くの子どもたちの姿が見られます。

その調子で、少しの努力でできることを積み上げながら、少しずつ力をつけていってほしいと思います。

 コロナウイルス関連で、全数把握についてや療養期間について報道に上がっています。どのようになるとしても、多くの児童が集まって、集団で生活する学校では「病気をまん延させない」ように気をつけることが第一です。それはかつてのインフルエンザが流行した時も、意識していたことです。発熱者が増えてきたら早帰りや学級閉鎖の措置をとるなどの対応をしてきました。この後も、現場としてはまん延させないように対策を取りながらできることを行っていくという姿勢は変わらないだろうと思います。

健康観察票については提出を求めないことにしていますが、引き続きの朝の健康観察はしていただき、体調が優れないときには念のため受診していただくなど適切な対応についてご協力お願いいたします。

環境を整える(校長室より)

PTAの除草作業を行いました。


朝から、たくさんの保護者のみなさんや地域のみなさんが集まってくださいました。

昨日降った雨のおかげで、土が軟らかく、草の種類によってはスルッと抜けてありがたかったです。

黙々と除草に取り組むみなさんの姿です。(ぶれてしまった写真・・・ごめんなさい。)

日差しはまだまだ強く、体力を奪われる感じでしたが、みなさん1時間という限られた時間の中で一生懸命に作業に取り組んでくださいました。

夏の間に元気に育ったあちこちの草を処理していただきました。

教室にごみが落ちていてもそのままにしておくのは「教室はきたなくてもよい」というメッセージとして子どもに伝わっていく。枯れた花を教室に放置しておくのは「命は大切にしなくて良い」というメッセージとなる場合もある。どんなに想いを込めてきれいで大切なことを言葉で伝えていたとしても、良くない環境が別の無言のメッセージを発信してしまうということがあるよ、という教えで、教育現場では「かくれたカリキュラム」「ヒドゥンカリキュラム」と言います。

道路などでも、1つごみが放置されている場所で、いつの間にかそこがごみを置く場所のようになってしまうことがあるのも同じことでしょうか。

人にとって「環境」がどれだけ大切であるかを感じます。環境とは「場」であり「人」であり、「その思い」や「言葉遣い」など多岐にわたります。

できるだけ環境を整えておくことは、人が生活していく上で大事なことだと言えると思います。

暑い中お疲れ様でした。本日はありがとうございました。とてもきれいになりました。

教頭先生、麻生先生もお疲れ様でした。

給食スタート(校長室より)

2学期の給食のスタートです。

調理員さんたちは、先週から給食室の清掃等、今日のための準備を計画的に行ってきました。ありがとうございます。2学期もよろしくお願いいたします。

活動のためのエネルギー源である食事は、特に脳や体が成長中の子どもたちにとっては大切なものです。

 

給食については、栄養士さんが、子どもたちに必要な栄養を考えながら毎月献立をつくっています。

2学期も健康な体づくりのために好き嫌いを言わずにもりもり食べてほしいです。

 

給食の食材を購入するための給食費は保護者の皆さんと我々教職員が払うことになっています。

以前にもこのホームページで話題にしましたが、給食費は必要な金額(1人1日あたり265円)が集まって初めて献立通りの栄養が提供できる大切なものです。

支払いが滞った方がいると、1人あたりに十分に行き渡らなくなります ↓

引き続き、ご協力お願い申し上げます。

 

給食も始まり、業間休みや昼休みも始まりました。

元気な子どもたちが帰ってきたなあ、と感じる瞬間です。

コミュニティスクールの取り組みの1つでもある、地域の方の校庭見守りも始まりました。

ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

好きな人(校長室より)

「席替え」「何かのグループづくり」などをする場面が学校ではよくあります。

自分が子どもの時は「好きな人と一緒が良い」という考え方をしていた記憶があります。

しかし、自分が教員になって立場が変わると、「好きな人と」という考え方では相当無理があることに気づきます。その考え方だと、全ての人の希望に添うことはできないからです。結局は、誰かが我慢することになります。でも、子どもの時は、自分の気持ちが最優先ですから「好きな人とがよかったなあ」なんて、こだわっていた記憶がうっすらとあります。

自分が担任をしていたとき、いろいろな方法で席替えやグループづくりをしましたが、担任人生の後半は「全員が好きな人となれるわけがない」ということを絵などで説明した上で、ほぼほぼ「くじ」で決めることにしていました。だって世の中は縁だから。自分で引いたんだから、という感じです。

席替えは、教室の座席配置図にあらかじめ数字を書いておいて、子どもたちに袋に入っている番号が書いてある紙をひかせる。男女で分ける必要があるものを決めるときは袋を2つ用意して紙をひかせる。

「えーっ、また○○くんと隣だー」「ずっとトイレ掃除だー」なんてことも起こりましたが、「その人との関係づくりをもっときちんとしなさいってことなんじゃないかな」「トイレ掃除でやり残したことがあるんじゃないかな」なんて言って、くじの引き直しなどはしません。

 

もちろん、視力等の関係で席の場所を考慮する子などへの必要な配慮は忘れません。

 

 

学期のはじめのこの時期、各クラスでいろいろなことを決めている様子を見ていたり、昨日職員から「校長先生は昔どのように決めていましたか」なんて聞かれたこともあって、そんなあれこれを思い出しました。

 

教室内でのそういったことの決め方は、それぞれの担任に任せています。学校として決まってはいません。どんなやり方にも良いところやそうでないところがありますし、全員が納得できているかもわかりません。各先生方の願いや想いもあるでしょう。

 

人との出会いも含めた、それらがその教室での学びの1つであることは間違いありませんから、子どもたちにはどうか上手にのみこんで、今いる場所で精一杯がんばってほしいなと思っています。

2学期スタート(校長室より)

ちょうど登校時間に大雨で、昇降口が開くまで外で子どもたちの様子を見ていましたが、傘があってないようなもので私も子どもたちも強い雨に濡れました。そしてそんな状況の中でも「校長先生、おはようございます」と元気にあいさつの声をかけてきた子どもたち、最高です。

教室に入ったら体をしっかり拭くよう教務の麻生先生に放送を入れてもらいました。

新学期スタートの写真が濡れたジャージとポロシャツでごめんなさい。

2学期の始業式も放送室からの映像と音で行いました。

 

子どもたちが元気に登校してきたこと、そして元気な顔が見られたことをうれしく思ったことを伝えました。

毎学期、毎学期、スタートはもうほとんど同じ話で、写真を使い回しているのではないかと思われても仕方がない感じですが、今日の様子です。大切なことは「繰り返し」「根気よく」です。

楽しい学校を目指すために大切なたった1つのルール「自分がやられたり言われたりしていやなことは人にしない」の確認。

そして、失敗しながらの成長の大切さちょっとがんばればできそうなことを少しずつでも積み上げてほしいという話をしました。

最初からあきらめて何もしなかったら、ゼロのまま。少しずつでもやっていれば必ず積み上がるものがある、という話をしました。

蜂を例にして「危ないところに近づかない」ことが自分を守るために大切である、という話や、コロナウイルスや熱中症に気をつけて生活することについての話もしました。

2学期が始まりました。みんなにとって楽しい学校になるようがんばっていこう、と呼びかけました。

成長途中の子どもたちの生活の場である学校です。2学期もきっといろいろなことが起こるでしょう。

しかし、全てのトラブルは必ず成長につなげていくことができます。そのために大切なのは、本当のことを知ること、本当のことがわからなくても次につなげていくために、関わった大人が情報を共有し子どもたちに寄り添っていくことだと思っています。

気になることがあるときは、遠慮なく学校にお問い合わせください。2学期もよろしくお願いいたします。