令和5年度 校長室より

令和5年度 校長室より

青少協4校合同音楽会と今日の様子(校長室より)

土曜日に南部中を会場として、青少協主催の4校合同音楽会が開催されました。

 

土南部小、逆井小、逆井中、南部中の音楽での交流会です。ここ数年、観客数のコントロールなどを行いながら、交流を第一の目的として工夫して行ってくださっています。

 

本校の音楽部は、市内音楽発表会でも行った、カスタネット、合唱を含めた4曲を披露しました。

 

音楽と言っても色々なジャンルや、表現の仕方があり、そこが音楽の面白さだと思います。

 

どの学校の児童、生徒も、日頃の練習を生かし、一生懸命に発表していました。

最後には4校児童生徒での「COSMOS」の合唱もありました。中学生男子の声がしっかりと曲全体を支えていて素晴らしかったです。

 

スタッフのみなさん、今年もありがとうございました。各校のみなさん、ご苦労様でした。引率の先生方、お疲れ様でした。

 

 さて、2学期の登校も残すところ10日となった今日ですが、欠席児童が増えています。

1クラスは明日から2日間の閉鎖を決めました。(該当クラスには午前中にメールを配信しました。)

「学校には元気な子どもたちが来ている」というのが前提ですので、クラスの人数の2割が休んだら閉鎖、というように機械的に判断することはありません。

朝の健康観察の結果が各クラスから保健室に上がってきます。学校でうつしあってはいないか、今後広がる可能性はどうか、というようなことを欠席の傾向から養護教諭が最初に読み取ります。

 

その後、養護教諭が校長のもとにその考察を報告に来ます。管理職と養護教諭で判断をし、学校医の先生のご意見を伺います。

 

今日は、業間休みには学年主任の先生方に集まってもらい、閉鎖学級のお知らせと、欠席児童が多めのクラスへの学校での過ごし方についてお願いをしました。内容としては、手洗いうがいの励行、マスク着用、交流活動を控える等です。

 

寒さもこれからが本番です。体調管理については引き続きご協力をお願いします。体調に不安がある場合は決して無理をせずに診断を受ける等、ご対応をお願いいたします。今日、全校にこの件で注意喚起のメールを午後2時過ぎに配信いたしました。

ご確認ください。

つくし特別支援学校との交流(校長室より)

6年の子どもたちと、交流会のためにつくし特別支援学校へ行きました。

この日のために総合的な学習の時間を使って準備を進めてきました。今回は、土南部小が主体で行う交流会です。

出発前に校庭に集まった子どもたち何人かの手には、交流会で使う様々な小道具がありました。

今日を楽しみにしている反面、緊張している子どもたちの様子が感じられました。

交流会の窓になった相澤先生から、今日の交流会の目的の確認がありました。

子どもたちの緊張をほぐしてくれるような暖かな日差しの元、車に気をつけながら歩いて行きました。

学校に到着し、準備を整えます。

体育館で、10分弱の短い時間を使って、動きの確認など最終の打ち合わせをグループごとに行いました。

本番ギリギリまで、子どもたちの緊張は続いているようでした。

交流は、各教室で行いました。前回と同じ場所の学年がほとんどです。1年生から6年生の各学級に4人ぐらいの6年生がグループで入ります。

活動の様子は、つくし特別支援学校の個人情報の関係で写真に残しませんでした。

その代わり、この目で、各教室での活動の様子をしっかり見てきました。

各クラスには担任の先生が3人ぐらいいて、盛り上げ役になってくださったり、活動を支えてくれていたので安心して活動できたという部分は大きかったとは思います。

 それにしても、一生懸命活動する6年の子どもたちは、穏やかで優しい眼差しで、笑顔いっぱいの姿を見せていました。見ている方までうれしくなってしまうような活動ぶりでした。もう、ただただ立派、そう感じました。

活動が終わって、控え室である体育館に戻ってきた子どもたちには、終わってほっとしたという開放感がありました。「やるだけやった」「楽しかった」という声も聞けました。

いよいよつくし特別支援学校をあとにしようと玄関外に整列していたとき、校舎の窓から、何人かの子どもたちの「ありがとう」とか「また来てね」という声が聞こえました。目をやると、教室の窓のところで、こちらに向かって手を振っていました。

この4枚の写真は、その声に応えていた6年生の姿です。

交流会としては大成功だったのではないか、この様子を見ただけでもそう感じました。

帰校後、相澤先生からは、「今日得た一人一人の心に残ったことは今後につなげてくれたらうれしい」というメッセージと、「相澤本人があちらの学校でたくさんの感謝の言葉をいただいたけれど、それは本来みなさんに伝えたいことなのでかわりに私からお伝えします。」という言葉と、「よくがんばりました」というねぎらいの言葉が伝えられました。

子どもたちにとって大変貴重な体験になりました。

つくし特別支援学校の校長先生をはじめとする教職員のみなさん、子どもたち、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。6年生のみなさん、ご苦労様でした。そして、相澤先生、6年の担任の先生方お疲れ様でした。

書き初め練習会(校長室より)

今日と明日で書き初めの練習会を行います。場所は体育館です。

 

講師は戸沼先生と言って柏市で校長先生をされていた先生です。

「昨年度も来てくれましたよね」と6年生が声をかけていました。よく覚えていますね。ちなみに、卒業証書の子どもたちの名前も書いていただいています。今日は4年生と6年生でした。

姿勢についての説明から始まりました。

 

その後は、戸沼先生が指導用に作ってくださった動画を見ながら、説明を付け加えて子どもたちに練習をさせていきました。ただ、今年の練習の仕方は去年までと少し違います。

まず、何も教わっていない状態でお手本を見ながら1枚書いてみます。それは最初の自分の作品として残しておきます。

 

次に、1文字ずつ、丁寧に動画を見ながら子どもたちにポイントを伝え、確認しながら普通の半紙に練習をしていきます。

そこまで行って、やっと1文字を完成させます。指導の細分化という言い方があります。ゴールまでを一気にさせるのでなく、細かい手順に分けて少しずつ完成に向かうということです。

図のような、階段でゴールに向かうことをイメージしたとき、BのほうがAよりも優しい階段、誰でもたどり着きやすいことがわかると思います。

どちらの学年の子どもたちにも優しく声をかけながら指導してくださいました。子どもたちも先生の話をよく聞きながら、練習に励みました。

限られた時間ではありましたが、今日学んだやり方で本番までの練習や年明けの本番に生かしてほしいと思います。

 

戸沼先生、本日はありがとうございました。明日もよろしくお願いいたします。

ただいま成長中(校長室より)

保健室の前の掲示板に色々な掲示物があります。

ふと、目にとまった掲示物。


たった1つの「自分がされていやなことは人にもしない、言わない」というルール。校長としてこの1つについて子どもたちにも伝え始めて2年目になります。

子どもたちは、必ずあちこちで何かしらで人との関わりを持ちながら生活しています。

そして、学校という場所で起こるトラブルの多くが、ちょっかいを出したり、余計なことを言ったり、という「自分もされたらいやでしょう」「自分も言われたらいやでしょう」ということがきっかけです。

もちろん残念ながら悪気がある場合もあるし、そんなつもりはなかったという場合もあります。

実体験が少ないことで自分事としてなかなかとらえられない子どもたちにとっては「相手がどう感じるか」は理屈ではなく想像力に関わることでもあるのでイメージできないことも少なくないと思います。わかっていても考えなしで反射的に動いてしまうこともあります。


人間関係でたくさんの失敗を重ねてやっとわかっていくことなのだろうと思います。だから、ルールとして掲げて、「そうなってほしい」と願うことはできても、全員ができるように管理することは難しいことだと思いながらそれでも子どもたちには伝えています。

もちろん子どもたちの中には、コミュニケーションの取り方が未熟で、相手が嫌がりそうなことをしたり、言ったりすることで距離を縮めよう、気を引こうとする子もいます。そういった場合は「仲良くなりたかったんだよな」と声をかけて本人の気持ちをそこに落ち着かせる指導をすることもあります。

わかっていても、知っていても、なかなか上手に行動できないのが子どもです。今日は行事のない静かで落ち着いた1日でしたが、20あるあちこちのクラスではきっと何かがあったでしょう。成長まっただ中の子どもたちです。

(写真は、今日の子どもたちの様子で、本文の内容とは直接関係ありません。)

持久走第二次記録会(校長室より)

持久走第二次記録会を行いました。

太陽は雲の向こう。気温の低い午前中でした。

限られた期間ではありましたが、ここまで練習を積み上げてきた子どもたち。

走るのが好きな子もいれば、そうでない子もいます。走るのが得意でも、不得意でも、ゴールにたどり着いたことが素晴らしいと思います。「自分のスピードで最後まで行けば良い」ということは、どの学年のスタートでも子どもたちに伝えました。途中でやめてしまうことなくみんな完走しました。

 スポーツの良さは、仲間と一緒に取り組むことで、ともにに高め合ったり競い合ったりという部分もありますが、「自分との勝負」という部分もあります。

順位は、誰かが上がれば、誰かは下がります。みんなで上がることはできません。「戦うべきは昨日の自分。」試走の時の記録を縮めることができたら、それが成長です。学校としてはそこを大切にして取り組んできました。

そして、最後に体育主任の田地野先生が子どもたちに「結果はどうあれ、今日走った人は間違いなくがんばった人だ」という言い方で声をかけていました。成長も大切だけど、記録云々はとりあえず置いておいて、今日がんばったみんなが素敵だったぞ、ということを伝えたかったんだろうなと、その言葉を聞いていて思いました。

もちろん、昨年度から、記録会を2回行って自分の成長を見ることを目的としているので、一人一人記録にも目を向けてくださいね。どうだったかな。

寒い中、たくさんの保護者のみなさんにご来校いただきました。子どもたちへの声援ありがとうございました。保護者のみなさんに見ていただいたことは子どもたちにとって大きな励みとなったはずです。


そして、最後の最後まで、子どもたちを励ましながら準備を進め、今日もそれぞれの役割を果たしていただいた先生方、ありがとうございました。寒かったですね。お疲れ様でした。

2年生バスの乗り方教室(校長室より)

今日も元気な土南部小の子どもたち。

持久走カードへのサインは忘れずにお願いします。

 

2年生対象に「バスの乗り方教室」を行いました。

 

柏市役所交通政策課の事業です。担当のお二人がお見えになりました。

武田さんと田口さんです。

 

色々な人が乗る「バス」という乗り物について、その良さなどを教えていただきました。説明だけでなく、○×クイズをしたりしながら楽しくわかりやすい時間になりました。

バス停の秘密や、お金の払い方なども教えていただきました。担当の方の呼びかけ、問いかけに対する子どもたちの反応は元気で大変良かったです。移動もてきぱき上手にできました。

 

そして、体育館での説明の後は、実際に来てくださった松戸新京成バスでの体験です。

整理券をとってバスに乗り込むという体験をしました。

やはり、本物に触れるという体験は大切です。

バスの中でも、実際に椅子に腰掛けたり、吊革につかまって立ったりしながら説明を聴きました。

体育館で聞いた優先席の説明も実際に見ながらだとわかりやすいですね。

 

今日のバスの乗り方の中で、お金の払い方、両替の仕方などもそうですが、体験しないとわからないことは子どもたちの周りにまだまだたくさんあります。

 

話はちょっと変わりますが、校舎内を見回っているときに子どもたちが使っている男子トイレも確認するのですが、流していない状態を見ることがあります。「流し忘れ?」と思う反面で、最近のトイレには「立ち上がると自然に水が流れるタイプ」があることを思い出します。物心ついてから、お家でそういったトイレに慣れていたら、自分で流すという経験がないまま大きくなります。そういった場合、流し忘れは起こって当然です。

色々な場面での体験、その一つ一つを積みあげながら、できることが増えていくというのは良いことですね。

市役所交通政策課のみなさん、松戸新京成バスのみなさん、今日はありがとうございました。

いよいよ師走(校長室より)

令和5年も12月、最後の月を迎えました。

実りの秋から、冬に突入です。寒さに負けず、元気に走る子どもたち。

5月にコロナが5類になり、マスク生活も昔のことのように感じます。マスクを外した子どもたちの顔が当たり前のように見られるようになって半年になります。

コロナの頃のように必要以上にピリピリすることはありませんが、風邪や感染症が流行する季節ですから予防などに気をつけるのは変わりません。

 

また、暗くなるのが早くなったり、年末ということで世の中が気ぜわしくなったりして、交通事故にも注意が必要です。放課後の過ごし方や、道路の歩き方、自転車の乗り方などについては、冬休み直前の指導だけでなく、日常的に子どもたちに呼びかけるよう職員には伝えています。

12月も、持久走記録会、書き初め練習会、待ちに待った3年生の校外学習など、行事も控えています。引き続き、病気やけがに気をつけて安全に過ごしたいですね。良い週末になりますように。

 

今日は掃除の時間の最初に子どもたちに呼びかけました。

掃除は「みんなで20分、自分たちが生活している学校を綺麗にしよう」ということで行っているものです。

残念な話ですが、掃除の時間に、掃除をせずに友達と話をしたり、遊んだり、こそこそさぼったりしている人がいるということを聞いています。

掃除をしない、はだめです。

では掃除の時間に掃除をしない人は、しなかった分、いつ掃除をしますか?
次の日の業間休みや昼休み、みんなが遊んでいる時間にかわりに掃除をしますか?
校長先生は、みんなで掃除をしている時間にみんな一緒に掃除をしてしまうのが一番良いと思いますが、みなさんはどうですか?

1回20分、週に3回、一生懸命学校を綺麗にしちゃいましょう。というわけで今週最後の掃除です。がんばりましょう。

芸術鑑賞会(校長室より)

今日は芸術鑑賞会を行いました。

これは柏市教育委員会生涯学習部文化課の事業で、文化課の担当の方や課長さんもお見えになりました。

お招きしたのは「Morning Child(モーニングチャイルド)」というジャズバンドです。

代表の尾崎さんは柏の小中高を卒業したサックス奏者です。今日は他にドラム、ギター、ベースを合わせて4人での演奏でした。

 

会は低学年と高学年の2部に分けて行いました。

 

ジャズといえば、あまり子どもたちにとってはなじみが薄いのでは、というジャンルの音楽です。しかし、目の前で躍動感あふれる演奏を見ることができたのは、子どもたちにとって良い機会になったようでした。

 

曲に合わせて、手拍子したり、体を揺らしたり、ぼーっとしたり、音楽の楽しみは人それぞれです。特にジャズは歌詞がありませんから、一緒に口ずさんだりしない分、その空間に身を置き、どんな過ごし方をしても心地よければ良いのではないかと思います。

 曲の途中で、ドラムのリズムに合わせて手拍子を呼応させたり、アドリブで手をたたいたり、子どもたちが参加できるような工夫も取り入れてくださいました。

ベーシストの方が曲に合わせてけん玉の技を披露してくれたりもしました。

写真では伝わりませんが、その正確さ、素早さには、子どもたちから自然と感激の声があがりました。

演奏も素晴らしかったのですが、途中と最後に、代表の尾崎さんが同じ話をされていたその内容が心に残りました。

別々の楽器その一つ一つの「らしさ」が集まって曲ができる。みんなそれぞれ違うのが楽しい。」そんなお話でした。「みんなも同じだよね」って呼びかけていました。

「みんな違ってみんないい」という言葉は、金子みすゞの詩の中にも出てくる言葉として、あちこちでよく聞きますが、「なるほど、音楽もそうなんだなあ」と私自身改めて気づかされました。

子どもたちにとっても、生の演奏に触れる貴重な時間となりました。低学年、高学年それぞれの部で何人かの感想発表をしましたが、子どもたちの素直な感動、感謝の温かな気持ちが表れていて良かったです。

Morning Childのみなさん、ありがとうございました。ご活躍をお祈りしています。

生涯学習部文化課のみなさん、お声がけありがとうございました。

知徳体の体(校長室より)

「知徳体」という言葉があります。

それぞれ頭と心と体を示します。この3つを鍛えてバランスの良い成長を、ということです。この3つを掲げて教育に取り組んでいるのは主に学校です。

 

寒い時期に体を鍛えるための取り組みとして、例えば持久走や縄跳びがあります。半ば強制的であったとしても、その時期を全校で運動に取り組む期間とすることには、意味があります。

 

今、第二次持久走記録会に向けて、限られた時間の全体練習や自主練習に励んでいる子どもたちの姿を見ることができます。

 

一方で、体調不良やカード忘れ、体操服忘れで練習していないたくさんの児童の姿もあります。

 

来週の記録会はお家の方に見てもらえるので、子どもたちは第一次記録会以上にがんばると思います。練習はあまりしていないけれど、当日だけはがんばる、という子もきっといるでしょう。

がんばりというのは、ある程度の練習を積み重ねたことできいてくるものです。体を慣らす意味でも継続的な練習はとても大切です。いきなりいつも走っていない距離を走ったら体がびっくりしてしまいますから。

 

今日も含めて、これからの数回、忘れ物をせず練習に取り組み、そして体調を整えて、本番には良い状態で走ってほしいと願っています。決して無理しない、させないようお願いします。

観察池周りの紅葉がとても綺麗です。

3年生かぶ農家見学(校長室より)

1日中、暖かい日差しが降り注いでいました。

3年生の社会は地域でのお仕事に目を向けることが多く、今日は近隣のかぶ農家の見学に行きました。

 

清水農園さんのご主人の清水さんです。例年お世話になっています。

 

まずは、畑での作業について順を追って説明してくださいました。

 

肥料まきから収穫までの流れにそって、実際の道具や機械を使いながら、その様子を見せてくださいました。

 

耳で聞いたことや、目で見たことを探検バックにつけたワークシートにメモしていきます。

収穫後の作業は、お家で行います。選別から出荷までの流れを教えてくださいました。

一通りの説明が終わった後は、質問コーナーでした。子どもたちからの質問にとても丁寧に答えていただきました。

 

直接お話が伺えるのはチャンスです。熱心にメモをとる子どもたち。

最後は、いよいよ楽しみにしていた収穫体験です。

それほどの力はなくてもするっと抜くことができます。1人3つのかぶ収穫体験をし、お土産としていただきました。

 

「こんな大きいものをとったよ」とうれしそうに見せる子どもたち。おいしいかぶをご家族のみなさんと召し上がってくださいね。

 

実物や本物に触れることは、子どもたちにとって何よりの学びとなります。大変貴重な時間になりました。

 

清水さん、今日は子どもたちのために時間をつくっていただき、ありがとうございました。これからも元気に、おいしい野菜を作ってください。