令和5年度 校長室より

2023年11月の記事一覧

校内授業研修(校長室より)

第3回の校内授業研修日でした。

柏市教育委員会教育研究所指導主事の大木先生に講師として来ていただきました。

今日は6年2組で算数の授業を展開しました。

他の学年の先生方も学ぶ機会になるので集まります。教室は自習となりますが、この時間に学んだことを、明日からの自分の教室で生かせることができればそれは各教室の子どもたちにとっても良いこととなるわけです。

「組み合わせ」の学習です。明るい雰囲気の授業で、子どもたちも活発に活動していました。

ABCDの4チームで試合をする。それぞれのチームとは1試合だけするとしたときにその組み合わせはいくつあるか、を探し出す学習です。

A対BとB対Aは同じ試合であることをイメージしながら、その組み合わせの全てを探していく活動です。

1時間、テンポ良く途切れることなく考え続け、活動し続けた子どもたち、ご苦労様。後ろの方にいた女の子が、「今日はなんだか楽しかった」とつぶやいていました。たくさん頭を使ったんだろうな、と思いました。「使ったところが強くなる」ので、これからもたくさん使ってほしいです。

放課後には、図書室で協議会を行いました。

大木先生にはここまで3年間、算数の授業を通して先生方に関わっていただきました。今年度最後のご指導も明日からの授業づくりに生かして行きたいと思います。

大木先生、今日もありがとうございました。

国際交流会(校長室より)

11月も後半となり、秋が深まっています。

今日も素晴らしい秋空のもと、1日が始まりました。

読み聞かせは、のぞみ学級と1年生。

いつもありがとうございます。週の初め、落ち着いたスタートになります。

 

今日は、柏市教育委員会指導課企画の国際交流会を行いました。

今年度、本校担当のALTはブランデン先生ですが、今日は交流会ということで全部で7名の先生が来てくださいました。

なつかしのデビット先生もお見えになりました。

英語を使いながら、みんなで楽しく活動しようという時間でした。 

 写真は3年生の様子ですが、動物、果物の3つがテーマで、それぞれ違った活動をしながら、ALTや外国語に親しむ、という時間です。

指定された色を探してタッチしたら戻る、指定された動物のまねをしながら動く、指定された果物のカードをゾンビをよけながら探してタッチしてゴールに向かう、というような活動でした。 

 子どもたちが指示に従って、楽しそうに活動している様子がわかります。指示が英語なので、よく聞くことが大切です。体育館という広い場所で、楽しむ時間、聴く時間をうまく切り替えないと、活動がつまらないものになります。いつもと違う指導者の前で、調子に乗ってしまう雰囲気がありましたが、ゲームが進むにつれ、めりはりのある時間になっていきました。

 3、4年生は同じメニューで行いました。

 5年生、6年生はまた別メニューで行い、午後の12年生合同の交流会も別メニューでした。

 学年ごとに活動メニューに工夫があって、子どもたちがALTのみなさんと楽しく交流できました。ALTのみなさん、1日ありがとうございました。 

レイソルしま専科(校長室より)

キャリア教育の一環であるレイソルしま専科。6年生対象で行いました。

担当の河原さん、広報の梶原さん、ファルザン選手と熊澤選手の計4名で来てくださいました。

体育館では楽しみにしていた6年生が花道をつくって待ち構えていました。

河原さんから柏レイソルについての概要や、どんな仕事があるのかなどの説明をしていただきました。

1試合を行うその裏でたくさんの仕事があり、たくさんの人が動いていることがわかりました。

 

ファルザン選手から「チャレンジすることの大切さ」についてお話がありました。


失敗から学ぶことの多さ、やらない後悔よりやった後悔をなど、ご自分の経験と照らし合わせたお話でした。

熊澤選手からは「感謝の大切さ」についてお話がありました。


サッカーと勉強の両立、周りの人の話を聞く大切さなど、ご自分の体験を振り返りながらのお話でした。

お二人ともそれぞれに苦労や悩みも抱えながらここまでがんばってきたことがよくわかるお話でした。子どもたちもよく聴いていました。

 

その後は、質問コーナーがあり、子どもたちからのいくつかの質問に答えていただきました。

 

そして、ボールを一緒に蹴りたいという希望があった児童と、ボールを介しての交流の時間もとっていただきました。

その後、レイソルの選手会から6年生の各クラスにサッカーボールをいただきました。

 

クラス代表のお礼の言葉では、それぞれに感じたことをきちんと述べることができ、立派でした。

 

最後は、試合に勝利したときに選手とサポーターとで喜びを共有する「勝利のロレンソ」を、2選手の「勝利をつかみとれー♪」に合わせて肩を組んだみんなで歌いました、跳ねました。

きっと良い思い出になりました。入場から退場まで、子どもたちが興味を持って参加できた時間でした。

 

今日はありがとうございました。本物に触れる良さを感じることができたと同時に、同じ人間として大切なことを教えていただきました。けがに気をつけてがんばってください。さらなるご活躍をお祈りしています。柏市民の一人としても応援しています。

そしてキャリア教育と言えば、南部中の職場体験。

 

二日間無事に終わりました。引き続きがんばってくださいね。

青いジャージの人たち(校長室より)

いくつかの教室に青いジャージの人がいます。さて、誰でしょう。

職場体験にやって来た南部中学校の2年生5人です。

全員、私がこの学校で最初に出会った2年前の6年生だった子たちです。

2年経過して、小学生に交じった姿を見ると、体、雰囲気、一人一人大きな成長を感じます。

今回、教室で先生や子どもたちをそばで見ていても、何をすべきか考えてもうかんでくることはないし、言われたことしかできないと思います。時間の経過が長く感じられたのではないかと思っていたのですが、帰り際に声をかけたところ、「あっと言う間でした」とキラキラした笑顔を見せてくれた子もいました。2日間がんばってくださいね。

 

職場体験、私も柏二中の2年生の時に経験しました。45年前です。ずいぶん昔からの取り組みです。私は、当時松葉町にあった工場で2日間体験をさせていただきました。体験が終わった後は「□□に行ったら、お土産は○○だった」「いいなあ」とか集まった男子でそんなことを話題にしていたように記憶しています。お土産の話に花が咲くとは、それだけ、仕事をするということに対してはまだまだ自分事として捉えられなかったのだと思います。きちんと捉えていた友達もいたとは思います。

 「仕事というのは社会に空いた穴である」とは解剖学者の養老孟司氏が著書「バカの壁」のなかで述べられた言葉です。「穴は誰かが埋めなければおちおち歩けないので、気づいたら埋めていかなければならない。この穴は俺の穴じゃないとか、俺に合ってないとか、そういうことではない」というようなことが書いてあったと記憶しています。

 

小学生にとって、小学校で仕事と言えば、「清掃」があります。掃除はきちんとできないのに、外での仕事体験は面白そうだからやる、では仕事に対する意識としてずれてると私は思っています。そんなわけで、小学校では、汚いところをきれいにする清掃のような、「目の前にある穴をまずは埋める」ことができる子を育てる、それをキャリア教育のスタートとして考えています。

 

教員のなり手不足、が話題になることがある中ですが、先日、東葛飾教育事務所長のお話を伺う機会がありました。子どもにとって「最も身近に感じられる仕事が教師」「毎日がキャリア教育」「働く人のロールモデル」というような言葉が出てきました。

 

今日来た中学生も、たった2日間ではありますが、子どもたちと関わりながら、先生方の日常に改めて触れながら、そして中学校での日常的な仕事をする中で、仕事に対する思いを少しずつ育てていってほしいと思います。そして、縁があって、ぜひ教職への道を選んでもらえたら、なんて思います。14歳ですから早ければ10年たたないうちにそんなことが起こるかもしれないと思うとわくわくします。

成長のため(校長室より)

表彰から1日が始まりました。ここまでたくさんの行事がありました。

 

読書感想文、家族のきずなエッセイ、柏市科学作品展、柏市陸上競技大会。柏市家庭科作品展、柏市火災予防児童画展、柏市優良健歯コンクール、該当者41名中40名に賞状を渡しました。

 

各教室と放送室をオンラインでつなぎ、表彰対象児童には放送室に来てもらいました。それぞれの分野でがんばった子どもたち。とても良い表情で賞状を受け取っていました。

 

寒空の下でしたが、業間休みは持久走の練習でした。

参観中の保護者の皆さんも外で見守ってくださっていました。

「超えるべき相手は昨日の自分」です。がんばれ、子どもたち。

5時間目です。

午後になっても、各クラスの先生の話に耳を傾けて、真面目に授業を受ける子どもたち。

学校ですから、それが当たり前で望ましい姿な訳ですけれど、立派だなあと思いながら見ています。

全ては誰のためでもない、自分自身の成長のためです。

ちょっと前に「校長先生、やり始めてもやる気が出ません」と校長室に言いに来た子が いました。そうかそうか、いやいや、やる気が出なかったのは残念だけど、「やってみた」ということがうれしいじゃありませんか。その気持ちが大切なんです。あとは、やる気が出るまでやるんだ、若者たち。